あーさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

4.7

殺し合いの螺旋を終わらせるには自分が死ぬか自分以外の全員を殺すかしかない
『蛇の道』よりも笑えるシーンが多いからか生と死の緩急が更にキレッキレ
よく分からん書類にハンコを押し続けることで破滅していくこ
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.5

あまりにも異質
この時代のアジア映画の醍醐味を闇鍋にした感じ
搾取する上の者よりも無関係を決め込んで何も変えようとしない「中間」が一番クソってのはキングダムで桓騎も言ってたな
同じく90年代で暴力を題
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女神(1934年製作の映画)

-

ドイツやアメリカにも負けないような素晴らしいサイレント映画がアジアにもあったとは
街娼の女性が息子に教育を受けさせようと奮闘しても地主や近所のオバサンに邪魔されてしまって中々報われないという話だけど、
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あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

4.0

「顔の目の前にある天国と果たされない約束」と「死と祈り」の類似性と必要性
『次の朝は他人』でも出てきた?「小説」という名前の店での会話からホン・サンスは短編小説のような映画を目指しているのかなって思っ
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(1963年製作の映画)

-

鳥がめちゃくちゃ襲ってくるまで1時間くらいかかるけど、それまでの「愛の鳥」を使った大人の恋の追いかけっこが好きだったから全然満足
それにしても鳥の操り方すげ〜まじでどうやってるんだ
緊張感を煽るクロス
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妻は告白する(1961年製作の映画)

4.5

ほぼ100%夫を殺した悪女の法廷劇なのが松本清張が原作の『疑惑』と似ているしこの作品もあややが悪女として出てくるけど、クズ男共のせいで悪女にならざるを得なかった部分が大きすぎて印象は真逆
あややに思わ
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イントロダクション(2020年製作の映画)

-

さすがに達観しすぎでは?
面白味まで無くなっている気が…
恋愛要素少なめで人生が題材になるとモノクロになるのが最近のホン・サンス
個人的にはその系譜の中でも下の方
もっと気楽に酒飲みながらテキトーにイ
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この窓は君のもの(1995年製作の映画)

-

題名と90sの雰囲気が良い
昭和の人が「エモい」と思ったものを全てを詰め込んだみたいな感じで観ていて恥ずかしくなるようなシーンがずっと続くのはきついけど「どうしたい?」「抱きたい」「いいよ」みたいな会
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.3

想像の3倍面白かった
自殺願望しかない19歳の少年と79歳の破天荒おばあちゃんの恋愛の行方
90分しかないからかテンポが良くてどんどん話が進んでくしその一つ一つがアタオカで面白い
ラストの選択も常人に
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マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

-

多くのレビューでストーリーが複雑で分かりにくいと書かれてたけど、登場人物の名前や家柄を覚えれば権力争いに宗教や恋愛の要素が入ってくる意外とシンプルな感じだった
良くも悪くもカメラの動きのクセが強くて前
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.3

売春防止法を慌てて制定しようとする政府とそのゴタゴタに巻き込まれる赤線地帯で働く女性達に共通している敵は「世間体」
赤線が題材の映画は大体傑作
『にっぽん・ぱらだいす』とかよりもお店以外のシーンが多く
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スクリーム(1996年製作の映画)

-

様々なホラー映画を小ネタに使いながらホラーというジャンルの定石を壊してくのが新鮮で面白いな〜
バリモアのビジュめちゃ良いのにすぐ死ぬの残念

清作の妻(1965年製作の映画)

4.0

疎まれて育った経緯や途中で失明する人が出るプロットなどから『大地の子守唄』に似たものを感じたけど、ヒロインの他者に対する行動が真逆のようで興味深い
「他人からどう思われてもいいから一緒にいたい」という
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エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

-

ホラーは苦手だけどアメリカのエンタメホラーは定期的に観たくなる
途中からどうでも良くなるいつも通りの感じだけど、風呂で股の間から爪が出てきたりして中々撮り方が凝ってるから面白かった

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

新作観るから復習!
やっぱり最高ー!
顔を隠して人々を救う裏で1人で悩みや葛藤を抱える「孤高」のスパイダーマンを救えるのはスパイダーマンしかいない!
スタン・リーがカメオ出演したり過去作のオマージュも
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.3

相変わらず面白いし髙石あかりはやっぱ超可愛い〜!インスタフォローし直した!
強盗に恐喝されてパニクって金庫の番号分かんなくなっちゃった銀行員が元カノの番号入れてたのバカおもろい
着ぐるみの闘いはジャン
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ロープ(1948年製作の映画)

-

優性思想持ちの男が自己顕示のために行った殺人の行方
個人的にはヒッチコックの中で面白い方だった
死体が入ってる箱の上の食器とかを家政婦が片付けて開けそうになるシーンは普通だったら要らない部分カットする
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

-

『ロシュフォールの恋人』を超えるミュージカルにいつ出会えるんだ…

新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

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初ジャン・ヴィゴ
多くの血が流れたフランス革命とは違い、少年たちは枕を投げることで学校に無血革命を起こした!
しかもその事件を起こした理由が教師にセクハラされた少女を助けるためってのが最高
前半かった
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とらんぷ譚(1936年製作の映画)

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12人家族で自分以外の11人が死んでも泣かないのがギトリらしい
身長差のある踊り子とキスする時の「つま先立ちの練習になる」って台詞がロマンチックすぎ!
まあまあ面白いけどギトリの中では下の方

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.5

ビリー・ワイルダーで唯一めちゃ面白かった
この作品の後からワイルダーの常連になるジャック・レモンが最高
マリリン・モンローが出てる映画初めて観たけど顔も声も超可愛いな
でも生前のモンローの葛藤をドキュ
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上海から来た女(1947年製作の映画)

4.3

ウェルズ天才
偽装自死殺人計画も突然好意を寄せるファム・ファタール感強めのリタ・ヘイワースも全て怪しい
本筋に必須ではないはずの水族館デートや中国人街の異質さがその怪しさを補足する
積み重なった怪しさ
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Likely Consequence(英題)(1992年製作の映画)

-

夫が家に帰ってきたら知らない男が死んでいてその横に奥さんが呆然と立ち尽くしているところから始まるエドワード・ヤンが監督・脚本を務める舞台劇
YouTubeだと日本語字幕ないけどちょっと英語わかれば話は
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.5

旧約聖書が元ネタ?のカエルの雨だけでなく色々なところにアルトマンの『ショート・カッツ』がオマージュされているけど、アルトマンとは違ったPTAにしか作れない群像劇にしっかりとなっていて最高だった
PTA
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

-

正直そこまで面白いと思わなかったけど、完全にフィクションのストーリーなのにキャストの本当の経歴を色々なところに散りばめているからノンフィクションのように見える作りが凄いし、この豪華キャストでその構成は>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

4.0

意味わかんないことに全力で挑む奴が出てる映画にハズレなし
エロビデオ会社の社長が刺激の強い作品を追い求めた結果本物の拷問や人殺しのテープに辿り着くのはまぁわかるけどそのテープによって洗脳されたあたりか
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荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)

4.0

心霊映画のような火や影が印象的な異色の西部劇
イーストウッド演じるガンマンの全ての行為が人を超越している
その証拠にこの男は蜃気楼の中から突然現れて蜃気楼の中に消えていく

白雪姫(1937年製作の映画)

-

1937年に作られた映画史上初の長編カラーアニメとは思えないクオリティの映像には惚れ惚れするけど、王子様は都合のいい時だけ来てプロポーズの歌を歌うのとキスしかしてなくて草
こんな女慣れ金持ちイケメン絶
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アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

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高度な心理戦での騙し騙される系かと思ってたら感情で予測不明な行動をするバカの尻拭いを頭いい奴が頑張る系だった
何回もピンチがチャンスになる展開は面白かったけど派手さがないからか途中で少し飽きた…
ブラ
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サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

4.5

「北九州サーガ」で一番好きだった
『Helpless』では「暴力と破壊」、『ユリイカ』では「破壊からの再生」、今作では「再生と赦し」がテーマのように感じたけど、これらのどの作品にも共通しているのが登場
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バットマン(1989年製作の映画)

-

ノーラン版の方が好きだけどティム・バートン版も外連味たっぷりで違う良さがある
汚ねえ近未来都市のセットも最高
冒頭で人殺して金奪った二人組の片割れイーサン・ホークじゃん!

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

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破綻してるような破綻してないような絶妙なバランスでグダグダな感じは相変わらず面白いけど個人的にコーエンの中では下の方

マダムと泥棒(1955年製作の映画)

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お婆ちゃんと泥棒の掛け合いがグダグダでクセになるコメディ
「死ぬまでに観たい映画1001本」を追ってなきゃ絶対観なそうな映画だけど面白かった
これが他人の映画リストを追う醍醐味だな〜

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.0

久しぶりに上質なザ・アメリカンムービーを観た
めちゃくちゃおもろい