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「愛する妻を(自分が思う)幸せにしたい」という夫の独りよがりな妄信に対して、乗っかる妻もいれば、「ドント・ウォーリー・ダーリン(心配しないで)」としなやかに諭す妻もいる、そんなお話だと感じました。>>続きを読む
扉の演出に命を懸ける男、アスガー・ファルハディ。今作ではゆっくりと開く扉の演出に痺れました。
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ジヨンの家へ行ったテヒが、おばあちゃんの料理を困惑しながら無理に食べるシーンが印象に残った。誰にでも分け隔てなく接するテヒでさえも、貧困への無意識的な拒否感があるということをよく撮らえているなと感心>>続きを読む
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「監督マイク・ミルズの実体験」という触れ込みがきいているせいなのか、親子の歴史をダイジェスト的に紹介しているにも関わらず、オリヴァーの喪失感をもろに共有してしまった。幸いなことに自分の両親はどちらも>>続きを読む
『わたしは最悪。』のアンデルシュ・ダニエルセン・リーが主演ということで鑑賞。35mmフィルムでの撮影がとにかく美しく、物語も良かった。何よりジュディット・シュムラが美しかった。
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本作について言及するレイ・シーホーンのtweetを見て鑑賞。どのショットも息をのむほど格好良く痺れた。『フィリップ・マーロウ』のようなハードボイルド探偵ものを想像していたので、筋が全然追えない点は苦>>続きを読む
ワンシチュエーションコメディで、関係性がコロコロ変わるのが最高に面白かった。変な終わり方もありだった。
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前半部分で描かれるマイケルとハンナのひと夏の恋模様は知的で美しく、ルカ・グァダニーノ監督の『君の名前で僕を呼んで』を彷彿とさせた。特に二人で自転車を漕ぐシーンは、『君の名前で僕を呼んで』に匹敵する美>>続きを読む
『オフィサー・アンド・スパイ』を観た流れで観賞。本作は『オフィサー・アンド・スパイ』とは対照的に脚色が多分に盛り込まれてるらしいので、そこは要注意だが面白かった。また、「ドレフュス事件」に際して「ユ>>続きを読む
どこに転がるか分からない、最高に面白い作品だった。『TAR』もますます楽しみに。
本作ではじめて「ドレフュス事件」というものを知ったのだが、ナチス占領前のフランスにおける反ユダヤ主義やイスラエル建国の発端となった事件と知って大変驚いた。『ゾラの生涯』も合わせて見るとおすすめ。>>続きを読む
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ルカ・グァダニーノ『ボーンズ・アンド・オール』に備えて、カニバリズム映画というものを初鑑賞した。初めてのカニバリズム映画ということもあってか、何度か吐きそうになったものの、映画自体は面白かった。>>続きを読む
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昨夜『モガディシュ 脱出までの14日間』を観た流れで鑑賞。『モガディシュ』でも気になった「北野ブルー」のような青みがかった色彩が本作でも見られたのだが、これは『モガディシュ』による本作のオマージュな>>続きを読む
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あらすじ通りの『裏窓』『めまい』オマージュから、『フィリップ・マーロウ』や『チャイナタウン』のようなハードボイルド的展開へ。欲張りなほど様々なジャンルを詰め合わせているのにも関わらず、見事に一つの作>>続きを読む
主人公の兄妹が容姿、キャラクターともに大変素晴らしかった。
【メモ】
・劇中で主人公が見てる映画(バスタブの血だけ真っ赤な白黒映画)はウィリアム・キャッスル『ティングラー』。
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ドローンカメラがブンブン飛び回り、ストーリーはありそうでいて何もない、最後はいい感じに着地してエンドロールという、まさしく荒唐無稽の極みで最高だった。『HEAT』meets『ワイルド・スピード』な作>>続きを読む
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リアルタイムで映画館で見れなかったのが心残り。トニー・スタークの死やキャプテン・アメリカの老化もボヤッとしていたので、心の準備ができてしまっていた。序盤にサノスが死ぬ構成には驚いた。