はたなかさんの映画レビュー・感想・評価

はたなか

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関心領域(2023年製作の映画)

4.0

ナチスのホロコーストをベースにしているが、これはあくまでも一例でしかない。

私が、日本や諸外国で起きている凄惨な事象に対し、無意識的に日常という壁で隔て、無関心になっていることに気付かされる。

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ユメノ銀河(1997年製作の映画)

4.4

個人的な嗜好にとても刺さった。
微睡の中を漂うような静かな映画。
モノクロを使った表現が丁寧で、まさに夢現であった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

地に根を張り、雨風を凌ぎ、そこに変わらず立ち続けるという強さ。不変という名の美しさ。

風が吹いたとき、一瞬木の葉から覗かせる太陽の光。変化という名の美しさ。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

不快感や不安感の作り方がとても上手い。
単なるヒューマンホラーで終わらないところも良い。

悪に対する善の無抵抗さ。
嫌なことを嫌と言えないままでいる事の弱さ、無力さ。日本人は特に刺さる部分が多いので
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

イレイザーヘッドのようなアリアスターの自伝的映画。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

彼としては珍しい史実映画でありながらも、彼特有の視覚表現で描かれた一作

やはりキューブリックの系譜
ノーラン的「博士の異常な愛情」

これはノーランが意図したことではないだろうが、日本の公開が遅れた
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

ホドロフスキーが道を示し、リンチが礎となり、ヴィルヌーヴが紡いだ傑作。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

ヨルゴス・ランティモスは映画史という長いパレットに新たな色を加えた。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.4

動きの少ないシーンや辺りの暗いシーンが多く、力強い油絵の絵画のような美しさがある。