ushishiさんの映画レビュー・感想・評価

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

好きな深夜番組がゴールデンになり、予算もできることもふえたのものの好きだったコアな部分は薄まっている… みたいな印象だった。ビジュアルがだいぶカバーしてくれたけど。

ただラストシーン、サイコな元?旦
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

画面のシュールさと美しさはこの以前の作品の方が好きだった。少しメジャーに寄せた作品なのかな?

女王の描き方が面白かった。怠惰で子供のようで、おばちゃん感もなかなか。でも実際あまり能力のない王室の人っ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

大げさな演出があるわけでもなく、だらだらと2人が話してるだけなのに、めちゃくちゃロマンチックな映画だった。

一緒にいれるのは2日だけなのに今日だけは時間がたっぷりあって、いい感じの2人の緊張感のある
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

ジョージフロイドさんの事件を知らなかったら、こんな理不尽なことある?とストーリーとしてはイマイチと思ってしまうような展開。でもこれがアメリカの現実。

主人公のタイムリープは繰り返されてきた黒人の歴史
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羊の木(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスだけど群像劇。犯罪者と彼らを受け入れる人たち。最初の設定はさておき、リアルですこし笑えるような場面もありなかなか良かった。

強い覚悟で足をあらう人、変わるつもりもない人、松田龍平(役名覚え
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ミッドサマーがとても好きだっので観たけど、ミッドサマーよりはホラーらしい映画だった。

自分が死ぬと思ってノートを暖炉に投げたら夫が焼死していくのを見て、絶叫した顔と状況がすごすぎて笑った。楽しみ方は
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

あまり好みではなかった。

虫がはってくるけど、はらえばそこそこのタイミングでいなくなったり、刃物がスレスレで体には到達しなかったり。ギリギリで救われるのは映画やドラマの定番だけど、分かってはいるけど
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.8

私はゴールデン側の人間だから、生き方も最後の歌の気持ちもとてもよく分かる。

結末の感じ、10年か5年前なら共感できたかもしれないけど、今みるともう少し解釈の幅をもたせるか、言葉にすると陳腐なのだけど
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エリーとポールは正反対の得意不得意をもっていて感性もちがう。でもまったく違う2人のまま親友になる。ポールはエリーを好きになりエリーはそれを受け入れられないけど、それでも続く友情。エリーが文句を言ってポ>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

レビューが高評価の嵐で、多くの人との感覚の差を感じてしまった作品だった、、笑。あまりにも違うのでもう一回見るかな?と思うくらい。

過去にもどって失敗した事を上手くいくまでやり直しつづけて、欲しい人生
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怒り(2016年製作の映画)

3.5

エンタメとしても面白く(暗いけど)、いろんな怒りがあって余韻がのこった。

豪華な俳優がみんな実力を発揮しててさすがだったし魅力的だった!

TOKYO!(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

3監督のオムニバス作品なので、評価は足して3で割って全体感を考慮しました。

1.インテリアデザイン(監督:ミシェル・ゴンドリー) ★4

めちゃくちゃ良かった。好みの作品。
物理的に「心に穴があい
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.3

監督がどんなことを訴えたかったのか、アメリカで評価された理由等、Youtubeで映画評論家の町山智浩さん解説がきけます(ラジオ たまむすびの録音)。一応観る前の紹介なのでラストは言ってませんが、だいぶ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

物語の冒頭はありふれたメッセージの歌と、最初は仲悪いけどくっつくカップルというよくある設定で好みじゃないかも?と思ったけど、全体的には良かったです。

セブの演奏で恋に落ちるところや、ミアがセブと約束
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

マーティンはスティーブンの深層心理の具現化、頭では仕方ないと思っていてもどこかで同じ目に自分もあうべきだと思っていたのでは。高い時計をあげるくらいマーティンを気にかけていた。マーティンがおかしな行き過>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

格差社会をリアルに描いているのに、ストーリーが面白くて秀逸。ただリアルに描いているからこそ観た後はつらい気持ちに。そうした気持ちにさせる事がこの監督と作品の力量なんだろうけど、暗い気分がつらかったので>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

4.5

Youtubeで映画評論家の町山智浩さんが分かりやすく紹介しています(ラジオ たまむすびの録音)。多少のネタバレありますが予告編で分かる程度の内容です。観た後でも楽しめると思います!Youtube内で>>続きを読む

悪い男(2001年製作の映画)

1.5

いろいろ考えて、他の方の感想も読んだけど肯定的に受け止められない映画だった。

歪んだ(純)愛といえば聞こえがいいけど、すべて受け入れて愛してくれる"母の愛"的なものを女性に求めないでほしい、としか思
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃよかったんですけど、だいぶ前にみたので忘れてしまった。DVD買おうかな、、

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.0

楽しく、感動はしたんですけど「きっと、うまくいく」が素晴らしすぎて、それと同列でオススメされていたのでちょっと期待しすぎました。

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.5

とてもよかったです。

前作が大好きで何度も観ていました。小説も少し前に読み始めたのですが、なぜか泣けてきて読み進められず放置。深く考えていなかったのですが、リターンズをみてその理由がわかりました。
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私の男(2013年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

小説で共感したところが、映画版では完全に真逆の解釈(結論)になっていて悲しかった。

原作を読んで、近親相姦は「世間の価値観」の象徴と捉えていた。世間では悪いこととされているけど、花は自分の気持ち(父
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まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

前作の方がよかったかな

多田が仰天をムリに娘に向き合わせようとしたけど、そういうおせっかいがない世界観がよかったのにと思ってしまった。もう少し自然な形でもっていってほしかった。

あと笑わせようとし
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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

自分の人生をあきらめている行天だけど、いじけている訳でもなく、人への優しさはおせっかいにも見えず、何とも切ない気持になる。行天が大事になり始めた多田は、そんな行天を怒るのだけど。それもまたいい。

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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

女性を"人形"としてしか愛せない男の話。
(根拠は映画に散りばめられていいたけど長くなるから、いつかかくかも・・。)

娘を襲った少年を、復讐のために妻のように改造し、愛してしまう。外見が同じなら自分
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