まるさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

まる

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テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

2.7

アルツハイマーの研究の一環で優しそうでかわいらしいおばあちゃんを取材!と思いきやまさかの憑依ものである。

アルツハイマーっぽい症状が現れるも、だんだんとただのアルツハイマーじゃないな…?という現象が
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テルマ(2017年製作の映画)

3.5

ハッピーエンドと言いたい神業による両親への贈り物は抑圧からの解放に見える。
美しい雪景色のオープニングは不穏さが漂っていて好きだ。

物語序盤から特に宗教を深く信仰しない人には違和感を感じるくらいの両
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ALOYS/アロイス(2016年製作の映画)

2.8

夢を見ているような映画だった。
途中ちょっと眠くなったのは否めない。

周囲を遮断し、拒み、ただ盗撮した動画によって世界との繋がりを保つ探偵。
その動画が盗まれ、取り戻すために否応なく電話によって犯人
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.4

彩度低く薄暗く、そして皮膚の内側がゾワゾワする。タブーを見たような、倫理に反するものを見たような気持ちになる。

美男美女は出てこない。お世辞にも美しいとは言えない、男とも女ともわからない2人。
孤独
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.1

生理に伴う体の変化ではもはや説明のつかない変化。
よそよそしかったイケてるクラスメイトは段々と友達になる。

綺麗で幻想的で切ない青春と友情だ。
ミアもジアンナも美しく思春期特有の脆さがたまらない。
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.6

主人公と映像がとにかく美しい。
無邪気な天使のようで悪魔のように妖艶。
楽しげに悪びれもなく悪事を働き、何でも手に入れる。

華やかな色彩、まさに天使のような美貌、それでも手に入らないもの。
手に入ら
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.5

80年代の人魚姫。
陸に上がり恋をする。
映像がエロティックで美しい。

人魚は人を食べるからグロシーンもあるが綺麗で良い。
毒々しく美しい姉妹のラストは対照的で、アンデルセン童話そのままだ。
話がど
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

2.4

面白かった。二転三転するどんでん返し。
でもあんまり爽快感は無かったかな…ヒロインが立ち位置も微妙、申し訳ないけどそんな可愛いわけでもなくちょっと同級生にしては老けててその子いる?って思ってしまった。
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.6

怖すぎる。最悪だ。
最高に狂った母。

必死に自力で状況を打開しようとする娘の逞しさと力強さが救い。賢い子なんだな。
RUNという題名がいい。

やっぱり一番怖いのは人だ。そういうホラーが見たい人には
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.0

和やかで和気藹々とした会話の中に垣間見える不穏さがたまらない序盤。
製作陣の目線の鋭さとBGMがないゆえの咀嚼音や皿の音がやけに気持ち悪い。

居心地の悪すぎる食卓は絶対席につきたく無いが、側から見て
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

村上春樹の小説そのまま映像化したような映画。
前半、感情の起伏のない会話が淡々と続く。わざとなんだろうが朗読のような滔々として抑揚のない音声。BGMもほとんど無い。

感情を押し殺し削ぎ落とした先に何
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シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.1

60年代の映画であることを前提に、最恐ホラーと聞いて楽しみだった映画。
さすがに現代の超リアルなCGや鮮明な映像、凝った音楽とカメラワークなんかに慣れてる現代人にとっては最恐は言い過ぎだ。

でも幽霊
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太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男(2011年製作の映画)

3.3

史実というのを聞いて事実は小説よりも奇なりと思う。
この時代、軍人の司令官として生きる中で民間人の命を重んじ投降させ、米軍に下った裏切り者と呼ばれるものを生かす決断をした人がいることがすごい。

でも
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.2

あらすじだけよんでこれ「恐怖の報酬」じゃん?と思ってしまった。

運ぶものが危険なんじゃない、運ぶ道がたった80cmの凍り。
そして人。恐怖の報酬とは全然違った。
兄弟の絆もクソ人間も、強くて逞しい男
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.9

根深い。生活保護、その原因となった貧困、貧困の原因の何か。
生まれ育ち、環境、自分のせい、人によって様々だし、どうにかできたかもしれないものも、どうにもならないものもある。

セーフティネットである行
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.6

恋愛から一歩踏み込んだ結婚、ひいては相手の家族や新たに家族となる結婚相手との関係性がテーマなのかな。
相変わらず見ていて微笑ましい2人の関係、それだけでは済まされない2人以外の人との関係。
日本では結
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.1

まっったく期待してなかったけど良かった。
シャイニングが好きだから続編か〜どうせ大したことないんだろうな〜と思ってたし、前半は正直シャイニングを感じる場面もほとんどなくて見続けるか迷ったけど、後半はち
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MAMA(2013年製作の映画)

3.1

ママがテーマなのでしょうがないかもしれないが男性陣見せ場なし。
アナベルが母になる過程と母が子を取り戻す話。

ママのビジュアルは良かったけどホラーというか救いのないダークファンタジーという印象。
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.3

長いけどさすがフィンチャー、見応えがある。

最後までただエンタメでもなくラブでもなくミステリーだけでもないので飽きなかったが色々と見ていてキツいシーンが多い。
濡れ場も、クソ後見人も、主人公のだらし
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.1

綺麗な画が全くと言っていいほど出てこない異色の映画。
最初から終わりまでずっと不潔でみじめ。
また見たい!とは全然思わないけど、唯一無二、独特の読後感を味わえる。

理性も外聞もなく酒とセックスしか頭
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イレイザー(1996年製作の映画)

2.9

シュワちゃんの筋肉は硬そうでいい。
首の太さとまっすぐな眉がまたカッコいい。

撃ちまくり爆破しまくり。
派手は派手だがちょっとアクションは単調かも。
でも両手にでかい銃を構えて撃ちまくるシュワちゃん
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心霊写真(2004年製作の映画)

3.6

王道ホラー。ジャパニーズホラーっぽい方向性のホラーで面白かった。

わかりやすい話、そしてあ〜、これこれ!と言いたくなる恐怖演出の数々。
わかりやすさは面白い映画の条件の一つだと思うので、個人的には楽
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コブラ(1986年製作の映画)

4.2

キメキメすぎてクサいくらいのアウトローでワイルドなコブラがかっこいい。それが様になっちゃうシルベスタースタローンはやっぱりカッコよすぎる。

80年代らしいファッションも車もキメ方も時代は感じるが正直
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.0

相変わらず強くてかっこいいシュワちゃん。
そして敵も眩いくらいに美しい女性だ。しかも強い。最高。

ただ正直あれだけ美しかった少年ジョンコナーがこれか…と少し絶望感から始まってしまった。ごめんなさい。
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.4

シュワちゃんのかっこよさ、肉体美、そしてエドワードファーロングの目を見張る美しさ。

機械人間と人間の交流、そして悪ガキに教わるスラング、別れ。
見事に話も綺麗で感動する。これがあの名シーンだ。ラスト
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.3

名前はめちゃくちゃ聞いたことあるけど実は見たことなかった。
ターミネーターってこういうことだったんだ。

見たことない人も知ってる有名シーンはどうやら次回だったようだが、テンポもよく、シュワちゃんカッ
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.4

ランボーこれまでにないピンチ。
なぜなら相手はメキシカンマフィア。しかもそこに単身で乗り込む。
わかっててもランボーがボコボコにされるシーンは辛すぎる。
前半、これまでと毛色が違うなと思ったがランボー
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

4.0

映像のリアルさが前三作とは桁違い。前までは爆発アクションがメインだったが、それにより殺される人々が鮮明だ。時代の進みを感じる。
より惨殺行為のの残酷さ、恐ろしさ、非人道さに焦点が当たっているように思う
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.1

何度見てももはや超人的なまでの肉体美と強さ。
強いしかっこいいし、デカいし、もはや漫画の主人公か?って感じで最高です。

肉体派俳優はいっぱいいるけど、武骨で無口でボソボソくぐもった声でしゃべるスタロ
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.5

肉体美が凄すぎる。なんだこの胸板の厚さ。

ストーリーは単純明快、派手なアクション。最高。特にヘリ戦は良かった。
やっぱりわかりやすさというのは映画において大事な要素だと思う。

でも、ただ派手なアク
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ランボー(1982年製作の映画)

4.0

若き日のシルベスタースタローンはなんでこんなカッコいいんだろうな。
肉体も顔も、くぐもった低い声もカッコいい。

名前は知っていたが見たことのなかった作品。
後半まで正直、なんでランボーそこまでするの
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ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

2.5

キャストがめちゃくちゃ豪華!
画も綺麗でステキなカットも多い。

でも肝心の話が正直微妙だ。
登場人物と要素が多くて、メインが薄れた印象を受ける。
話がとっ散らかってるというか。

もしくは私には難し
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

ラストの虚脱感と絶望感。
なんで、なぜと言いたくなる。

悲しい絵本を読んだような気持ちだ。
演劇と歌の好きな女性がグリーンマイルを歩むあのシーンはとてもじゃないが忘れられない。
せめて彼女のまさしく
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

奥さんに感情移入をしてしまったからつらかった。
でも、愛だ。

最初に性転換手術を受けた男性がモチーフだが、そこまでの葛藤が丁寧に繊細に描かれる。
エディの演技がすごい。女性より女性らしいかもしれない
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.2

絶対に途中でやめてはいけない。
最後まで見ないときっとこの映画の伝えたいことは1/3も伝わらない。

自分でほしい情報だけを拾い集めることのできる現代だからこそ、目を背けたいものも見る必要がある。
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.0

すごくいい。
かわいくて、キラキラしていて、葛藤すら美しい。
自分になかった世界を見せてくれる他人を友人と呼ぶのかもしれない。知らない世界は怖いかもしれないが美しくて素敵かも。

キャラたちの純粋さと
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