まるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町(2014年製作の映画)

3.3

面白いは面白いが、かなり見辛い。
POV形式の映画は見辛さを覚悟してみるが、それにしてもかなり揺れる。

ただ、恐怖の演出はなかなか面白かった。
一瞬だけ写って「何」なのか理解しきらぬうちに消えるモン
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

2.6

ギスギスした撮影現場の空気がイヤだ。
二画面で進む映像といった試みは面白いし、リアルさを追求した演出もいいけど後半のチカチカで目が死にそうだった。

心身ともに元気な時は楽しめそうだが、落ち込んでる時
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ビヨンド(1980年製作の映画)

3.7

ストーリーを重視してみると納得感が薄いかもしれないが、フルチのゴア映画としてみると大変楽しい。

頭が潰れ、溶け、虫が湧き…考えうるイヤな死に方をとにかく詰め込んだお得パックである。
グロが苦手な人は
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ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)

3.3

望んだものがなんでも出てくるまさに夢のような部屋。
そんな家に住んだら、きっと引きこもりになる。ステキなドレスもいいお酒も、ご馳走も宝石も、何もかも手に入れた夫婦。

お金に困っていたが、もう願いを叶
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.0

リメイクが沢山されているミステリー。
非常にテンポがいい。

構成はかなり!複雑だが解説もテンポよくわかりやすく行なってくれるので最後はスッキリである。

誰を信じていいのか、誰が何をしたのか、二転三
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ユージュアル・ネイバー/マッド・マザー 生贄の少年(2013年製作の映画)

3.3

イヤな映画であるが母の愛の強大さを思い知る。

家から出られない足の悪い少年に出会う引っ越してきたばかりの少女。
せっかくの友達なのに、彼の親は友達を喜ばず引き離そうとする。

異性の友達を警戒してな
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記憶探偵と鍵のかかった少女(2013年製作の映画)

3.3

記憶に潜り込む特殊能力を持つ探偵が引きこもり少女の記憶を辿り、トラウマを解消するために苦戦、のはずが。

途中から嫌な予感はしていたが、まさにそれが当たった映画である。
金持ちの家は豪華で見ているだけ
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アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(2014年製作の映画)

3.6

全然予想できなかったけど、わかりやすくて面白かった。
建物や服飾といったデザインも重厚でいい。

精神患者や障害のある人への偏見が今よりもずっと強かった時代の映画なので、人権的に辛い内容も含まれる。
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プリースト 悪魔を葬る者(2015年製作の映画)

3.3

王道エクソシズム映画をアジアでやるなら、なるほど韓国かもしれない。

カトリック教会の規定というか、内部事情も知らなかったので序盤で知ることができて面白かった。
悪魔は人間の心の闇に付け入る点をうまく
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オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)

2.9

もしかしたら犯人かも、いやここまでされても口を割らないなら違うかも…

疑心暗鬼の止まらない110分。
拷問的なシーンが多いので見ていて痛い!と感じる場面も多かった。
犯人探しに必死な刑事、娘の仇を討
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

すごく好きな映画。
出てくる人々のビジュアルの良さ、「効率よく」集められた「優秀」な人材とそれ以外の人。

キッチリと序列のつけられたグロテスクな世界を欺き、「優秀」じゃないのに「優秀」な人と引けを取
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.2

映像暗め、出てくる人多め、展開のテンポの良さで面白かったが私の頭では理解が追いつかない部分もあった。

この人誰だっけ?あれ、死んだ!?みたいなことがありつつも、二転三転する構成と誰を信用したらいいの
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.6

何不自由なく暮らすセレブのマリアンの結婚式。
平和できらびやかな高級住宅街の外に広がるのは貧困にあえぐスラムの人々。

持てるものと持たざるものの序列がある日入れ替わったら?
クーデターによって崩れた
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.4

皮肉なコメディである。
地球からのしっぺがえしでアルマゲドン、世界の終焉をクリスマスに迎える人たち。

娘の学費で買ったステキな衣装に身を包み、着飾り、ご馳走を用意し、愛する家族と友人と踊り明かす。
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ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.5

少し古い映像にあわさるブヨンブヨンの気持ち悪い生き物が次々に人を襲う様は気持ちいい。

古典的ともいえるわかりやすい展開といい、ブヨブヨに飲み込まれる人々のビジュアルといい、人外が人を襲う描き方がいい
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ハンガリー連続殺人鬼(2016年製作の映画)

2.9

事実は小説よりも奇なりとはよく言うものだ。
実在する殺人犯がモデルとなった映画。

苦戦した犯人探しの末に見つけた男をなんとか犯人に持ち込み、それでも続く殺人。
のうのうと死姦ライフを楽しむ犯人。
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ディセント(2005年製作の映画)

3.0

アクティブでキラキラした美女集団のアウトドア模様かと思いきや、下調べが甘く洞窟で絶対絶滅。

仲良さそうに見えたキラキラ女子たちの浅さというか友情模様が異様にリアル。
一概には言えないが女性の交友は踏
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モーリス(1987年製作の映画)

3.3

知的な上流階級、しかも同性愛が罪であった時代。
そんな中で惹かれあってしまった二人。

エンタメというか娯楽として同性愛描写は好きなのだが、時代によって描かれ方が全く異なるのは興味深い。
近年を舞台と
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ギフト(2000年製作の映画)

3.1

終わり方はとても好き。
予知ができる才能、ギフトを持ったシングルマザーが殺人事件に関わり、解いていくと言うシンプルなストーリーである。

展開は読めてしまうところがあるが、推理もの、サスペンスというか
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.3

優雅で豪華で知的でおしゃれな人々。
でもみんな嫌すぎる。こんな家で暮らすのはしんどい。

嫌味の応酬と猜疑心。

美しく豪華なファッションと内装は見ていて最高である。金持ちっていいな。
でもこんなギス
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.6

みんな我欲的でアホなことに真剣に向き合っている。
なるほど人生とはそう言うものかもしれないとわかったようなことを言いたくなるが、皮肉の効いたコメディだった。

途中のガーターに落ちた夢がはちゃめちゃな
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

前情報なし、レビュー読まず、原作知らずで見たから混乱と衝撃を楽しめた。

映像表現も衣装も世界観が実に凝っている。
幼児が言葉を覚え、自分の世界を広げるように成長していくベラ。
親が子に言う「危ないか
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ゴシカ(2003年製作の映画)

2.6

サスペンスなのかホラーなのか分類に迷う。
始まりかたは面白かった。
心理学者として分析する立場の彼女が、突然される側になる。

しかも最愛の夫を殺した容疑で。

というのは面白くてワクワクしたが畳みか
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

都合が良すぎるだとか、そんな強い人間いるかだとか、そんなことを言うのは野暮である。
抑圧の歴史に立ち向かう強さという暗く重いテーマへの尊敬を忘れず、祖国への愛と誇りを描いた大作。

ともすれば愛国主義
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

2.8

設定がめちゃくちゃ面白くて良かった。
でも申し訳ないがオープニングから中盤までしかしっかり覚えてない…。

ただ、映像美は素晴らしかった。こだわりを至るところに感じる。
中盤以降は頭が混乱するような作
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.2

腹にビデオを突っ込むシーンなどビジュアルが衝撃的だが、内容は風刺に富んだ抽象的な作品であるだと感じた。

ビデオにのめりこみ、現実と妄想の境目がわからなくなっていくことへの風刺?
古い映画故のCGも頭
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パラミドロ(2021年製作の映画)

2.9

ホラー、スリラー、SFどの要素もあるがコメディと捉えていい映画かなと思う。

主人公のブラスコは粗暴で女性軽視の発言も多いし、紳士とは言えないオッサンだ。
でもだんだん好きになってしまう。
あまりグロ
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母という名の女(2017年製作の映画)

3.2

もう嫌な映画No.1といいたい。
映画の作りも設定も、進め方も上手いし飽きない。
でも家族、母親という不変な関係性をこんな形で描くのはキツイ。

題名でおよそ想像できるだろう、母親よりも「女」である女
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ディアスキン 鹿革の殺人鬼(2019年製作の映画)

2.5

短くて見やすかったけど内容は凝ったモノではない。
ただ革ジャンが好きなあまり他人が着てるのを許せなくて追い剥ぎして殺す設定は単純で面白い。

アデルエネル!と思ったがそんなに出番が多いわけではない。
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KUSO(2017年製作の映画)

2.6

一応ストーリーはある。
でも題名そのまま、まぁクソである。

とにかく汚い。本当に汚い。
でも汚いし食事中なら確実に見るのをやめる映画だが、元気な時はもう一回見たくなる気もする。
なんだろう、ちょっと
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ロード・オブ・セイラム(2012年製作の映画)

3.1

ビジュアルがいい。だから、終盤のサイケデリックでグロっぽい頭おかしくなりそうなシーンの数々はモザイクなしで見たかった。

途中までわりと地味で単調な感じだが、途中からガラッと変わって引き込まれた。
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マシニスト(2004年製作の映画)

3.3

イケメンマッチョのイメージが強いクリスチャンベイルがガリガリというビジュアルだけでまず驚かされる。
ネタバレ厳禁のどんでん返しと言ってもいい話なのでフィルマークを閉じて、とりあえず見よう。

睡眠が取
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キラーコンドーム ディレクターズカット完全版(2023年製作の映画)

3.5

この映画がリメイク版だったなんて。
お下品な下ネタが嫌いじゃなければ見て欲しい。
くだらないけど正直、めちゃくちゃ面白かった。

とにかくテンポがよく、わかりやすい。
イケメンとは言い難いぽっちゃりハ
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スリザー(2006年製作の映画)

3.3

寄生タイプのエイリアン?はこうあってほしいなぁ〜という古典的要素を守りつつ、いい年したオジサンの恋愛要素も純粋なくらいキレイに描き(キモいおじさんもいる)、うまく要素を詰め込んだ映画。

寄生された人
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.2

前半と後半の切り替わりが面白い映画。
序盤のドキドキ感がいい。
だが申し訳ない、わたしの理解力が無さすぎて「彼女」が結局何者だったのかと題名の意味が一回では理解できなかった。

ので、改めて解説を読ん
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スキン・コレクター(2017年製作の映画)

2.9

題名から想像した内容とは少し違ったが、予想の裏切られ方が面白かった。
奇病の原因も面白い。

ただ描写自体はそんなわけないだろ〜と言いたくなるようなものもあるのでリアルな描写を求めるのはほどほどに。
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