まるさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

前情報ゼロで見たのは初めてだ。貴重な映画体験。
哲学的というか、それこそ人生とは生きる意味とは、みたいな内容なので多分人によって解釈異なりそう。

ジブリの作画の美しさは人物も背景もさすがで見る価値は
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.5

早く終われとエンディングに祈った映画は初めてだ。
そして俳優みんな演技がすごい。ミアゴスの表情筋のすばらしさはいうまでもないが、ミッツィ役もかなりすごい。

田舎の農場でスターに憧れながらも敬虔で厳し
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EXIT(2019年製作の映画)

4.2

あんまり期待してなかったけどとってもいい映画だ。
カッコいいはずなのにカッコよくない、情けなさというか等身大というのかそんなところのあるヒーローだ。
筋肉はムキムキだけど就職もできないし、好きな子に振
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カット/オフ(2018年製作の映画)

4.1

金持ちっていいな〜高い車はすごいんだな〜って思った。

それはさておき、めちゃくちゃ面白いサスペンスだった。
真犯人は君だ!と思ったら違う、というのを繰り返し真相に迫る。
そしてポンコツ金持ちくんはお
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残酷で異常(2014年製作の映画)

4.1

面白い。構成と発想がすごい。

題名がよくわからなくて見てなかった映画だが、起承転結がハッキリしていて、オチも綺麗で納得感があり、胸糞悪い!ということもない。
自分を含め殺人は当然よくないが、殺人を肯
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デモンズ2(1986年製作の映画)

3.5

キンタマ攻撃するデモンズとかいたり、デモンズの個性がすごい。

デモンズの登場はちょっと予想外だったが、斬新で面白い。
グロ要素はあるのにエロ要素がないのは惜しいというべきか良いというべきか。
アナロ
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ビースト(2022年製作の映画)

3.1

母を失いバラバラになりかけた家族、娘を守るために命をかけて怪物と戦う父、という定番設定。
ただこれまで自分がよく見てたのはゾンビだったりエイリアンだったりしてたが、強くてデカいけどライオンである。
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カルト(2012年製作の映画)

1.7

CGのチープさといい終わり方といい雰囲気フワッとホラー。

世界観が物足りない。ふわっとしてる。
あんまりジャパニーズホラー合わないのかもしれないなと思ってきた。
終わり方が完全に打ち切り漫画である。
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デモンズ(1985年製作の映画)

3.6

時代を感じさせるアナログな描写に映画人の工夫が伺えてワクワクする。
映画館に招待された観客が映画の通りにゾンビ化して大騒ぎになる、というストーリー。

バキバキの原色の緑やらピンクやサイケデリックな色
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トリック 劇場版(2002年製作の映画)

2.7

か、かめーっと思ったけどギャグだったので亀は無事。
ドラマと同じギャグは残ったまま、山田と上田の関係も。
オカルトチックな因習のある田舎町というホラーお決まりの設定なのに他の方映画とかは全く違う独特の
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THE JUON/呪怨(2004年製作の映画)

2.0

洋ホラーでお馴染みゴーストハウスにサムライミ。
日本のじっとり湿度勝負というよりはジャンプスケアも多くなり、やはり洋画ホラーだ。
時系列をバラバラにする手法は同じだが、CG伽耶子になりスタイリッシュだ
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呪怨(2002年製作の映画)

2.3

ギャグとして使われた伽耶子たちの方が本家を見るより先だったので白塗りも猫も可愛く見えてしまって怖く感じられなかった。

ガガガみたいなゲゲゲみたいな声はなんの音なんだろうか。死ぬ前のイビキ的なやつか?
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モンスター・フェスティバル(2018年製作の映画)

3.8

見ながら拍手をしたくなる映画。
ホラーファンには堪らないネタ満載。
悪魔のいけにえのようなゾンビシーンではA.ロメロ、SAWのような拷問部屋、ITの揺れる赤い風船、スクリームを思わせる運動神経抜群のナ
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ファイナル・デッド・ツアー(2020年製作の映画)

2.9

ホラーコメディと言えばホラーコメディ。
でもなんだか寂しい映画だった。

仲間になりたかった怪物。仲間が欲しかった怪物。
スプラッタもあるし下ネタもあるし、楽しかったけど終わり方が特にいい。
バンド映
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キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

3.6

短くテンポ良く面白い。
スプラッタではあるので血がダメな人には勧めない。でもそんなリアルではないので楽しめると思う。
服飾業界の闇というか問題点を取り入れつつ、ちゃんとホラーコメディとして描いている。
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

3.8

短くて見やすく、グロくてテンポがいい。音楽もポップでノリノリで踊りたくなるゾンビ映画だ。
ライティングも華やかで鮮やかで良い。

動けるゾンビから逃げる巨乳美女。
血飛沫、肉、臓物、脳味噌、脂肪。映像
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呪怨(1999年製作の映画)

2.6

ジャパニーズホラーと言えば呪怨ではないか。
リングに並ぶ巨塔。ようやく見た。
これだよこれ!と言いたくなる日本的恐怖の根源はやはり音だろう。不快感を起こさせる音。聞きたくないんだよと言いたくなる音。
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

2.4

題名とポスターの想像とは違った。そして全部説明してくれる映画を期待してみるものではない。

マジカルガールはもちろん一つのモチーフだし、それが発端となることは間違いない。
でもそれを期待してみると全然
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ザ・カニバル・クラブ(2018年製作の映画)

2.1

題名とジャケットとはちょっと違った。
使用人を誘惑して不倫に勤しむ富豪の美人妻、かと思いきや夫もグルで殺人と食人を楽しんでいた。

秘密の会合も食人パーティーも期待すると全然無い。カニバル「クラブ」が
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チャーリー・セズ / マンソンの女たち(2018年製作の映画)

3.5

あまりにも残酷で猟奇的な事件をモチーフに、しかし焦点は事件ではなく犯人たちに合っている。
男性をきっかけにコミューンに入った若い女性たちが、なぜ、どのように洗脳されていくのか。そしてどうなったか。
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コロニア(2015年製作の映画)

3.5

オオカミの家という未公開映画に興味を持って調べてたら、実在するカルト集団がモデルと知り、そのカルトを描いた映画が既にある!と見てみた。

緊張感と圧迫感、理不尽さがすごくて面白かった〜とは表現できない
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.4

美しいし頭もいい。素敵な男性だしいい父親になりそうだ。

各州で多発する女性を狙った殺人事件と並行するそれの裁判。
最初は無罪を信じていた婚約者も疲れ果て段々と離れていく。
次々と人を殺してきた男がた
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MAY -メイ-(2002年製作の映画)

2.6

最終絶叫計画のあの子がいる!と思って笑ってしまった。
純粋なホラーとはいいがたいコメディ感。笑っていいとこなんだよな?

ずっと友達も彼氏もできなかった社会経験ゼロの女の子が恋愛にも友達からも望む物を
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.1

坂本龍一の音楽は本当に美しい。鳥肌が立つ。

鬼畜米兵と教えられ、敵国として戦い、殺し殺された相手。
文化の違い、宗教観の違い、それらによる考え方の違いは随所に現れ、互いに理解するのは不可能だろう。
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

2.8

潜入シーンはバイオハザードの探検パートみたいで面白い。
不気味さと不穏さとワクワク感。

どんなB級かと思いきや割とキチンと正統ホラーだった。
家が不気味なだけでなく、因縁もあり伏線もあり。
ホラーの
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

序盤に痛い拷問シーンが少し入る。それ以外はあまりグロシーンはない。
狐狼の血が1.2ともに見ることができたなら多分大丈夫。

サイコパス映画は邦画でも洋画でもいくつもあるが、この阿部サダヲはリアルでい
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ゾンビ・サファリパーク(2015年製作の映画)

3.0

B級ゾンビ映画みたいなと思い見つけた作品。
その割に設定が凝ってて面白かった。
そしてなんやコイツ!という人はだいたい死ぬし(死なないでいいよというかわいそうな人も死ぬけど)、生き残ってくれ!と思う人
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犬王(2021年製作の映画)

4.2

アニメ平家物語が大好きだったので、その続きにあたると聞いてめちゃくちゃ楽しみにしてた。
なので、最初はびっくりしたし、これ本当に平家物語?という感じだった。
だがその戸惑いは鑑賞が進むにつれて無くなる
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

前編と後編に分けられる構成。
ネタバレすると意味がないので何も見ずに鑑賞することをお勧めします。

すごい怖いわけでもないが、日本ホラーのお約束は回収していくので王道感もわりと楽しめる。
前半鑑賞中で
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

子供の時は所属している小さなコミュニティが世界のすべてだ。
まず家庭、そして保育園や幼稚園の先生やお友だち、小学校にあがると自我も芽生えていよいよ「クラスが世界のすべて」になる。

普通じゃない異質性
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貪る。(2012年製作の映画)

2.5

ドンデン返しといえばドンデン返しなのであまりレビュー見ない方がいいと思う。

重病の息子のために南米からアメリカに出稼ぎに来た母。
労働環境は良くなさそうだし何より彼女を取り巻く人が悪い。見下し、性的
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らせん(1998年製作の映画)

2.1

貞子以外と普通の子だった。
死人と交わるって倫理的に怖いけどエロティックでいいなと思う。
じめっとした発想が日本ホラーっぽい。

けど、あんまりホラーではない。
リングの恐怖の貞子ってこんな子だったん
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

伏線が細かいが見事に全部回収していく。
ビジュアルのみんなが夜空を見上げる画が印象的だが、まさにこれは「動物の目」を「見る」ことが大きな鍵となる。

動物と暮らす人は愛する動物と目を合わせて語りかけた
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.6

53年版は見たことがあったが、こちらは見たことがなかった。

話の流れはわかっていたが、こちらでは個人的に整備シーンが印象に残った。
運転シーンは瞬きを忘れるほどのスリル。ハラハラドキドキを味わうなら
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パラノーマル・アクティビティ2(2010年製作の映画)

2.3

犬を襲うな悪霊!直接は映らないけど。

前作とも繋がりが深い作りなので1より面白かった。
そして映画っぽくなってる。モキュメント感は薄れるけど映像が豊かで見応えが増した。
犬と赤ちゃんがかわいい。
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

2.2

モキュメント、つまり本物っぽくドキュメンタリー風に作られた映像でありホームビデオの延長線という感じ。

何が起きるかなというワクワク感がある。
けどメリハリがあまりないのでちょっと飽きた。最恐を名乗る
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