衝撃的。
なぜ自分は人や他との境界線が甘いのか
距離感を測ることが難しい
人を自分ごとにしてしまう
「受容して認めあう」ことの難しさ
すべての悩みや葛藤が凝縮されて言語化され、映画作品となっていた>>続きを読む
絶望を知るための映画
…を観た翌日も食べ物に困ることもなく病院に駆け込むこともなく生活は続く。
ただ、脳内で動かなくなった子どもの映像は繰り返されるようになった。
「すべてはバランスだ。やり過ぎたらバランスが崩れる」
濱口さんの作品は私的であればあるほど好きだと気づいた。
人間が動物的でとてもよかった。
「最初からそうすればよかったのに」
「私には分からないなら、それでいいでしょ」
「言うつもりだったの。私のことを好きになって、って」
「誰かを好きにならないと人生なん>>続きを読む
音楽ムービーかと思いきやほぼクライムドラマ
テンポよかった
生きることに、表現することにここまで純粋でピュアな人はいない。
心から尊敬する表現者。
言葉にすると嘘になる。
まっすぐな自分の気持ちを伝えている。
正しいことなんて要らない人間の感情。
今観てよかった。 悩んでいた人間関係が少しどうでもよくなった。
こんなにも台詞と人は分離されているのに、表面上は自然を取り繕っていてものすごく恐ろしかった。「本物になる過程」だけど私には最初の棒読みの方がよほど本物に思えた。
ミツバチのささやきを鑑賞した10数年前から、現在までの時間も内包されていてとても良かった…
映画を囲むすべて。
ドライヤー亡き後も奇跡はある。
映画は続く。
映画の映画に弱い…
言葉を発する前の、
距離が縮まる前の、
出会う前の、すべての間にある暖かさがよかった。
仙人のような達観さ。
最後の、人間らしい笑顔がとてもよかった。
心の綺麗さが個人的には眩しすぎた。