パチクリくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

パチクリくん

パチクリくん

映画(361)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.0

デビッド・リンチ好きには刺さるのだろうか。
サルの口元がディープフェイクみたいで話が入ってこなかった。

ザ・グリード(1998年製作の映画)

4.5

モンスターパニック映画としてはコアな人気のある隠れた名作。
テレビ放送の度に録画するのはこれとコマンドーくらい。

掛け合いやテンポ、グロ表現など十分にA級に匹敵する内容で、パニック映画好きなら是非と
>>続きを読む

クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

3.5

豪華声優陣で送る初期のクレしん映画らしい滅茶苦茶でご都合主義の映画。
映画というよりテレビのスペシャル版に近い。

マカオとジョマ戦はこれぞクレしんなおバカ展開。

ヘンダーランドが群馬にあったことを
>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

重く緩く暗い緊張感の中、死にゆく男の後悔と人間愛が描かれる。

決して派手ではなく面白い訳では無いが、飽きさせない演技と惹きつける陰鬱さがある。

簡単に自業自得と切り捨てる事は出来ず、一方で彼を憎み
>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(2000年製作の映画)

3.8

振り返るとクレしん映画の分岐点ともなった作品。
元祖嵐を呼ぶしんちゃん。
パラダイスキングはシリーズの中でも結構好きな悪役で、それに正面からぶつかるアクション仮面がカッコいい。

冒頭は滅多に映画に出
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

予告で見ようと決めていたが自分には合わなかった。
マルチバースの知識が前提な事、コメディである事など全て分かった上で観たが、感想としては見終わった後にあまり残るものが無かった。

ジャンプのやり方など
>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

3.7

シリアスにもコミカルにも振り切らなかったせいか、やや無難に落ち着いた印象。
作品としては悪くないので、ポップコーンムービーとしては丁度良い。

珍しく川口の出番が多く、ボーちゃんの大和田獏が最高。

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.9

ホーム・アローンを大人が脳筋で作ったバイオレンスコメディ。
サンタであることを面白可笑しく組み込んでいて、特に冒頭のAmazonの段ボールが最高に皮肉。

四次元ポケットの代わりが脳天潰しハンマーなの
>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

セリフ無し、字幕ほぼ無し、そのため万人に刺さる短編映画。

音楽もほぼ無いため自然と見入ってしまい涙する。

予告もあらすじも何の情報も無しに見て欲しい。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.4

LA、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキ。
全く異なる場所、同じ瞬間に5つのタクシーで起きる群像劇。

タクシーという一期一会の空間で展開する、客と運転手それぞれの半生語り。
5つに何の関連性もないので短
>>続きを読む

ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

3.4

ITの彼が主役なので視聴。
スティーブン・キング原作だが、ホラー要素少なめ。

スマホ社会への警鐘が痛烈でありつつ、それから逃れられない事への皮肉がテーマの青春映画。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.5

30分の中に強烈にセンシティブなテーマが込められている。
ジョージ・フロイドの事件を始め、米国の白人至上主義・黒人差別を描く短編映画。

終わり方と最後のエンドロールが闇の根深さを物語る。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.9

大きく事件編と解決編の二部構成。
伏線回収が鮮やかで、しっかりサスペンス・ミステリーなのに、最後は脳筋物理なのが実にエンターテイメント。

今回はブランの推理要素少なめで、後半に不自然な字幕の気持ち悪
>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.7

見るならドルビーシネマと決めていたが、やっっと見られた。
評判通りオープニングからエンドロールまで180分間フルに駆け抜ける。

お金を掛けたからと言って良い作品が出来るとは限らないが、インド映画最高
>>続きを読む

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.8

白線が引かれただけの農村が舞台の演劇のような作品。
だからこそレイプシーンが強烈。
全9章の内、6章あたりから怒濤の胸糞悪い展開が続く。

やらなくていい仕事が当たり前になり、感謝を忘れた住民達による
>>続きを読む

コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

3.3

胸糞悪い代表のような最悪の事件。
たった1本の電話で全員が操られた嘘のような話。
しかも事件が1つ2つではないというのが、傍観者目線で言うと、全く理解できない。

終始嫌悪感を抱く展開で虫酸が走る。
>>続きを読む

MAY -メイ-(2002年製作の映画)

3.5

直視できないほど痛い映像が続く。
中盤からずっと血とカニバリズムと四肢切断。

満たされない寂しさが暴走し、だったら造ればいいという極地。

私を見てよ。
この一言が虚しく響く。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

偏屈で頑固な今で言う老害な独り身の中年オジサン。
職を失い自暴自棄になり自死しようとした時、近所に家族が越してくる事で人生が良くも悪くも掻き乱されていく。

世辞も感謝も人付き合いも毛嫌いする彼だが、
>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.9

亡き母の遺言で、行方知らずの父と居るはずのない兄を双子の姉弟が探すストーリー。

母親の生い立ちを辿る内に明らかになる過去と出生の秘密。
宗教と内戦、孤児も絡み目を背けたくなる展開が続くが、ラストは文
>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.0

結構好みな作品。
親からの重圧と仮面家族の真実を知った少女が森で拾った鳥の卵を育てる話。
だが、中身はファンタジーではなくホラーそのもの。
託卵とか鳥の生態を知ってるとより楽しめる。

世の中の、世界
>>続きを読む

バイバイ、ママ(2004年製作の映画)

3.2

もっと毒親のサスペンスを期待していたので少し拍子抜け。

毒親っぷりは相当なものだが生い立ちが強過ぎて同情すらする。

期待値は低く観るべき。

スティング(1973年製作の映画)

3.9

クラシック詐欺師コメディ。
派手さは無いものの全てが手のひらの上で展開する様は痛快。

敵を欺くにはまず味方から。

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.1

見終わる直前、なるほどと思わず膝を叩いた。

死体安置所から妻の遺体が消えた夫が、居もしない筈の亡き妻に翻弄される中、担当した刑事と愛人を巻き込んで、ホラー展開で進んでいく。

ところか、後半10分程
>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7

かつて日本でもやっていたクイズ番組ミリオネアで、インドのスラム街出身の少年が夢を掴むストーリー。

かと思いきや、クイズの選択肢毎に明かされる彼の過去と生い立ちがメイン。

インドらしい貧困や裏社会、
>>続きを読む

デストイレⅡ 復讐の悪魔便器(2019年製作の映画)

1.0

文字通りのクソ映画まさかの2作目。
筆舌に尽くしがたいクソ映画。

便器用精密悪魔探知機
トイレットペーパーで首を守る
シャワーとトイレがグル
キリストワイパー
どう見ても1作目と同じ部屋
一切レース
>>続きを読む

オキシジェン(2021年製作の映画)

3.7

ワンシチュエーションサスペンス。
肥えた目でない限りは良作。

ミスリードや伏線が丁寧であり、登場人物も場面も限られることから、主人公と同じタイミングで視聴者も気付くように出来ている点は脚本が素晴らし
>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

終始穏やかなストーリーの中に、実話を基にしているだけあってリアリティのある展開が続く。
障害者に対しての接し方の一つの答えがある。

心が穏やかになり、終わり方も多くを語らず、実にオシャレ。

冒頭の
>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.4

正直そこまで理解できなかった。
しかし、余計なBGMがなく、それがシガーの不気味さと異様さを表現している。

分からないのに最後まで飽きずに見れたので、より理解できればもっと面白くなるのかもしれない。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

どんでん返し系と聞いて観たが、そこまで度肝を抜かれる程ではない。
だが、ミスリードと伏線はしっかりしているので、単純に構成が素晴らしい。

アクションは物語の展開上最後に集約されており、オシャレかつ派
>>続きを読む

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.4

うーん……、が感想。
コメディ全振りといった続編。
ウエンズデー人気にあやかったストーリー展開に思えた。

コメディとして見ればそれなりだが、もっと不気味さが欲しかったところ。

スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

4.0

韓国・SF・まだ実績のない監督。
申し訳ないが完全に舐めてた。

想像以上に細かい部分まで作られたCGと、それに負けないド派手なストーリー。

話は王道っぽくあるが、それ故にいい意味で深く考えずに映像
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

作品としての発想は素晴らしく、ワンシチュエーションでありながら飽きさせない緊迫感がある。
余計なカット割りがなく登場人物も最小限に抑えた、たった一晩の出来事。

期待したほどのどんでん返しは無いが、話
>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

無駄な部分のみならず、必要なシーン・セリフ・説明を削ぎ落とし続けた結果、かなり見る人を選ぶ作品に仕上がった。

あれは一体何だ。
この当然の疑問すら序盤は誰からも出てこない。
ラストだけでなく全体を通
>>続きを読む

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.5

あの日、国会議事堂もしくはホワイトハウスに向けられた危機に乗り合わせた乗客が立ち向かった事件を描いた作品。

機内の緊迫感と未曾有の危機に混乱する地上で終始休まることなく、唐突にあの悲劇で終幕する。
>>続きを読む

コマンドー(1985年製作の映画)

4.7

2022年100本目。
メモリアルは全男子が一度は通るアーノルド・シュワルツェネッガーの名作。

これは吹き替えと字幕で何度も繰り返し見たくなる。

筋肉モリモリマッチョマン·残念だなトリックだよ·あ
>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.0

ミュージカル映画が苦手だが、ここまでエネルギッシュで振り切った作品だと笑うしかない。
ミュージカル全体への見る目が変わった。

内容は人種差別も絡んでいるが、全てを吹き飛ばすハッピーエンドが約束された
>>続きを読む