パチクリくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パチクリくん

パチクリくん

映画(362)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.0

ミュージカル映画が苦手だが、ここまでエネルギッシュで振り切った作品だと笑うしかない。
ミュージカル全体への見る目が変わった。

内容は人種差別も絡んでいるが、全てを吹き飛ばすハッピーエンドが約束された
>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.4

クラシック映画。
悪魔崇拝と妊婦が絡むと、ろくな展開がない。

過干渉な隣人、出世に悩む夫、そんな中で子供を授かったら否が応でも疑心暗鬼になる。

最後の彼女の表情は、母性からなのか、染まってしまった
>>続きを読む

ネスト/トガリネズミの巣穴(2014年製作の映画)

3.8

エスターを凌ぐ、ではなくミザリー以来の、が正しいと思う。
ミザリー好きなら恐らくハマるだろう。

足を怪我した男性。広場恐怖症の姉。束縛からの開放を望む妹。

ラストで明かされる姉の秘密は正直予想出来
>>続きを読む

ドッジボール(2004年製作の映画)

3.8

この主役二人ならコメディ以外に作りようがない。

捻りなくご都合主義のように進むし、キャラの深堀りも浅く、肝心の試合もあっさりと終わる。
しかし、だからこそ脱力して見ていられるコメディのお手本のような
>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.9

久しぶりにガッツリホラー。
検死官なのでてっきりミステリーかと思ったら騙された。

ホラーだと思ってみればそこまで怖くはないが、解剖シーンが多いので特有のグロさが際立つ。

ちゃんと伏線もあるので見て
>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.8

良い意味で素晴らしいB級映画。
掃除が得意で真面目な男が暴れまわる着ぐるみ人形と戯れる作品。

作中でニコラス・ケイジは一言も発しないが、それが逆に良い。
彼史上最も強いんじゃないかってくらい無双しま
>>続きを読む

沈黙のジェラシー(1998年製作の映画)

3.7

嫁姑サスペンス。
すべて裏で仕組まれていたが、絶望感が最高潮に達したからこそ、最後の一撃がスカッとする。
マザコン夫にイライラするが、それにも一応理由はあり、母親の歪んだ愛がある。

結局姑は息子でも
>>続きを読む

パトリオット(2000年製作の映画)

3.8

時代背景が分からないと少し難しいアメリカ独立戦争の話。

アメリカがイギリスに圧倒される中、民兵の目線から戦争の愚かさと軍の掲げる正義が描かれる。

戦うには何よりも士気が大事だと学んだ。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

無知には難しい。
監督の過去作からして、アメリカの過去の暗い歴史が裏のテーマとしてあるのかも知れないが、にしても理解が追いつかなかった。
デジタルの弊害か、黒人差別か、動物虐待か、地球外知的生命体の警
>>続きを読む

デストイレ(2018年製作の映画)

1.0

開始2分で見たことを後悔し拷問であることを覚悟した。

その後は2〜3分に1回のペースでツッコミどころが出てくる。
無駄に間延びしたシーンが多いのに60分未満に収めたことにも驚いたが、逆にこの程度の内
>>続きを読む

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.1

実際の事件は詳しくないが、これが忠実に作られていたのならば、当時の警察はあまりにも酷い。
腐りきっており、事件を印象操作の一環としてしか扱わず、当事者、特に女性や子供の言葉を何も聞こうとしない。

>>続きを読む

嵐の中で(2018年製作の映画)

4.7

オーロラの彼方へが好きなので、素晴らしく好みにドンピシャ。

コメディを無くし、よりサスペンス要素強めにした作品。
結果としてSF感は薄いが、その分徐々に明らかになる後半の展開には鳥肌が止まらない。
>>続きを読む

セミマゲドン(2018年製作の映画)

1.4

久しぶりにしっかり時間を無駄にした。

恐らくこんなタイトルの作品見る人は、相応の覚悟と理解を持っている人だろうから騙されることはないはずだが、面白くはない。

だが、不思議とイライラしないのは、あえ
>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

文字通り芸術的作品。
夢が題材なので突拍子もない展開が繰り返されるが、それを見事に表現しきっている。

これがCGには出せない独特の不気味さと色彩美。

デイ・シフト(2022年製作の映画)

3.9

脚本家の方がジョン·ウィックとゾンビ映画を過去に作られているので、その両方がミックスされた作品。

アクションシーンが素晴らしく、ヴァンパイアだからこそ出来る動きを取り入れた事により、更にアクションの
>>続きを読む

ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

3.7

映画であることを逆手に取ったアクションとメタ描写のある映画で、ややコメディ寄りのシュワちゃん作品。

わざと誇張したド派手なシーンの数々と、現実世界に対するささやかな皮肉もある。

色々な映画を知って
>>続きを読む

ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

3.4

異色のフライトパニック映画。
製作費と演技力、特殊メイクで面白くなっているが、「実は」の部分のネタバレが思ったより序盤に訪れるので、ストーリーとしては後半の伸びしろが今ひとつ。

個人的には報われない
>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

4.3

割と王道のアクションとストーリーだか、その全てが現代版にアップグレードされた80年代好きには堪らない作品。
コマンドー好きならハマるだろう。

シックスがずっと余裕ぶっていてジョークを言い続けるのか憎
>>続きを読む

エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

1.5

結構映画見てきたが、ここまで主旨が理解できない作品は久しぶり。

世の中、つまらない映画はごまんとある。
矛盾したストーリー、雑なカメラワーク、代わり映えない場面展開。
これは話がヒドい。
中身がなく
>>続きを読む

フロッグ(2019年製作の映画)

3.9

これはジャンルに困る作品。
ホラー好きが見ると首を傾げるかも。

前半はオカルトと誘拐殺人事件で展開し、後半は伏線回収と事件の真相が暴かれる。

アレックは何をどこまで踏まえた上でこの家族を選んだのか
>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

どこまでが現実でどこからが虚構なのか。
真剣に見れば見るほど主人公同様深みにハマっていくサイコサスペンス。

90年代のどこか荒廃的な世界観も美しい。

ネットストーカーがまだ認知される前だっただろう
>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2003年製作の映画)

3.4

エディ・マーフィじゃなければ、ホラー全振りだっただろうが、そこはディズニー。ホラーなのに怖さゼロ。
と思いきやゾンビはかなりの力の入れよう。

3人組のヒッチハイカーなど、アトラクションを知っていれば
>>続きを読む

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.6

設定以外は王道的展開。
決してつまらないわけではないが、キッチン経験がある身としては厨房にネズミがいるのは中々受け入れ難い。

ストーリー自体は面白い。
当たり前だがフィクションと割り切って観るべき。
>>続きを読む

28時間後...(2009年製作の映画)

1.7

完全に間違えてレンタル。
タイトルうろ覚えだった自分も悪いが邦題が紛らわしい。

前半は全くもって見るに堪えないが、後半はそこまで悪くない。特にオチは好み。

画面の揺れがヒドいので内容も相まって真剣
>>続きを読む

トイ・ストーリー・オブ・テラー!(2013年製作の映画)

3.8

流石のトイ・ストーリー。短編でも十分に面白い。

ハワイアンバケーション
ニセものバズ
お風呂の王様

トータル4作品も観れてかなりお得。

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

4.3

悔しいが読み切れず騙された。

ちょうど憎めない絶妙なコミカルさのライアン・レイノルズ
それと対極の真面目な筋肉モリモリマッチョマン。
その二人を手玉に取る世界一の美術泥棒。

派手すぎず難しすぎず、
>>続きを読む

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

4.0

児童分配法と言う恐ろしい仕組みがまかり通る人口爆発した未来の世界。

ナオミ·ラパスの1人7役が違和感無く素晴らしい。
7人別々の個性と所作を表現しつつ、カレン·セットマンも含めて実質8役を演じている
>>続きを読む

クール・ランニング(1993年製作の映画)

3.9

冬季オリンピックに南国ジャマイカの選手が出場した事実に基づく作品。

目的やモチベーションもバラバラな5人が、少しずつ同じ方向を向き始め、それぞれが壁を乗り越えたときが熱い。
特に「ジャマイカの人間と
>>続きを読む

フリントストーン/モダン石器時代(1994年製作の映画)

3.7

あえてCGをほとんど使わずにアニマトロニクスを存分に用いたコメディー映画。

いかに現代っぽいことを石器時代っぽく表現するかが、実にシュールで面白い。

テキサス・チェーンソー(2003年製作の映画)

3.8

悪魔のいけにえのリメイク作品。

あっちのレザーフェイスはコミカルに見えたが、こっちのレザーフェイスはかなりホラー。

グロさも程よくリメイクとしてはかなりの出来たが、食事のシーンは入れてほしかった。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.6

ここまで全編に渡って異なる楽曲を使いながら、その全てを使いこなす作品はそうそう無い。

カーアクションも素晴らしく、這うように滑るように車を巧みに操るシーンは、他の映画では及ばない疾走感がある。

>>続きを読む

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

4.0

かの有名なストックホルム症候群の事件を描いた作品。

時代なのか、交渉があまりに下手で後手後手。

人質の命よりも犯人逮捕を優先し感情を逆撫でする警察。
対岸の火事のように傍観し何の決断もしない首相。
>>続きを読む

ヒットマン(2007年製作の映画)

3.8

原作プレイ済み。
アクションシーンに爽快感があり演出の仕方や原作にも出るてくる小物も随所にあり、トランスポーター並に面白かった。

娼婦が必要かは謎だが、絆されなくて良かった。

ゲームをやってるかど
>>続きを読む

ビッグ・バグズ・パニック(2009年製作の映画)

3.3

予想よりはしっかりしてた。
CGも雑さはなかったし、虫とのハイブリッドはむしろ良く出来ていた。

虫の種類が少ないのが残念。

BURN THE WITCH(2020年製作の映画)

3.5

久保先生らしくオシャレ。

続編が見たいと同時に、言い回しが好きなので漫画で文章として見るとよりオシャレ。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.6

あまりに有名な胸糞映画。
ミュージカルパートをどう取るかで選り好みする作品だと思う。

どちらかと言うと母親のエゴであるような気がして、自分はあまりハマらなかった。

加速度的に転がり落ちる姿が苦しい
>>続きを読む