もんてすQさんの映画レビュー・感想・評価

もんてすQ

もんてすQ

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

-

イギリス版リメイクを観たので、先行作品のこちらも視聴
『(途中までの)感動をかえして』というレビューがいくつかあるけれど、私もそう思う

こうしてみるとイギリス版の方が丁寧な感じはする
本作は「大林宣
>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

3.0

大ヒットラブコメシリーズ第三弾

コリン・ファースとヒュー・グラントがレネー・ゼルウィガーを取り合うという前2作から、ヒュー・グラントが離脱
代わりにパトリック・デンプシーが登場...アメリカ人じゃん
>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.4

エルヴィス・プレスリーの嫁の伝記映画
北米ではA24配給

親の仕事の都合でドイツに暮らす少女が、兵役で来ていたスーパースター歌手と恋に落ちて、二人は結婚するんだけど...という話
オースティン・バト
>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

3.1

ロンドンで暮らしている孤独な作家が体験する、不思議なできごとを描いた作品

感動的な雰囲気の予告編だったけど、観た後はものすごく混乱した...
いや、もう終盤まで感動してたのにラストで崖から突き落とさ
>>続きを読む

ノーラ・エフロン:人生の出来事はすべて話のネタ(2015年製作の映画)

-

メグ・ライアンの代表作の脚本をいくつか書いた女性の伝記映画

この人の映画、一作も観たことがないのにいきなり本作を選んでしまった...
『人生において、あらゆる出来事がネタ(copy)になる』というこ
>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.2

リゾート地を訪れたスランプ中の作家・ジェームズに降りかかるとんでもない災難を描いたSFスリラー
NEON

クローネンバーグの息子さんが、ドミニカ共和国を訪れた時に感じたことを作品にしたらしい
観光客
>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

(まだ未消化のレビューが四つもある...)

実話をベースにしたプロレス一家の悲劇を描いた作品
A24

私はプロレス文化が結構嫌いで、本作も好意的なレビューを読んでなければ観に行かなかったと思う
>>続きを読む

グッド・バーガー(1996年製作の映画)

3.7

バーガーショップ店員の二人が、悪どい商売を行うライバル店と闘うコメディ映画

子ども向けチャンネルのニコロデオンというスタジオが作った映画なんだけど「こんなもの子どもに観せていいのかよ」という内容でし
>>続きを読む

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

3.5

観たのに感想を書いてないやつ多すぎる...

高校一年生を上級生たちがイジメる伝統?通過儀礼?シーンみたいなのから始まる青春ドラマ
アメリカってよく映画やドラマで大学生が学生寮でやってるのとかは観るけ
>>続きを読む

エブリボディ(2023年製作の映画)

3.0

インターセックスの人々が幼少期に受けた適合手術と、その妥当性のなさについてのドキュメンタリー映画

インターセックスって日本のWikipediaにはあまりにも記述が少なくて、正直なんのこっちゃって感じ
>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.9

オピオイド被害を告発する女性写真家の生涯と、裁判のゆくえを撮ったドキュメンタリー映画

めっちゃいい!!!!
今年ベストかも

複雑な生い立ちを自身の作品とともに振り返りながら、進行中のオピオイド裁判
>>続きを読む

ファニー・ページ(2022年製作の映画)

2.5

漫画家志望の高校生に起こる出来事を描いたドラマ
親に反発してニュージャージーのプリンストンからトレントンという不潔な環境に移ることとなる

アメリカ版まんが道
全体的には“ザ・インディー映画”って感じ
>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.5

小学校の臨時教員になり変わって子どもたちにロックを教える男のコメディ映画

「私欲のために身分を偽っていたが、いつしか本当の情熱が芽生え...」みたいなアメリカのコメディ映画の典型なんだけど、それでも
>>続きを読む

AND JUST LIKE THAT... / ザ・ドキュメンタリー(2022年製作の映画)

-

ドラマは吹き替えで観てるから、シャーロット役の女優さんの声が意外とドスが効いててビックリする

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.8

ゴールデングローブ候補まで行ったアニメ映画
地震をもたらす災いを封じようとする少女の物語
これ確か公開時に劇場のスクリーンがこれで占領されててビックリした思い出がある

アニメで日本各地を巡るというの
>>続きを読む

セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.0

キラキラしたドレス試着のシーンからの旅行先で寝て過ごして旅行を台無しにするキャリーは「お前どんだけお姫様気質なんだよ」と思った
シャーロットはクソ漏らしてまで元気づけてて立派だった

ミランダのキャラ
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.3

科学者として人間として米国民としての葛藤を描いた3時間

サイエンティストも政治(立ち回り)がうまくできないと酷い目に遭うし、交友関係とかのバックグラウンドを探られて“キャンセル”されてしまうというの
>>続きを読む

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

2.5

これって20年以上も昔の映画なんですね
時代を感じさせなかった

子どもの悲鳴をエネルギーにしているモンスターの世界を描いたアニメーション映画

私はミニオンズの映画に出てくるような、子どもが子どもで
>>続きを読む

きつねと猟犬(1981年製作の映画)

3.5

エグ暗い映画です

幼い頃は仲が良かったキツネと猟犬が成長するにつれて仲が変化し、ついに狩る・狩られるの関係になり...というストーリー
オープニングで主人公の母親が射殺されるなど、容赦ない始まり方で
>>続きを読む

俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

-

(オスカー授賞式でもそうだったけど)マチズモそのものみたいなジョン・シナがこんな事してるのを観ると、まるで自傷行為に加担している気分になってしまって落ち着かない
ザック・エフロン当然だけどオッサンにな
>>続きを読む

エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

-

マツコがテレビで「音がめちゃくちゃ怖い、トラウマ」と語っていたのと、SNSでデニーロが本作で着けてるリングについて知り興味が湧いて観たけど、字幕のクォリティが最悪で訳が分からなかった
プライムビデオな
>>続きを読む

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.0

児童文学作家の女性が、夫と訪れた旅行先で体験する奇怪な出来事を描いたホラー

何と言っていいのかよく分からないけれど、どうやら精神病に罹患した女性の視点からみた世界を描いているみたい
黒沢清っぽい雰囲
>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

2.5

アウシュヴィッツ収容所のすぐそばに暮らす軍人一家の生活を描いたドラマ

示唆示唆示唆示唆示唆示唆
虐殺それ自体を描かずに強制収容所の恐ろしさを描こうとする野心作

タイトルが出てきた後にずいぶん長い間
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.0

CIAトム・クルーズが濡れ衣を着せられてブチ切れリベンジを行う話

前半の夜のプラハあたりは確かにデ・パルマっぽい映像ではあるんだけど、あの『アンタッチャブル』『ミッドナイト・クロス』『キャリー』ほど
>>続きを読む

ナイアガラ(1953年製作の映画)

2.5

マリリン・モンローが愛人と共謀してDV旦那を殺そうとするが...という話
彼女の作品で唯一悪役をやっているらしい

あんまり本筋に関係ないけど、寝起きやシャワーを浴びた後でもマリリンがガッツリフルメイ
>>続きを読む

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

3.0

彫刻家の女性が個展を開くまでを描いたドラマ

芸術家としてはあんまり売れてないっぽい主人公
個展に向けて作品の制作に取りかかろうとするけど、微妙なトラブルに見舞われたり、他人の作品の出来の良さに焦った
>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.2

意図しない形で作品が大ヒットしてしまう黒人作家を描いたブラックコメディ
オスカー候補

主人公は比較的育ちの良い黒人の作家で、彼以外の兄弟は医師をしている
自分の書いた作品がなかなかヒットせず、一方で
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

フランスの法廷モノ
盲の息子とその両親に起こった出来事を描いたミステリー
オスカー候補

そこに物語や世界観があるというより、観る側に“何かをもたらそうとしている”試みを感じた
主人公の女流作家は夫の
>>続きを読む

神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

3.0

70年台のアメリカが舞台らしいんだけど、全くそんな感じがしない
有名な児童文学の初の映像化

主人公の女子児童は友人グループで自分だけ生理がまだ来ないことや、両親の宗教(ユダヤ教とキリスト教)について
>>続きを読む

女吸血鬼(1959年製作の映画)

-

みなさんのレビューにもある通り、このタイトルにして“女吸血鬼”というキャラクターが登場しないという衝撃的な作品
何と吸血鬼に天草四郎が絡んでくるというストーリー

何者かが家に持ち込んだ謎の絵画をいつ
>>続きを読む

秘密の花園(1993年製作の映画)

3.0

愛情を知らずに育った少女が、両親の死後に引き取られた伯父の家にて成長していくドラマを描いた作品
古典文学の何度目かの映像化

ザ・イギリス映画
マギー・スミスがいちいちクソやかましいおばさんとして出て
>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.0

少女が森で拾って持ち帰った卵が引き起こすとんでもないできごとを描いたホラー

一見幸せそのものな生活を送ってるように見せかけている家族の闇
すごいのが主人公の母親で、自分の不倫相手の家に娘を連れて行っ
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

先行上映とかで観たくせに全く感想が思いつかなかったので放っておいた作品
『バービー』では受け入れられなかった”何か”が本作では飲み込めたのが不思議

マッドサイエンティストによって死から復活した女性の
>>続きを読む

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.0

実在する遠泳選手の伝記映画
キューバからカリフォルニアまで泳いだ記録を作った(この記録には疑義があるらしいが)道のりを描いている

三日間もぶっ通しで泳ぎ続けるという行為の異常さに感動というより恐怖を
>>続きを読む

マルサの女(1987年製作の映画)

3.5

山崎努=ペドロ・パスカル説

昭和の作品とは思えないスタイリッシュさに圧倒される
おばさんがブチギレながら全裸になるシーンおもしろすぎ

観てて思ったけど、マジで印鑑って無くした方がいいよね

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.5

トンカツ屋の跡取り息子がDJを志したことから始まる騒動を描いたコメディ

コロナウィルスによる公開延期と出演者の相次ぐ不祥事で最悪の印象がついてしまった本作
タイトルからイロモノ映画っぽいイメージがあ
>>続きを読む

>|