ちさえさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

3.6

一回みただけだと、構成がやっぱりわかりにくい。ただ、段々とふたりの世界がちかづいていく様子が大げさな感じになってないのがいいと思った。劇的で不自然な音楽効果が削られてる。
自分の人生を地図に書き込んで
>>続きを読む

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

4.0

主人公は建築の才能を持つ女性。仕事で活躍するも故郷を忘れられずにイタリアに戻る彼女だが、まだまだ残る男尊女卑的考え方に苦しむ。
一筋縄にいかない人生、それでも決めた道を進む主人公、というありふれたスト
>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.1

これは子供向けかと思いきや、大人がみると泣けるやつ〜

なんだか設定がよくわからないところもあったけど、この世界観は本当に面白くて好き。イメージのアート作品のところとか。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.7

アン・ハサウェイはとにかく綺麗。観ててうっとりしてしまう笑

正しく生きていけたらどんなにいいかなあ。でも、それができないのが人間なんじゃないのかなあ。

キャロル(2015年製作の映画)

3.7

とにかく2人のチャーミングな女性っぷりにはどきどきした。

でも、それだけかなあ…

全体的にさらーーっと過ぎていったような気もする。

音楽は素敵でした。

17歳(2013年製作の映画)

4.6

邦題が好き。

危なっかしくて息苦しくて、でもある意味「ありがちな」話。そこが良いところだけど。
エンディングがどうなるかなぁ、と思ったけど、バランスが良かったと思う。

あとは、とにかく綺麗。

母と暮せば(2015年製作の映画)

4.1

吉永小百合さんファンになりました…

出てくる人がみんな優しくて、あったかくて。


こうじは、ちゃんとそこにいたんだなとおもう。


ただ、あのラストはどうなの?
こうじと2人で消えるところまでで良
>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

3.1

昨夜のことは昔過ぎて忘れ、今夜のことは先過ぎてわからない

かっこいい…

フェラーリのアトリビュート的に描かれてたハエ叩きがなんだか気になる

わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.8

「今どこで何を着て何してる?」

原題が素敵だと思う。

キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

4.0

几帳面な感じがすごくセンス良くて好き。

2人の打ち解けて行く様子はすごく可愛いし、それに嫉妬する第三者の気持ちも自然だと思う。
最初は境界があやふやだったその国の国民としての意識と、個人としての意識
>>続きを読む

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

4.2

色んな要素を盛り込むと、注意力というか話のつながりがバラバラに、散漫になることが多くあるけど、すごく綺麗にまとまった映画だと思う。

特に印象的なところがある。
主婦の、病院に通うシーンとセックスをす
>>続きを読む

1001グラム ハカリしれない愛のこと(2014年製作の映画)

4.0

まずは色彩の透明感と幾何学的な構図の美しさ!言葉なんていらないあれだけで十分見てられる…


21_21の単位展を観に行った時に発見した自分の周りのあらゆる単位。
主人公のマリナは国の基準を壊してしま
>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.1

ファミリーレストランのシーンがすごく好き笑

カメラがくるくる変わるのも面白いし効果的でセリフの流れともマッチしてた!

深津さんのばかっぽい演技もなんか可愛くて良かったです。

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり長すぎるでしょ!9割以上。

正直、阿部定の気持ちはなんとなく、共感はしないけど理解はできて、逆になんでキチが受け入れたのかっていうのが謎でした。でも、出兵の行列シーンでキチの描写があって、あ
>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.5

ベニスの風景と美少年タージオが本当に恐ろしいほど美しくて、常に緊張感があった。彼はグスタフにとってのミューズで、音楽そのものだった。

グスタフが、最期、陳腐で退屈な「音楽」を提示したレストランの雇わ
>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

3Dで見た。
ジュラシックパークへのリスペクトが随所で感じられて、面白かった。監督、ティラノサウルス好きなのね。笑

3Dを映画館で観るの初めてだったけど、なかなか良いかも!

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.1

愛し合っていても、どうしても別れなきゃいけない時はあると思う。仕方なかった。彼女がもっと我慢していれば、努力していれば、と考える人もいるかもしれないけど、どうしようもない時だってある。ましてやあの時代>>続きを読む

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.9

彼女が本当に求めていたものが、美しさではなくて人の愛だということがポイント。むしろそこが救いになっていると思う。
芸能界における流行の儚さや、恐ろしさが同時に描かれている。映画の中で、はじめはりりこ、
>>続きを読む

フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように(2015年製作の映画)

4.0

「遺品を撮るのは過去を撮っているわけではない」という言葉にハッとした。その遺品は今も生きていて、美しい。伝統工芸というのは一つ一つの作業がまるで宗教儀式のようだなと思った。身体的な慣習所作。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.6

最高にハッピーな映画!キャッチーでセクシーでチャーミング。食べることの喜びが音楽の力で最大限表現されてて踊りだしたくなる映画。
センスの良すぎるプレートと、信念あるひとの信念ある言葉とジョーク!
あと
>>続きを読む

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.6

母親が愛情を与えなかった結果なんだよなあきっと。息子は母に愛されたくて全部やったんだ。愛の形は、優しい甘いものだけじゃなくて、時に残酷で、理解されずらいものもある。色んなモチーフと、赤というテーマカラ>>続きを読む

夏物語(1996年製作の映画)

3.3

「イタリアは呼んでいる」と構成が似てるなーと思ったけど、オマージュ的なやつなんですか?
旅映画でこういうのはよくあるパターンなのかなあ。

音楽に頼らずにひたすら記録を残してる、ていう印象。だからこそ
>>続きを読む

イタリアは呼んでいる(2014年製作の映画)

2.5

誰かの旅をのぞきみさせてもらってる感じ。会話の中での面白さはあったけど、ストーリー自体はあんまり魅力的ではなかったかも、、?まあ、他人の旅なんてそんなもんか。

レストランで1秒くらいずつ細切れで厨房
>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.0

運命なんてない。
偶然を自分でつかみ取らなくちゃだめなんだ。
人と人が同じくらいお互いを愛しあうってことの難しさ、すばらしさ。

やっぱりデートのシーンは恋する人の理想なんじゃないかな、「IKEAで手
>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.3

愛と許容の物語で、戦争、財産で立場が全然変わってきてしまうのが分かる。
音楽と、記録映像が特徴的。

きっと歴史が伝えられる中で埋もれていく物語っていうのはたくさんあるんだろうな。この映画に関してはあ
>>続きを読む

ラルジャン(1983年製作の映画)

4.0

言い方おかしいけど、動く写真の連続っていう感じ。動きそのものの面白みを積極的に捉えていて、物語自体にあまり寄っている感じはしない。でも、その一歩引いた目線で捉えた「金(カネ)」の概念がハッキリしていて>>続きを読む

水のないプール(1982年製作の映画)

2.8

なんか笑っちゃう。真剣にやればやるほど笑える。欲望を抑えられない幼児性、それ以上の何かがあるようにも思うけど、それがなにかはちょっとよくわかんない。

水のないプール、のさす意味は割とわかりやすいと思
>>続きを読む

夫婦フーフー日記(2015年製作の映画)

3.9

これは闘病日記に焦点を当てた映画ではないです。ものを書く人と、書かれる人と、その周りの人たちの葛藤がメインだと思う。奇跡なんてそうそう起こらないのが普通だよね。
相手の考えていることを思いやること、自
>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.2

全体的に映像だけみたらすごく綺麗で幸せで。ただその底の部分にある事実をとりだして見るとほんとに恐ろしい。最初と最後のカットとか、ゾッとする…愛を制限するなんて、馬鹿らしいだろう?というセリフだけきくと>>続きを読む

|<