そうです、「異人たち」が観たくて
その前に原作を観たんです。
山田太一さんの故郷、浅草で出会う若かりし頃の父ちゃんと母ちゃん。
甘くない自家製アイスクリームってどんな味だろう。
今半のシーンはウエッ>>続きを読む
気まずくて、いたたまれなくて、でも笑っちゃう。
やっぱりケイト・ブランシェットの「いとこ同士」が一番好きだなぁ。
引きつり笑いの「信じてるよ」が最高だった。
すっかりカートに懐いてるルーシーが本当に可愛い。
ピクルスを漬けてるか、浅漬けかどうかって、山まで来てなんの話?と思ったけど、そういう会話こそ忘れられない。
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思い出すだけで泣いちゃうくらい、とても良い映画だった…
温かい食事も、おそらく入浴も満足にさせてもらえていないコット。
何故この一家がこんなにも殺伐とした、愛のない関係になってしまったのか、その過程>>続きを読む
最高だ…
映画を見る部入りたい。
観終わったあと交差点で信号待ちをしてたら、おそらく同じ回を観ていた二人組が「今日一番悶えた綾野剛」について挙手制で報告し合っていて、私も心の中で挙手しました。
いちば>>続きを読む
奔放にやりたい放題の限りを尽くしていくうちに、知性や自尊心が生まれてどんどん魅力的な「人間」になっていく。
観終わった後グッタリするけど、不思議と爽快感もあって「ベネデッタ」を思い出した。
かっこよかった…!
あのライブが目の前で行われているような音と臨場感。
演奏も素っ頓狂なダンスも、一挙手一投足に目が釘づけになった。
サイコキラーなんてまだマシ、ってすごい歌詞だな。
幸せなライブ体験>>続きを読む
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この人の一日、一週間、一年をずっと見ていたいと思った。
泣くことに理由や意味を見出すのは野暮だけど、それでもあの涙や表情についてずっと考えてしまう。
なんて美しい映画なんだ…
想像していたより暗く、痛く、抱きしめたくなる映画だった。
ずっと近しい関係でいたら色々と大変そうな人だけど、学校を卒業してからもたまに会う、ちょっと心配なところのある同級生みたいな距離感で、映画を観>>続きを読む
冒頭大戸島のゴジラ登場シーンが何より一番怖かった…
昼間の銀座で大暴れするシーンも緊張感があったけれど、夜の暗闇や海辺の静けさの中で襲ってくるゴジラの方が何倍も怖い。
思えば「ゴジラ」一作目の海のシー>>続きを読む
初めてアメリに出会った時の高揚感ふたたび…
なんて幸せな映画だろう!
2001年のシネマライズ、そして2023年の全てのアメリ上映館、心からメルシー。
クライマックスの試合シーンは初めから劇的に描かれていない分、むしろ緊張感が増していった。
お互いに距離を計っているようなちょっと盛り上がりに欠ける感じで2ラウンドくらい過ぎていき、途中から二人のギアが>>続きを読む
今の時代には抵抗のある言葉がどんどん出てくるかと思えば、びっくりするような恰好良いショットもあり。
戦争で傷を負った人々が、それぞれの目的地を目指して乗り合うバスという設定が素晴らしい。
シネマヴェー>>続きを読む
病状とともにどんどん顔色が悪くなっていく三船。やつれた顔の陰影さえもかっこ良く見えてしまった。
「うみたて玉子一個十八円」の貼り紙と、先生が玉子を選んでいる表情が柔らかくて、悲しい。
二人と同じ寝台車で旅をしているような、自分もフィンランドから来た彼女であり、ロシアで労働する彼でもあるような、そんな気分になる映画だった。
二人の言葉にならない気持ちが伝わってきて、他人事ではなくなる>>続きを読む
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痛い。叩かれたり血の出たりする痛みよりも深く鋭利な痛みがある。
舞台の上も下もなく生きる役者と、化粧を落としたら一生活者の顔になる役者。
裏切られるのは辛いけど、裏切るのはもっと辛いよなぁ。
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あのこはこの先どうやって生きていくのだろう。
そればかり考えてしまう…
笑ったり泣いたり食べたり眠ったりして生きていくんだろう。
生きている方はずっと悲しんでいるわけにはいかないからなぁ。
オープニングの独唱シーンがめちゃくちゃ格好良い。
朝日を浴びたアダマン号の窓がゆっくりと開けられていくシーンが印象的だった。
(木製?の窓の作りもとても素敵)
どんな状況に暮らし、何を抱え何を失って>>続きを読む
レスリーや家族たちの古い写真の点描で始まる。
流れる曲のタイトルは「私はここにいる」。
そしてエンディングの曲のタイトルがまた良い…
自分の弱さと闘おうと決めてからのレスリーがとてもかっこよかった>>続きを読む
ハラハラドキドキの連続で、途中に差し込まれる青い飲み物(変なパラソル付)とかBLTサンドとか、刑事たちが規則を破ってこっそり情報を提供しちゃうところとかでちょっと和んだりした。
あと息子たちが秘密の同>>続きを読む
とっても愛おしい映画だった…
ひとりの人を文字通り見守り続ける、ずっと。
偏執的にも見えるはずなのに全くそんな風にならないのは、彼の不器用さが微笑ましいのと、彼女との中に通ずる似た匂い?のようなも>>続きを読む
不思議な不思議な映画だった。
ターをはじめ、出てくる人たちが皆んなとにかくよく喋る。
笑顔や寛容な態度の中にひがみや嫉み、軽蔑、見えない暴力が見え隠れしている。
とても、とてもよい映画だった…
初めて足を踏み入れる場所で、自分という生きものが受け入れられるか否か、それは何歳になっても死活問題で、オギーのようにヘルメットで外界を遮断することもできるけど、その武>>続きを読む