まるまるまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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台湾アイデンティティー(2013年製作の映画)

3.3

この人たちは決して解決することのない霧のような思いを胸に生きてきた。それは、日本人にとっても大きな忘れ物だ。なぜここにそれがずっと置き去りにされているのか。それは日本人自らがこの忘れ物を取りにいかねば>>続きを読む

台湾人生(2008年製作の映画)

3.3

日本がこの人たちの心の奥に刻んだ負の遺産と微かないい思い出。そのことをしっかりと受け止めて日本人はこの方々とこれからも向き合っていかねばらない。

A2 完全版(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

信者たちが普通であるという恐怖を前作よりも感じた今作。ただ、それとはまた別に「松本サリン事件」の被害者河野さんに笑いながら説明する女性幹部の姿に驚愕する。身の毛がよだつとはこのことか。この一部の狂人信>>続きを読む

「A」(1998年製作の映画)

3.8

森氏のドキュメンタリーにはいつも青春の匂いがする。出家という名のパラレルワールドへの切符。現実からの逃避。目の前に映り出される信者の若者たちは、皆真っ直ぐな目をした普通の若者たち。多くの純粋な若者たち>>続きを読む

パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

パークランド病院での4日間。オズワルドの遺族、シークレットサービス、FBI ダラス支局、ビデオの撮影者の人々からの切り口は新鮮だった。特に被害者と被疑者の蘇生を行った病院の医療スタッフの心情を思うとと>>続きを読む

東京オリンピック(1965年製作の映画)

3.5

まだ毒されてしまう前のオリンピック。戦後の復興のシンボルとしてのオリンピック。市川崑監督は、そのオリンピックをあたかも生き物の観察記録映画のようなクールさと、選手や庶民に寄り添う優しさという対極を感じ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

今回もちょいちょい不注意でミスるイーサン。からの裏切りと組織の対立というマンネリ展開で、もはや一体どこが味方で敵かすらも訳わからなくなる。それでもシリーズ史上、映像が一番良かった。

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

冒頭めっちゃ良かったけど、ジェームズボンド、ジャックバウアーなどなど、毎回起こる敵も味方も皆敵パターンに少々うんざり。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

4作目にして一番スパイ大作戦感満載だった!1より2、2より3、3より4が面白い。これだけ続編が次々より面白くなるパターンも凄いなぁ〜。個人的にメロドラマ感少なめなのも良かった。

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

壁のぼりがマリオみたいだったww。それでも今のところ3作の中で一番良かった。しかし基本、M:Iシリーズはメロドラマなんだね。

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ここから未見。1よりかは良かった。ただ後半のバイク決戦、浜辺決戦からのラストがしんど過ぎた💦ファンに怒られそう💦

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

2.8

だいぶ前に観たんだけど、ちょっとしか覚えていなかったので観てみた。この後CGやカメラ、特撮技術が飛躍的に向上していくわけで、それに逆らうかのようにトムクルーズはノースタント・ドラッグにハマっていったの>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ラストがザ・90年代邦画感。迷える大人たちと子供たちに寄り添うような優しい映画だった。

東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

-

Side:Aに続いて全て報道されたことの上塗り。気持ちの悪い政治家たちのクローズアップ。もっときっちりと核心に切り込んで欲しかった。末端のスタッフの方々には何の罪もなし。

東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

1.0

昨今当たり前のようにチームカメラがダッグアウトやロッカールームまで入り、試合直前、只中、直後のアスリートの生をとらえる。スポーツ番組も数年単位でアスリートに密着してドキュメントを制作する。それらの足元>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

1.5

冒頭から世界観がしっかりしているようで期待が高まるが…。設定だけだった。回収だけきれいに決めてみた系か?水戸黄門でも見ているような既視感溢れる陳腐な展開とセリフの応酬。でも陥りがちだよな〜反面教師!

ジョー・ベル ~心の旅~(2020年製作の映画)

3.0

悲し過ぎる。運命だとかってものがあるんだか、ないんだかは置いといて、ひとまず人生とは全くもって、理不尽に不公平なのだ。ゲーリーシニーズ、コニーブリットンなど脇も息子たちも主演のウォールバーグも役者が皆>>続きを読む

ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

2.7

美術セットやキャラクター設定、劇中劇、セリフや古きアメリカ文学の引用など良くも悪くもとても演劇的な作品だった。個人的には、正義の押し付けと説教臭さを感じてしまった。

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

亡き大切な人の人生の続きを紡ぐ。それは、とてつもなく苦しいことだが、そこに自らの贖罪があり、同時にその人は心の中に生き続けているのだ。

画家と泥棒(2020年製作の映画)

2.7

うーむ。。。結構、批評家たちからは高評価みたいなんだけど、、、導入とか展開は凄いんだけど、時系列的に映像があるのが不自然な部分がいくつかあるような気がする。撮り足したのかって思っちゃう。結末あれでいい>>続きを読む

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

2.9

22世紀、23世紀と人類が存続してるのか分からないけど、この手の映画がその時にもあるような未来であって欲しい〜青春バンザイ!ほっこり^_^

春、バーニーズで(2006年製作の映画)

2.4

原作読んだの何年前だったっけか?今はもう見ることの出来ない東京の景色が満載。大変参考になりました。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

静寂の中にある恐怖と愛欲。狂気と正常。宇宙から見た地球に国境がないように、俯瞰で見られたら大人と子供の境界なんてない。この映画に出てくる全ての人が愛おしくて哀しい。自分も友だちも家族も同じだ。ホアンキ>>続きを読む

レンブラントは誰の手に(2019年製作の映画)

3.2

誰かの言葉を思い出した。『ホンモノだから感動したわけではない。たとえ偽物だったとしてもその絵を見た時の感動はホンモノだった』。ただ、こういう角度から見て、さらにレンブラントの偉大さに感動する。光と影。>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

3.8

大人しっかりして!結局大人は、、、守れない。いや守られてるんだけど。子供達のセリフが胸に突き刺さる。『決まりだ。君は世界を守れ。俺は君を守る』『復讐が当然の世界なら、安心して子供を産める?』。人生は決>>続きを読む

愛は静けさの中に(1986年製作の映画)

2.8

『コーダあいのうた』のお母さんがヒロインだったんですかあ〜!?すごい!ウィリアムハートは好きな俳優の一人。若かかりし彼はイケメンでした^_^そしてヒロインは聡明だった。難しいけど、本当に繋がるというこ>>続きを読む

私だけ聴こえる(2022年製作の映画)

3.5

アイデンティティ。簡単には言えないけど、彼女たちしか経験できない悲しみ、喜びや寂しさを抱きしめて、彼女たちにしか出来ない何かの表現があるんだと、未来に希望を持って欲しい。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.0

この熱き男たちの奮闘というテイストに高揚する部分はあるのだが、よくよく考えると現代スポーツビジネスの狂乱の始まりでもあるのかなあ〜と考えてしまう。アスリートの利益は大きく改善されたが、本当の意味で純粋>>続きを読む

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.0

『殺人の追憶』ほど芸術的ではなかったけど、ちょっとそれを想起させるものはあった。あとは展開がありそうでなさそうで良かった。

別れる決心(2022年製作の映画)

2.5

この女優さん好きなんだよな〜。映画は私小説的なメロドラマといったところか、、、。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

スリーフィンガーの心根と真髄が初めてわかった気がした。中学でギターを始めた頃、元歌を聞きながら、ギター譜を見て見様見真似で辿々しく爪弾いたスリーフィンガー。それはやがてロングアンドワインディングロード>>続きを読む

だましだまされアート界: 贋作をめぐる物語(2020年製作の映画)

3.0

今現在でもきっと世界中の有名美術館には、いくつかの贋作存在しているのかもしれないな。