まるまるまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

  • List view
  • Grid view

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

2.8

観よう観ようともう何年越しで思っていたか。やっと観れた。そっかそっか。という感じで、イマイチの時のスコセッシ感満載。にしてもディカプリオはいつもちゃんと頑張ってるなあ〜と感心させられる。

一人息子(1936年製作の映画)

3.2

寂しい。頑張って!っていう気持ちになる。お母さん受け継いだ立派な心根は息子の中にちゃんとあると思うから、そんなに落胆しないで下さい。と言いたくなる気持ちもある。笑。

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.3

意外とエルヴィスプレスリーに関して知らないことがあった。あのラスベガス公演の裏側がこれだったとは、、、悲しいスーパースターの物語だった。時よりとんでもなく本人に似てるカットがあった。編集も割と好きなと>>続きを読む

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

2.8

この女優さん変わらないな。『シークレットサンシャイン』は好きな映画だった。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

2.0

邦画(もちろん全ての映画ってわけじゃない)とテレビドラマ(もちろん全てのドラマってわけじゃない)の分かりやすさって何で全部こうなっちゃうんだろ😣演出的には結構全面的に苦手。体験的既視感ではなく、視覚的>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.3

まさか泣くとは!笑 色々とツッコミどころは満載だけど、2023年の地球の現実世界に大谷翔平が存在するのだから、映画の世界の米国海軍にピート・“マーヴェリック”・ミッチェル大佐が存在してもいいじゃないか>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

3.9

久しぶりに観る。父と娘の話なのだが、母と息子の話でもあるようで、、、小津が描き続けた男と女の話であり、彼の愛した女の人の話でもあるのだろう。遺作である『秋刀魚の味』に繋がっている。何れしよ、この映画以>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

相変わらずのケレン味溢れる演出は苦手ですが、この監督の作品の中では一番良かった。原作知らなかったけど、原作の力なのかな。有村さんは、とても上手な役者さんだと思うのですが、もうちょっと上のアプローチも絶>>続きを読む

戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

3.7

訳あって、『秋刀魚の味』を観返し、生誕120年の特集記事を読み、各配信サービスで小津作品がラインナップされる中、どっぷり小津シリーズになってます。1941年日中戦争から帰還した小津安二郎がこの映画を撮>>続きを読む

風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

3.8

マザコンとかそういうことではなく、田中絹代演じる母親で妻であるこの女性の絶対愛は母性のそれに限りなく近いような気がする。古今東西、どんな時世におかれても、嫉妬心の消化というのは、本当に苦しく辛いものだ>>続きを読む

麦秋(1951年製作の映画)

4.0

これ恥ずかしながら未見だったのだが、素晴らしかったなあ〜。とにかく原節子が弾けている。笑顔、そして動きと。珍しく使われたクレーンが画角の中で人物を中心にキープするだけの為という、実に小津的な使い方に脱>>続きを読む

お茶漬の味(1952年製作の映画)

3.6

この頃は、小津もけっこうドリーを使ってたんだなあ〜。しかし何度観ても、ラストのカタルシスが心地よい。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.2

物理的な時間の長さは違えども、残された時間を生きるということは、産声を上げたばかりの赤ん坊も死を目前にした老人も一緒なのである。ただ死の近づきを感じ、たくさんの物事や感情にまみれて、"出来なかったこと>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.2

ちょっと不思議なのは、ゆったりと進んでいるようで実は展開が早く、お話優先の若干ダイジェスト感があるのだが、逆光中心の映像が映画的で、また人物の心情に寄り添った画角が染みてくる。女優さん二人が実に素晴ら>>続きを読む

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.8

森達也監督のドキュメントはどの作品も分かり易く、ちゃんとエンターテイメント作品。この作品も引き込まれて、あっという間に終わってしまった。そして今回も人間という生き物への愛のこもった皮肉と、これまた愛い>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.4

映像から足先に感じる寒さや、暗く重くのしかかる心の傷が伝わってくる。クリべをはじめ俳優陣の巧みな演技に引き込まれる。電気がない時代を忠実に再現したライティングもとても良かった。辛過ぎた。何もかもが。

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.4

観よう観ようと思いながら、観そびれていた映画。やっと観れた。王道西部劇だが、まさかの人情劇。『ミッドナイトラン』を思い出す。クリべの意外な役柄もラッセルクロウも演技が素晴らしい。そして女性も皆美しい。>>続きを読む

クライシス(2021年製作の映画)

3.0

製薬会社の闇。いやあ〜whoのこととかも、薬は金脈として闇深いんだろうな。陰謀論で済まない気がする。『ナイロビの蜂』思い出した。

コネチカットにさよならを(2018年製作の映画)

2.8

家族にも友だちにもだらしない男でも、誰かにとっては心許せる唯一の大人ってことあるよね。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

2.6

アニメとかSFでしょっちゅう出てくるタイムトラベルもの。大体、途中で!?ってなるww。これってルール的にあり?っていう意味で。過去に行ったらそこから順々と積み重ねなくてもいいの?行ったり来たりできるん>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

2.5

始まってしばらくは、池松壮亮の特異なしゃべりと「よーいスタート」で動き出しているような余白のない芝居で、リアリティを全く感じられず。それでもだんだん慣れてくると、現代の若者が抱える”得体の知れない不安>>続きを読む

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

2.8

喪失感から立ち直ることは簡単ではない。でも前を見ないといけないんだよね。わかるけど大変なんだよな。天使がいたならと、、、。主演のウィルスミス、助演のエドワードノートン、ケイトウィンスレットにキーラナイ>>続きを読む

スイマーズ:希望を託して(2022年製作の映画)

3.0

今も続くシリア内戦。中東、ヨーロッパに於けるパワーゲームと難民問題。去年から続くウクライナの問題と重なる問題である。過酷な環境で迎えた青春期を力強く生き抜く姉妹の姿に胸が熱くなる。個人的には、このとこ>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.0

3を目黒シネマで観たの覚えてる。洞窟の底みたいなとこでトランスパーティーとキアヌリーブスとヒロインが愛し合うシーンのカットバックが、生き物のダイナミズムを感じさせて高揚したのを思い出した。にしても前作>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.0

まさにグラスムービーって感じの映画でぼうっとクスッと的な感じ。

キング・オブ・スタテンアイランド(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

この手のゲス主人公ものって意外と好きなんだよな。安定の設定の中、安定の展開で進んで行く。グローイングアップストーリー。出て来るキャラがみんな良くて楽しめた。ただど頭の回収しないんだ!www単なるワンエ>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.0

スポーツエリートの世界の狂気を背景に、天才姉妹の話。エゴなのか、愛なのか。あの環境下で頂点へと登り詰める軌跡は観る者を高揚させ、感動させる。あまりにも有名な姉妹の結末は知っているのに引き込まれる。テニ>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.3

美味しい食べ物最高!不器用な親子がキュート。大切なものをたくさん失って、それでも大切な自分にしかできないものを目指していると取り返せる人生があるのです。人生において『最高な夏』があるかないか、、、。移>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.0

1より全然面白かった。テンポもあって笑えた。臭さも含めてノートン最高だし、受けのクレイグも最高だった。何も考えず観れる。お正月っぽい!

ブロンド(2022年製作の映画)

2.5

最初に言っておきたいのは、今回もアナ・デ・アルマスは美しい!それだけが全て。作品に関しては、マリリンモンローは果たしてこんなにも外的要因によって壊されたのだろうか。もっとシンプルに快楽主義の先にあった>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.0

一部でノーランシリーズよりも高い評価を受けてるみたいだけど、マンガって感じで、膨大な予算をかけて作り上げたナルシスト映画って感じかな。でもお金はホントにかけてる感じした。意外と長さは感じさせなかったの>>続きを読む

ノエルの日記(2022年製作の映画)

2.7

数百万回と繰り返されてきた典型的な王道ラブストーリー。AIや仮想現実に囲まれながら世界が移り変わっても、こういう物語を見て微笑み合い、ハグし合えるソファーがあることを願いたい。ほっこり^_^

聖なる証(2022年製作の映画)

3.0

信仰は絶対に自由であるべきだが、やはり一部の狂信的な宗教は恐ろしい。誰か一人の犠牲の上に平穏が成り立つなどという過ちが起こってはならないのだ。今そこにある危機として日本で起こっている宗教二世の問題と同>>続きを読む

バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

4.2

うん。もう冒頭とラストのカットでOK!。イニャリトゥっぽくない部分を感じたところも多々あったりして、アレハンドロ・ホドルフスキー、ロバート・アルトマン、テレンス・マリック、レオス・カラックス、ポール・>>続きを読む