nofmさんの映画レビュー・感想・評価

nofm

nofm

映画(1762)
ドラマ(0)
アニメ(0)

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.7

序盤の炭酸プシュッや栗田科学社内の人々の動きを見てこれは傑作なのではと思っていたら、そのまま最後まで素晴らしかった。

ロケーションのよさや、細部へのきめ細かい演出(アパートで上白石萌音の前を挨拶して
>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

2.0

三船の演技がまるで無理。志村喬もキツい。

エレクション 死の報復(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

車を介したルイス・クーとニック・チョンの二度のシークエンスが素晴らしい。
というか車使いが全編にわたってよい(サイモン・ヤムの末路やラム・カートンの大立ち回りの場面など)

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.1

これなら小説読めばいいじゃん系映画。
表現を凝って、ちょっと社会批評入れましたというだけの代物。
ハッとする瞬間がほとんどなく、プアな映像が続くので退屈だった。長いし。
あとエンドロールも下品だと思う
>>続きを読む

エレクション 黒社会(2005年製作の映画)

3.7

登場人物の多さに加え、尺もタイトなので少し置いてけぼりにされるものの面白い。
ニック・チョンのバイクでの現れ方のかっこよさよ。
あと釣り。良いシーンだった。

オトン(1969年製作の映画)

3.4

ストーリーは分かりやすめのS=H。
お前なんでそこにいるの?がちょっと面白い。

花婿、女優、そしてヒモ(1968年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず移動撮影なげー。
演劇終わってからのパート好きだった。
間髪入れずに射殺されるファスビンダー、からの一人語りと揺れる木々。

光る女 修復版(1987年製作の映画)

3.8

なんか好きとしか言えない。
も少し短かったらなおよいのだけれど。

冒頭のゴミ山とか空間を超える電話とか、地下道とか印象的な場面が多い。

ラブホテル(1985年製作の映画)

3.7

夜の港のシークエンスの素晴らしさ。
中川梨絵が会社に殴り込みに来たときの長回しもよい。

あとは何と言ってもラストの階段でのすれ違い。あの花吹雪や子どもたちは何なんすかね。わけは分らないけど感動的だっ
>>続きを読む

風と共に散る(1956年製作の映画)

3.7

いいんだけど少しクドい。
中盤までドロシー・マローンがウザいのだが、終盤の法廷で見せる表情にグッときてしまった。

ジャン・ブリカールの道程(2008年製作の映画)

3.8

船から島を映す時間が長すぎてウトウトした。
が、S=Hのなかでは結構好きな方だった。
ロワール河近辺の景色の美しさと、その景色から感じられる郷愁がたまらない。
機会があればまた観たい。

彼方のうた(2023年製作の映画)

2.8

ワークショップでの小川あんとおばさんとの視線のやり取りはおもろかった。
ただ全編に渡って何かが仄めかされる構造はさすがに不誠実なのではと思う。

軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)

4.0

再見したら、初見時よりも遥かによかった。
何と言っても別荘のルックが抜群。

ミシェル・ピコリが妻の逢瀬(最高のショット)を目撃してからのシーンがとても印象的だった。
ミシェル・ピコリが階段を下りる→
>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

菓子を振る舞うとき、乳泥棒をするときのサスペンス描写がとてもよかった。ラストもめちゃ好き。
要再見。

不審者(1951年製作の映画)

3.6

夢破れた男女が再会して惹かれ合って…という話で、いくらでも感傷的なメロドラマにできそうな話なのに、かなりドライに撮られていた。

冒頭の閉まる扉の影がかかるヴァン・ヘフリンの顔の不気味さとか、クライマ
>>続きを読む

あるじ(1925年製作の映画)

4.5

鳥(とおもちゃ)の使い方、最高。
抱擁のショットの美しさは白眉。
バターとか仕置きとか反復描写も堅い。

淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

3.5

なんか成瀬の『めし』みたいだった。
ラストショットがとても印象的。

暗黒への転落(1949年製作の映画)

3.5

冒頭の犯罪シーンがキレキレなので「これは傑作なのでは」と思ったが、その後は割と普通。
というのも裁判シーンが長いのでちと冗長だし、メッセージが全面に押し出されていて説教臭い感じがいまひとつだった。
>>続きを読む

拳銃を売る男(1953年製作の映画)

4.4

ネオレアリズモ+ノワール。
思わず引き返してしまうポール・ムニに涙。

ラスト、ビー玉の情報を聞いたときの少年の表情がまたなんとも素晴らしい。

その男を逃すな(1951年製作の映画)

3.7

冒頭の母親の平手打ちが素晴らしい。
からの犯罪シーンの起承転結もめっちゃ速い。
というか全編速い。

ラストの銃撃戦からの顛末もクールだった。

群狼の街(1951年製作の映画)

2.5

メッセージに流れすぎるきらいがあってイマイチだった。

ボディ・アンド・ソウル(1947年製作の映画)

3.9

色んな感情が入り乱れる傑作だった。
ラストショット、めちゃくちゃかっこいい。

悪の力(1948年製作の映画)

3.8

ジョン・ガーフィールドとビアトリス・ピアソンのやり取りがいちいちよい。
特にマンションのエレベーター→ロビーの二人の動かし方の素晴らしさ。

ラストの銃撃戦のよさは言わずもがな。

摩天楼(1949年製作の映画)

3.7

レイモンド・マッセイがおいしい役。
上下を使った切り返しの反復(出会いとラスト)が印象的だった。

ただマックス・スタイナーの音楽がちとやり過ぎとは思った。

>|