イストさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

イスト

イスト

映画(400)
ドラマ(2)
アニメ(0)

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.4

めっちゃくちゃおもしろいやんけ。
古き良き、いや汚くてやかましいけど、どこか懐かしい80年代の大阪の姿。

よくあるトンチキ日本描写はあまりなく、心斎橋のグリコ前や元町、阿倍野警察署、梅田のステンドグ
>>続きを読む

はりぼて(2020年製作の映画)

3.7

マスメディアが珍しく彼らの本分において良い仕事、『報道』という職責を果たした例。

あまりにも市議会の老議員連中ひどい。
辞職だろうが記者会見だろうが、おそらく悪いとはまったく思っていない。
バレたか
>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

1.9

映画は構図がすべてであり、良い構図の写真を24枚並べてセリフを合わせれば映画ができる。
というようなことを庵野監督が話していた記憶があるな。
いろんな面で後世に影響を与えたであろう作品だろうなとは思わ
>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.6

荒れた中学生の高い解像度と、それがどんどん行き場がなくなっていく閉塞感に、どうしてこんなに美しい風景と音楽を重ねるんだ。鬼か。

夏休みに沖縄で遊んでるところだけ永遠に見ていたい。

犬王(2021年製作の映画)

3.3

あらすじはよくわからないけど、琵琶法師の友有と犬王の伝説のライブを観衆の1人になって、場の熱狂に呑まれていく、そんな映画。

ボヘミアンラプソディのオマージュだったり、俺たちは伝説を目の当たりにしてる
>>続きを読む

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

よかった。
夏と時間SFの親和性の高さよ…。

2人の関係性と物語の発展に焦点絞っているので、80分という短い時間でシンプルに描ききってるのがよい。

物語中盤で主人公がトンネルを研究するシーン大好き
>>続きを読む

バッド・ツイン 双子の罠(2016年製作の映画)

3.1

双子役を1人でやる演技力の高さよ。
病根は深いけど、養子縁組した以上、イカれてるオリビアの方も娘であって、時間をかけて面倒を見ていかないといかんのだよなあ。

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.1

ニコラスケイジが助けてくれる!という登場するや否や無敵の絶対的な信頼感がある

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.4

久美子、人間ができすぎている…
塚本とくっつくなぞ決して許さんぞ。

毎年毎年人が入れ替わり似たようなトラブルが発生して、ジメジメした空気になって辞めるとか手を抜くとか、そういう描写が相変わらず上手い
>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.4

こ、こんなド直球の青春百合がお出しされるとは思わなかった。
本編レベルを超えている。

まだあくまで高校生だけど、2年生から1学年分の成長した4人それぞれの振る舞い。
新山先生との問答の結果、『リズと
>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.5

異常連続殺人犯の脳内に潜入して、被害者女性の手掛かりを見つける、という筋書き。
脳内世界のビジュアルが圧倒的な鮮明さ。

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

3.4

物語の主人公ムーブとしては正しいんだけどさ、目の前の情に流されて、本当に大切なものを失うタイプですよ、咲太は。
失ってから全てに絶望して破滅するタイプ。

舞衣さんは聞き分けがよすぎです。

ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

入院患者の女の子らには共通して見える、どこにでも現れる、実体がある、というところで結局幻覚落ちでは?と思っていたが、女の子らの会話は全て脳内で行われていた訳ね。
病院を走り回るのだが、セットが古い上に
>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ルーヴル美術館と高橋一生のビジュアルの強さな。

少年時代の露伴もなかなか解像度高くてよかった。
しかしあのナナセは色気がやばいだろ。情欲をかきたてる、どころの話ではない。あんな怪物級に中高生を決して
>>続きを読む

光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

家族とギクシャクしている精神科医パウエルが、K-PAX星から来たと主張する不思議な男プロートとのカウンセリングを通じて、医者とは何者か、患者とは、医者と患者との関わり方、家族と向き合うこと、大切にする>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ゲットアウトやアスのように、社会風刺と真正面から向き合いエンタメとしてお出しする、という作風は理解していたつもりだが、これに関してはよくわからなかった。

シットコムに出演しているチンパンジーのゴーデ
>>続きを読む

成れの果て(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

過去何があったかは登場人物の口からしか聞けない。よってどういう経緯でレイプされたかは想像しかできないし、視点によって人物像も変わる。

登場人物みんなカス。
決して視聴者を落ち着かせず、最初から最後の
>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

3期の前日譚ね。なぜ常森朱が隔離されていたのか?に繋がる部分の話。

シビュラシステムというAIに全てを委ねること、正義をAIという絶対神に任せっきりにする思考停止が孕む危険性が改めて描かれた。

>>続きを読む

映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

3.6

どうせ三玖が選ばれるんやろーと思ってたら、おもてたんと違うやんか!!ってなった。

推しが選ばれた。

5人全員がヒロインで等価として扱われてるのがありがたい。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

主役2人の演技が壮絶だ。

どうすればよかったのか。何をすればよかったのか?
はじめくんから違法だぞ!と詰められても、じゃあ何してくれたの?って話だよなあ。

自閉症の妹の中にも、彼女の理屈と感情があ
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

1回見ただけではネタが拾いきれないけど、レインボーロードのショートカットとか、64のピーチ城とかディクシーコングとかいろいろあっておもしろかったな。

武闘派なピーチ姫はUSA版か??

鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)

1.9

この原作でやる必要あったのかな。
映画1本に納まらないのはわかるけど…
省略も必要だけど、主題がとっ散らかったままで、もののけ姫っぽい要素だけ置いときます、じゃ無理がある。

背景は綺麗。

ディス/コネクト(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

SNSで裸の写真を送るのは絶対にダメ。一度拡散されたものは絶対に無くならないという教育をしなくちゃいけない。

インターネットやSNSの繋がりがプラス面に働くこともあるんだよという描写を入れつつ、実は
>>続きを読む

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

3.8

テレビシリーズのリメイクというかリイマジネーション?描き直しか。

JAシーザーの仰々しいBGM、意味不明だがド派手な背景美術、暗喩だらけの会話。
閉鎖的な学園からの外の世界への脱出、決闘・変身に至る
>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

映画館で最高の景色と音楽を堪能した。

歴史に翻弄される最後の皇帝(ラストエンペラー)愛新覚羅溥儀の一生が、とにかく強い絵力と音楽で心が震わされる。

しかし今映画館で見るとちょっと長く感じるね。

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.3

飯がとにかくまずそうだ。
母は自分の子どものことになると冷静な判断ができなくなる。
父は責任感よりも妻の言うことに従った結果、時期を見誤った。

幻覚が子供に移っていくのが不思議。
オテサーネクの造詣
>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.3

ヴィランがなんで約束守って一致団結して戦うのかがよく分からない。
いろんなヴィランが出てきてアクションシーンの立ち回りとかはなかなかいいと思うんだが。
ハーレイクインが一途でカワイイ。
マーゴットロビ
>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

狙って作り込んだトンチキ日本の新幹線を舞台にした白昼夢。
真田広之出てくるから、日本語セリフは発音やイントネーション、文法正しいけど、文脈は違和感あるよ!

伏線回収というか畳み掛けの凄さはたぶんこれ
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

カンニングはダメだよ、不正は許さないよいうと倫理ストッパーが映画の中にはほぼない。リンの父親くらいか?
そのおかげで天才の考えるカンニングミッションとそれをいかに成功させるか、監視の眼を掻いくぐるかと
>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.4

年に一回映画でしかコナンを見ないようになって幾星霜。

およそみんなの見たいものはほぼほぼ入ってたんじゃないですかねぇ。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.6

ななみんの戦闘シーン熱すぎる

乙骨のチートっぷりに笑う。

アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

2.0

シンプルな英語なのに字幕が関西弁で笑っちゃうな。
日本人が東條英機やってるから、発音とかのニュアンスは自然だが、意味が直裁的すぎる

アルバトロス配給映画かな?

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

前評判通りのおまえらが見たいのこういうんやろ?ん?全部入りやったな。

根本からぶっ飛ぶビル、最近のウルトラマンからの怪獣真下からの煽り演出輸入
学園祭の日常シーンでかかる電光超人の時のBGM、別れの
>>続きを読む