OASISさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

OASIS

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ウィッチサマー(2019年製作の映画)

2.8

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魔女に殴ったり刺したり、塩をぶつけたり、物理攻撃が効きすぎてもはや弱いのではないかと。

お隣の家族のことを気にかけて色々動いてくれるベンが良い人すぎるし、忙し過ぎ。
ベンに様々な役目を追わせた結果彼
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

3.7

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ベニー・チャンの遺作。
最期までブレないなぁと。

悪役のニコラス・ツェーが格好良すぎ。
元警官が裏切った形だけど、ちょっとそれって逆恨みじゃないか?という所が気になって恨まれるドニーさんも気の毒であ
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

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「岬の兄妹」の片山慎三監督最新作。
これもなかなか、普通描こうとしない、避けて通りがちで痛いところを突いたラインを描いてくる。

前半は父の失踪を娘視点から、中盤は連続殺人鬼の目線、後半は父の視点。
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

2.0

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これはダメだ。
もしかしたらという若干の期待はあったけども。

ディアブロスやリオレウス、ネルスキュラやゴア・マガラ等モンスターのデザインは頑張ってて、それと戦うミラ・ジョヴォヴィッチ、トニー・ジャー
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レミニセンス(2021年製作の映画)

2.5

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凄い大作感を醸し出してるけど、基本は恋愛というか一方的なストーカー気質の話なのでSF大作を観ている感はない。
合間合間にあるアクションも無理矢理入れました感が強くて意味は感じられないし、場繋ぎ的な側面
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無頼(2020年製作の映画)

2.9

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全体的にさらっとしてて、血も暴力も少なくて印象に残る場面が無い。

身寄りのない少年がヤクザの世界に入ってそこから成り上がって、というのだけど話に面白みがない。
ちょっとケンカしてムショに入って、お勤
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.4

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ちょっと一昔前のサスペンスモノ感があるものの、キャラクター描写にキレがあったりとそのへんは個性的。

殺し屋二人のキャラがとにかく良い。
ドジは踏まず仕事も的確で手を抜かない。
勘も鋭くて、冷酷である
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.3

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佐々木みたいなお調子者は一人はいたけど、そいつも今は自分の趣味を仕事にしてたりして普通に生きてるし、必ずしも変わらないわけでもない。
ただこの映画の佐々木はいい意味でも悪い意味でも変わってない。

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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.4

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観ている間はあ〜いいね〜面白いね〜となるんだけど、ウォ〜!とはならないままずっと同じテンションで行く感じ。
ギャグがなんか全部滑ってるんだよな〜。
笑わせようとしてる部分が全く笑えないってどうなのよ。
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浅田家!(2020年製作の映画)

2.8

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良い話ではあるんだけど、良い話過ぎるというか。
基本的に良い人しか出てこないし、良いものとしてしか描かれていないからそこに居心地の悪い気持ち悪さがある。
中野量太監督はこんなある種恐怖すら感じる世界観
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友は風の彼方に(1986年製作の映画)

3.6

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二丁拳銃にメキシカン・スタンドオフに、ジョン・ウーの映画かと思った。
今となっては捜査官モノとしてベタだが、本作以降現在に至るまでの映画に見る様な描写のオンパレードだった。

チョウ・ユンファが強盗団
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

2.0

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ウェス・アンダーソンのことを作品を重ねるたびに嫌いになって行く。
犬ヶ島でもあぁこの人のやつはもうだめなレベルに来たなと思ってたけど、今回はもう着いていきたくもないし、こんな豪華キャストで表紙だけを飾
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.4

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沖田修一監督だなぁ。
まだ40代なのに、こんな渋い映画撮ってどうするんだという。
でも別に超高齢者向けではないし、ちょっと変わった芸術家のヘンな毎日を面白おかしく描くという日常系ではある。

樹木希林
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.0

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隕石が降ってきて人々がその危機を乗り越えようとするという何回も見たような話。

ディザスター・ムービー的な描写は控えめで、シェルターへの避難対象として選ばれてしまった主人公が、妻と糖尿病を患っているこ
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免許がない!(1994年製作の映画)

3.2

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舘ひろしが教習所に通うという画だけでも面白いが、流石は森田芳光というべきコメディもあり前半は普通に笑えて楽しい。
運転下手くそ過ぎだし、一発アウトな場面が多過ぎてこんなやつに免許なんてとらせたらヤバい
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スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)

2.5

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過去にあったマイケル・ジョーダンのやつを現在のスーパースター、レブロン・ジェームズでリメイク。
ルーニー・テューンズの仲間たちやワーナー・ブラザースのキャラクターが一杯出てくるが、ルーニー・テューンズ
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.9

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時々めちゃくちゃポエミーになるなと思ったら原作は詩集か。

慎二も美香も、日常の中に死を感じずにはいられない。
死んだら終わりだというのは分かっているけれど、死にたくないから生きてる。
聞いてもいない
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ワイルド・ブリット(1990年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジョン・ウー初期のドンパチ映画。
親友同士のイチャイチャから、サイゴンでベトコンに追われる戦争映画へと突入、そして親友が頭に撃たれた弾が残ってヤク中になって、と展開が忙し過ぎてついていくのに必死。
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.3

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オリエント急行殺人事件は知ってたけどこっちは見たこともないので新鮮。
エジプトを豪華クルーズで周遊できる旅行映画としても、愛が引き起こす顛末についても怪しげで情緒溢れる作風で良かった。

前半、特に何
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

2.8

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どんどんやってくる不幸に対してルールを守り貫く姿は力強いとは思う。
コロナ禍において、マスクをすることを強いられたり、距離を取ることを求められたり、そんな状況に対して誰しもが怒りをかかえ、主人公もまた
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ケス(1969年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ケン・ローチ初期の作品にしてなかなかにストレートなキツさ。

学校からも家庭からも陰湿なイジメを受けている少年ビリーが、タカのケスの成長と共に少しだけ大きくなる話。
他の生徒達のやな奴加減が結構キツく
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ロン 僕のポンコツ・ボット(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとSNSによるイジメが陰湿過ぎて最初は観てられなかった。
主人公は周りからハブられて、同じく疎まれた者と出会って二人が友達になって行くという王道パターンだったが、出だしの時点で結構居心地が悪くて
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.4

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前半まぁまぁ、中盤いいぞいいぞー、後半おん?という感じ。
兎にも角にも開始早々から全ての印象は鮮烈な真紅に彩られている。
逆に言うと赤いことしか覚えていない。

病床に伏す次女を世話する長女と三女、そ
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル映画ってどれか一曲はキラーチューンが無いとダメだと思うが、これはその点オープニングだけで達成していると思った。
そこからさらに、どれがどれとは印象には残らないものの、各々の楽曲が全体的に高
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

2.4

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小説家の書いた物語が本当になるというか、事実を元に脚色してるだけというか。
いや、むしろ脚色すらしてないんじゃないかというノンフィクションぶり。

前半は色んな所で何かが起こってて、しかも登場人物も多
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.0

結末が有名過ぎて今更ネタバレも糞もないリメイク。
とはいえ、そこに至るまでの映像であるとか、スター俳優揃い踏みなおかげでキャラ設定が省けるとか色々見やすくて良かった。

考える余裕を与えてくれないとい
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

間がいつもよりちょっと長め。
台詞もゆったりで、感情の起伏も緩やかで平坦。

高校生の友情や恋愛を時に重めに、時にさらっと描く。
父の作る映像を観る陽の「こっちは恋愛って感じで、こっちは友情って感じ」
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ダンボ(2019年製作の映画)

2.5

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元々ダンボが可愛いと思ったことはないけど、それは実写化しても同じ。
ただの耳の大きいゾウじゃないかと。

ダンボが全く話さないもんだから、本人がサーカスに来て満足しているのか、飛べと言われて飛ばされて
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.4

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前作は観てないけど、どうやら直接のつながりはないようで良かった。

古代マヤ文明の遺跡に住み着いたサメがわんさか出て来て楽しかった。
海底で盲目に進化したというが、結構こっちめがけて突進してくるし、サ
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

滅茶苦茶良く出来てる。
タイトルで損してる気がするけど、ときどきというのが観終わった後にそんなに悪くない言い方であるとは想った。

親への反抗心であるとか、喜怒哀楽表現であるとか、感情の昂ぶりによって
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過ぎゆく時の中で(1989年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

たまにある、ジョニー・トー監督のベタなドラマの方のやつ。
チョウ・ユンファのうざったいロン毛がいつか短くなるのかと思いながら見てたらちゃんと最後に散髪シーンがあって良かった。

とにかく演出が恥ずかし
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

色んなところに配慮した結果テーマがぼやけ過ぎて全然心に残らず刺さらず。
バイロン・ハワード監督のズートピアは様々な問題を孕みつつもそれを上手くストーリーに組み込み傑作となっていただけに、今回はちょっと
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狩人の夜(1955年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

色々と説明不足というか、背景がボヤケてはいるけれど、それにしたって良いシーンが多すぎてお釣りが来るレベル。
特に度肝を抜かれたのは、湖に沈む死体の靡く髪と水草のショット。
美しすぎて溜息さえ漏れた。
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

山田杏奈ちゃん凄いよ〜。
どんどん演技が上手くなってるし、感情表現とバリエーション、表情の豊かさ等何をとってもキラッキラに光ってて眩しい。
この子とデートしたらさぞ楽しいだろうなぁというスーパー銭湯で
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読だが、中山七里先生の人間を見つめる視点の鋭さはやはり素晴らしい。

ミステリー部分はさておき、とにかく役者が素晴らし過ぎる。
もう全員が全員、一時も見逃せないほどの名演を見せてくれるのでずっ
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

女性の参政権を求めて行動を起こすサフラジスト達の闘い。
WSPUの中心人物であるエメリン・ パンクハートを演じるのはメリル・ストリープ。
立役者としての彼女は皆知ってるからもういいでしょというばかりに
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