このレビューはネタバレを含みます
この映画は長くない、まったく長くない。
私ははじめ、水俣病の裁判がまだ続いているとは思わなかった。
補償金をめぐっての裁判なのかと思っていたら、そもそも認定されていない人もいるのだと知って驚>>続きを読む
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ジャズが物語に呼応しているなあと思ったら、即興演出だったと最後に知る。説明なしでも伝わってしまうのが凄いな。
ブラックアウトで場面転換するけど、
ページをめくるような途切れ方で居心地悪い感じはない。>>続きを読む
海岸線と、うごめく白波と、丘と、馬の足跡と、走る少年による線たちが美しく交差する。
香港芸術節のサイトで配信しているとの情報を偶然キャッチし、観賞。
最初は、脳性麻痺のコミュニティにズカズカ踏み込んで内実を詳らかにする系の映像なのか?と思ったが、カメラは障害者たちの身体を同等あるい>>続きを読む
最後、子供が泣きわめいて駆け寄ってくるシーンで、うわあ凄い…と思った。いつ途切れるか危ういが固く結ばれた友情が、あの泣き声と自然とつながった気がする。
なぜそう思ったかは、よくわからないけどそう思った>>続きを読む
観たことを忘れて2度目の鑑賞。
何度観ても図書館が人をつくるんだと思わされる取り組みの数々。
リーダーみたいな男性の話の聞き方と振り方と、整理の仕方、なるほど上手いなあ。
カーネーションぶりの関西弁綾野剛を拝見したけど、マジで似合うな。
和田がいなければ成り立たない、よい。
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どんな感想にも映画の宣伝文句やキャッチコピーにも何にも納得できず、腑にも落ちない。良いのかどうかもわからない。
観賞して一日経ったけど考えるのに疲れたし、ずっともう1人の自分が顔の真正面 鼻先が触れ>>続きを読む
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韓国で観たけど、「軍隊どう?よかった?」というアーサーの問いかけに対して、「いや」とヘソンが答えた瞬間、会場からドッと笑い声が起こった。あー、これ笑っていいやつなんだ?と知りました。
アーサーのカタコ>>続きを読む
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面白すぎる〜
興奮しながら「結婚するの!」と言ってきた娘が部屋をでて、項垂れる父親の画がかなりよかった。
とにかくオリヴィア・デ・ファビラントの演技が凄まじい。棄てられたあとの老け方も、懐かし>>続きを読む
世界の彼方此方で起こっている諸現象に心が痛んだり、怒りに震えたり、無関心なら自分に嫌気がさす理由がジョードの言葉に詰まっていた。
ジョン・フォード作品を観るといつも「映画が好きだ」の気持ちで満ち満ち>>続きを読む
日本人の男良いやつ。
姉ちゃんたちと別の形で出会えたらよかった。
ご飯食べながらみたのを後悔しています。
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韓国語で観てたけど、いつもなら理解できるところが理解できない。なぜなら映像と表情と台詞が調和しておらず、テンポが早くなるばかりなので!もう!
けど、色彩と偶然の連続が鮮やか極まりないことは感じられた>>続きを読む
一人一人を人間として描く姿勢が良かった。
その人間それぞれが、何かに所属していることを丁寧にみせてくれる。
リルケがだいすきなので、作中に登場するたびドキッとした。
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15分か、朝ドラみたいな感じかなと思ってみはじめたら、こんなの毎朝見せられたら気が沈んで仕方ないなガハハ!などと最初は思っていたが、観ているうちに踊りと音楽が分離することなく、音楽から想起されるイメー>>続きを読む
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小津の撮る日本家屋は美味しそうなご飯みたい。涎が出るほど美しい。
小津が撮る女性らの茶目っ気と芯ある佇まいも素晴らしい。
凡庸なテーマなのに、会話劇と構図の格好良さでバンバン乗り越えていけるの本当に>>続きを読む
影の使い方が上手すぎる。
なんか、1秒1秒が正直な構図だなと思ってみていた。
現代の影ウマ監督がいたら知りたい。