母胎にいるときから、この映画を観ていたんじゃないかと思った。異常なまでの安心感と深い理解を感じた。
カメラアングルとか構図とか演出が多彩で飽きない。格好良いというより、刻一刻と死が迫る恐怖に対して、もっとも遊んだ形で構図が決められているように感じて、観ていて楽しい。
ストーリーも何もないからどうで>>続きを読む
映画のなかにあるリズムの作り方が多彩。
主人公に関しては、恋のパワー!というより躁鬱っぽくて親近感が湧く。
我人生の映画、ベスト30に入りそう。
主人公が黒人で、もちろん、黒人差別への警戒は映画冒頭からあるのだけど、徐々に、エンタメホラー感、黒人差別を内面化してしまい神経質になる様子、黒人差別をしない>>続きを読む
あんまりかな。
観客に回想を追体験させるという点でいうと、NHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』のほうが何枚も上手。
カットもあまり美しくない。景色の綺麗さ、季節の>>続きを読む
この映画を観た後に、今日リリースされた田中泯さんのインタビューを読んだ。
田中は会見の終盤で「一番、感じ続けているのは、一般というか国民というか、多くの人たちを、作る側がばかにしているんじゃないか」>>続きを読む
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何だこのタイトル、だいじょうぶか?
と思って観てみたら、面白かった。
めっちゃ冷酷なムツゴロウさんが映画撮ったような感じで。もっと早く観ておけばよかった。やっぱり古典映画こそ最高。
写真、曲、カ>>続きを読む
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貪るように乳を吸うから母豚は乳首が痛そうだなぁ。生まれたてで何も知らなくても乳が必要かってことはわかるんだなぁ。赤子でも必要なことを知ってると親も知ってるからこそ動物の母子関係で過保護って概念があまり>>続きを読む
良い音に出会ったとき、私が(これしかねーな)という翻訳の言葉に出会ったときの顔と似てた。
これだってものに巡り会うと、子供になるよねー
韓国の方々はこの映画をどういうふうにみたのだろうかと気になった。ぼろぼろ泣いてしまったのだけど、それも、なんだか泣いたらいけなかったんじゃないかとか思ってしまう。私自身も、この映画をどう観たら良いのか>>続きを読む
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末永く生き残る映画。
二人が出会った日々のほんの些細な会話から別れがくることをどこかで予感していたり、ゲイに対する価値観の決定的な差がみえたり、胸を張っていようとしてもどこか後ろめたい部分は重なった>>続きを読む
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「死ぬわけねえよなあ」の顔、寅さんなのか、渥美清なのか、私の顔なのか、私の友達の顔なのか、わからなくなってしまった。なんか、すごく良いシーンだった気がする。
そんなに持ち合わせないのに、花子を青森に>>続きを読む
お?ジョンフォード作品にしては…って感じやったなあ。ヒロインもパッとせんなあ。ジョン・ウェインが歳を取ってて、心臓がひゅっとなった。歳、そりゃあとるよなあ。
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生きていくために、人は移動する。
時にぶつけあい、留まったり、引き返したりしながら、家族と生きていく場所を探し求める。信仰も価値観も対立も時代も何もかも変わる。だが、故郷がその位置をうごくことはない>>続きを読む
漫画を読むつもりで観に行った未読組です。
人物名と少しだけ人物情報が入っていたら楽しめる。これだけスラムダンク流行っているのに、皆ボールを持たず、リストバンド2つ付けず、突然緩急つけて走り出したり>>続きを読む
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또 만나!
Twitterに載せた感想文を編集してここに。
映画『やまぶき』をまつもと市民芸術ホールで観てきた。車で片道2時間もかかって疲労困憊。帰りは雨、霧で、視界も路面も最悪。死ぬかと思>>続きを読む
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耳が聞こえないボクサーとしての日常を淡々と描く前半。ボクサーとして、閉鎖するジムと弱っていく会長、終わりに向かっていく様々を見つめる後半。
率直に言って、映画としての展開やサスペンス要素がすばら>>続きを読む
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寅さん、引き受けたからには責任とりなよ〜、もう!って思ったやさき、その無責任ないい加減さが、意見の違う者同士を衝突させて喧嘩に発展し、喧嘩の先に、和解がある。
寅さんは見栄は張れてもなんもできないか>>続きを読む