Fewさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

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柄本明さんの言ってることがわかるようでわからないので観てみた。
けど、演劇やったことないし、あんまりピンとくることがなかった。
でもふと思ったのは、台本を読んで読んで、考えて、破綻しては考えて、やっ
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釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

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「僕はあなたを幸せにする自信はありません。でも僕が幸せになる自信はあります」

男性に男性性が、女性には女性性が求められ、自然と身に付いていたであろう時代に、素直なひとりの人間としての台詞はとても美
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

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独白をこんなに世界に結びつけちゃう主人公の自己中心的な世界を、駆け回るような演出でみせている。
ふわついた感想だが、「個人的なものが映画へと変わっていく過程の最たる例だー」などと思っていた。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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お父さんがルビーの喉元や首、鎖骨にふれて、歌う振動を確かめるとき、お父さんの掌に広がる娘の体温や、振動、喉仏の上下、伸縮する筋肉が、私の掌にも伝わってきた。
コンサートで聞こえなかった、娘の歌声を手
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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

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現実的に叶うか叶わねえかじゃねえ
夢を描いて抱くことに、
生物としての創造性が、未来が詰まってんだなこれが


というMessage。

嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

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私は、ずっとキャシーのどこが良いんだろう?と思っていた。
馬丁生活を捨て去って、さっさのアメリカに渡る方がヒースクリフはもっと良い生活も送れるし、このくらいの女の人いるんじゃないの?とすら思っていた
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黄昏(1951年製作の映画)

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メロドラマの十八番映画

田舎から出てきた娘・キャリーが、渋くてカッコよく富裕層のおじさん・ジョージと恋に落ちる話。おじさんは愛を信じて、全てを投げ捨てて彼女と共になるが、言い出せなかったことが嘘に
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

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映画そのものをたのしもうと思ったけど、監督のさまざまな疑惑がちらつき、集中できず…また…みられたらみたい…。監督と映画をすっぱり切り分けられる人間ならばよかった…

白い恐怖(1945年製作の映画)

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「ダリ」と反応すべきところで反応できてよかった。展開がひと段落ついたと思えばまた次の謎へ、止まらぬエンターテイメント。警察と居合わせてしまうシーンや、駅で記憶を取り戻そうと右往左往するシーンからして
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ブライアン・ウィルソン/約束の旅路(2021年製作の映画)

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作り続けないといけない。でもそう思うまでもなく、作らずにはいられないのがウィルソン!妻が、彼は自分の力で戻ってきたと言ってたけど、本当にそうなんだろうなと深く感じた。ただ、周りの人たちがウィルソンを
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女は女である(1961年製作の映画)

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平倉圭著『ゴダール的方法』を読んでいるので、本作をみた。

スティング(1973年製作の映画)

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エーイ!って言っちゃうくらい面白い展開。
構成がくっきり分けられていて、見やすい。勉強になります。

天国と地獄(1963年製作の映画)

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部屋の内と外の世界を、あざやかに対比してる。いや、対比というより、こいつらボンボンはほんまにだだっ広い快適室内で生きてきたんやなとひしひし感じさせる。
犯人の動機にかなりリアリティを感じた。憎悪も育つ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

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1回目の視聴 うろおぼえ。
2回目の視聴 うたた寝。
3回目の視聴 最高。シリーズ全部観ます。

エクソシスト(1973年製作の映画)

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あんまり軽率に墓は掘るな

音響が気持ち悪くて最高でした。耳にこびりついて最悪です。途中だれた感じしたけど、まあおもしろい。

駅馬車(1939年製作の映画)

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やっぱりジョン・フォードを信じてる!と思った作品。
馬車の中でぐちゃぐちゃに揉まれながら変化していく人々の関係がむさ苦しいが、馬車を降りるたびに空間がパーンっと開けるので今度は涼しく感じる。
アクショ
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無法松の一生(1943年製作の映画)

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祇園の太鼓っていやあこれだぜえ!というシーンが、松さんのように人情深くて義理深くてお節介な人間はもういないんやろうなあという気を起こさせて、ちょっと悲しくなった。

ところで人力車を多角的に見せるだ
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リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

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なんっっておもしろいの?!?!
一人一人の人間にまるで出会ったかのように、濃密に個人の魅力が伝わってくる。
社会背景も丁寧に描きこまれる。おも、しろい、、、。

らせん階段(1946年製作の映画)

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階段じゃなくてらせん階段だから面白い映画、道具も影の使い方も至高。

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

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この殺人事件を映画にしたことの意義はある。
ところで私たち観賞者ら、はらわたを煮え繰り返して怒った観賞体験を、映画の感想として終わらせないために何ができるか。なにをすればよいのか。

リサーチするこ
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

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おかしな食卓すぎるけど
家族の食卓を具現化したような窮屈さと忙しなさ。

お父さんが目玉焼きの黄身を吸い込むのが好きという設定、かなり良い。
構図にこだわってるんだろうな〜という空気がダダ漏れでそこ
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

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結婚式で寅さんは、
「よかったなあ、よかったなあ」とさくらに声をかけていた。

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

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トトトト、トリックがすご!
どうやったらこんなの思いつくの!

コナンとか古畑とか、まあ好きだけども
ここまで細かいトリックはなかなか見ない気がする。複雑極まりないけど、事件が紐解かれるに伴って、関係
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

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主人公が自分のアイデンティティを知り、選択をする。
ストレスなく観られたけど、なんか、なんかが物足りない、父親とのやりとりが中途半端に描かれているようにみえたからかなー、なんだろうな。

アルゴ(2012年製作の映画)

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おもろ…

後半の捲り方が凄まじい。イラン革命側、逃亡側、CIA本部側、偽事務所側など複数の視点が乱立しながら、テンポ良く切り替わるのが、緊迫感を増幅させている。
このへんの歴史をあまり知らないので調
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東京オリンピック(1965年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

オリンピックを開催することが、各国においてどれだけ誇らしい、名誉なことか。現在とはオリンピック開催の意味が違う。
開会式でぼろぼろ泣いちゃった、オリンピックがまだ、世界中から競技選手が集まり、己と戦う
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キャロル(2015年製作の映画)

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エロい。

この映画、最後までみられるなと思ったのは寂れた雰囲気の百貨店で、艶めかしい女を、ためらいもなくじっと見つめるテレーズの幼さから。あのシーンはなんというか、2人の関係の結末までを物語ってい
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

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ずーっと古屋の畳の網目を追い続けるような色調でありながら、時折カットインするモノクロ写真やコントラストの激しい映像が犬神家に漂う不気味で変調的な日々を顕にする。
タマヨの鮮やかな着物が映えること映え
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

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原題からの翻訳が良い。

撮影も、関わりも、友情も、作物も、わたしたち人間はそのすべてに采配をもつことができない。複合的な要素から自然に創出されるままにわたしたちは何処かしらへと運ばれていくほかない。
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

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着慣れたセーターがほつれはじめて、
いつのまにか背中がむずむずしてくるような気持ち悪さがある。

初恋(2020年製作の映画)

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ベッキーの演技、彼女の生の歴史が乗っかってて凄みがある。彼女は、彼女の人生の主役なんだなと映画とは少し離れたことを考えていた。演じる、とはなにか。