Lukeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Luke

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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

事態が変化していく時刻や数値、職員が疲弊していく様子など、出来るだけ忠実に、当時の状況を描こうという気迫を感じました。

あのとき画面の向こうにあった原発事故が、より血肉をもった映像として飛び込んでき
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

自分に語りかけてくれている、と思える稀有な映画でした。

まずモノローグの言い回しが素敵。
日常のちょっとした違和感や気づきを、小気味好い言葉にできるってすごいですね。

恋愛メインだと好きな映画は少
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.9

繊細で頑固な青年の演技で、アンドリュー・ガーフィールドの右に出る者はいない。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.2

ヤクザになるしかなかった奴らが、どこに拾ってもらえるというのか、という組長の言葉が胸に刺さり、
常々「自己責任」という言葉で片付けられているものを突きつけられたようです。

血の繋がった家族も、盃を交
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

予告ではサイコスリラーかな思っていたのですが、そういう要素もありつつ、主人公の心の内を紐解いていくような話でした。

主人公グルヌイユは、特別な嗅覚を持って産まれたが故に、周囲から孤立して育ちます。
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.6

映画館の混雑を避けて、先日ようやく初乗車してきました。

原作の魅力を十二分に引き出した劇場版でした。

まず煉獄さんの戦闘シーンが全部カッコいい。
炎のエフェクトや動きの緩急など、存分に「技を魅せて
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「母さんじゃない、僕が、この声の罪をずっと背負っていくんだよ」

子どもに罪を犯させることの重さが、俊也の言葉に詰まっていました。

あとは生島姉弟の演技がすごく刺さりました。
総一郎も壮絶でしたが、
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.9

個人的に、コーヒーが飲みたくなる映画。

全てがすっきり!みたいな話じゃないけれど、閉鎖的な島の空気感や、謎が解けていくときの描写が好みです。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

初っ端からクライマックスかと見紛うほどの、映像美と濃密なアクションで心拍数がじわじわ上がります。

音楽も逆再生を想起させる、というか逆再生して聞いてみたい!
映画館で音の振動を感じながら見ると、迫力
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

予告だと役所広司さんの役柄が、前半の日高の目線=ヤクザと癒着し堕落した刑事、に見えるのですが、本編では徐々に本当の姿が見えてくるのが魅力的でした。

日高が変わっていくことで、役所広司演じる刑事の見え
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

衣装や小道具が可愛くカッコ良い!
映画終盤のまとめ方は、原作より好きかも。


ジョーにとってのローリーはあくまで弟で、恋の対象はベア先生なんですね。
原作では、ベア先生はハンサムじゃないしドイツから
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.1

ラストシーンのその後が気になる作品。

主人公の家などのセットはシンプルながら、今の技術と近未来感がいい具合に合わさっていてスッと入ってきました。

黒幕は彼かと思いきや…
匂わせてからのどんでん返し
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.9

コダックが可愛くて可愛くて、この映画で好きになっちゃいます…!

ポケモンたちの質感や動きなど、ゲームやアニメから自分が思い描いていたものとは違うところもありましたが、すごくこだわって作られていると感
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

味方だった人が数十秒後にはゾンビ化してしまうので、最初は単に恐ろしかったゾンビが人間に見えたりして悲しくなりました。
生き残ってほしい人ほど次々に犠牲になっていくのがつらい…

後半にかけてドラマ性が
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ファンシイダンス(1989年製作の映画)

3.7

これから一皮も二皮もむけていくであろう、本木雅弘さんの青々とした魅力を感じる映画でした。
「おくりびと」で所作が綺麗な俳優さんだなぁと見惚れたのですが、すでにその片鱗が座禅や掃除の動きに表れてます。
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

一目でセットと分かっていても、間の取り方と音楽でハラハラさせてくれる映画でした。

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.5

目線、表情、しぐさ、声、何をとっても、レスリー・チャンの演技が怖いくらいに圧倒的でした。

垓下の戦いの話は高校生のときに読んだこともあって、切なく遣る瀬無い気持ちで見ました。(文化大革命の流れは、四
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インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.9

ストーリーが練ってあって面白かった。
特にしっかりタイトル回収していく終盤は爽快でした。
グロかったり胸糞悪かったりするシーンは薄目で見ました笑

最初は青臭い正義を持っていた検事が、ゴロツキと組んで
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.8

絵が綺麗で、コーヒーでも飲みながら落ち着いて見たい映画。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

嵐さえ美しく見えるようデザインされた邸と、溢れた下水が流れ込む半地下の部屋。

階段を登っていく前半部と、隠された地下室へ降りていく後半部。

徹底した対比構造で2つの家族の格差が描かれていて、視覚か
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.9

小さいころ夏休みに預けられた祖母の家での、ゆったりとした時間が思い出される映画でした。

将来への漠然としたイメージとか実家のこととか、今の自分と重なる部分もあり、色々と考えてしまいました…

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

2.8

思っていた以上に突っ込みどころ満載で、地上波で放送してるのを見るくらいでよかったかも。

カイジの一作目と二作目はもう少し熱い展開があったと思うのですが…うーん。

演技は悪くないと思うので、好きな役
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.9

キャスティングのおかげなのか、ふざけた設定もすんなり楽しめました。
ぜひ関西バージョンも見たい。