映像の美しさと音楽、説明しすぎない物語もいいんだけど、私はどうしても「果たしてこんなふうに生きたいか?」と思ってしまうのだった。
カセットテープと古本、フィルムカメラで撮った写真、そしてルーティンのよ>>続きを読む
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大阪アジアン映画祭でABC賞を受賞した本作がABCテレビにて放送されたので鑑賞。
ブラックユーモアと言ってもそこまでエグいわけではなく、「そんなことある!?」のテンションと香港の不動産価格を自虐する>>続きを読む
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なんだか不思議なテイストで、でも心に残る映画でした。
穏やかでルーティンのような日常を生きているかのようなパターソン、彼の心のうちが詩とともに綴られる。
ギターが初心者でも、詩を書くのに韻がうまく踏>>続きを読む
もう完璧。公開以来のスクリーンでの鑑賞、とにかくよかった。
改めて観て思うのが、幼なじみ五人に加えてリッチー・レンの立ち位置。あれ最高ですよね。
映像的にも音楽的にも完璧という他ない。
ジョニー・トー>>続きを読む
原作漫画の好きなところ(テンポ感とか)が映像になると弱まってしまうところと、ヤクザ役の皆さんが演技うますぎてちょっと毒気が強すぎる(橋本じゅんさん大好きです!)のはあれですけど、なんといっても合唱部ま>>続きを読む
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終盤で大号泣。もっと言えばOPの翠華餐廳の看板撤去のシーンでじんわりと涙ぐんでいましたが、かつての香港と変わりゆく現在の香港、流れた時間ともう取り戻せないものに思いを馳せて、どうにもたまらなく感情を揺>>続きを読む
面白かったー!!まだ返還前の香港、消防署を舞台にしたジョニー・トー作品。
まずラウ・チンワンの若々しさに「おお」となるのですが、アレックス・フォンも若い!
人間ドラマとしてもアクションとしてもすごく面>>続きを読む
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いやー、面白かった!しかも「えっ、ここで終わり?」というところで終わるので「続き続き!」という感じ。
もともと金庸作品には明るくないのですが、それでも多くの登場人物がわかりやすく描写されるため、混乱し>>続きを読む
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正月から立て続けにアキ・カウリスマキ作品を。いやー、こちらもよかった!
タイトルとあらすじからどんな作品なのかと思っていたら、物語としては目新しいどんでん返しがあるわけではないんだけどそこがいい。
主>>続きを読む
2024年の初映画。なかなか機会がなくアキ・カウリスマキ監督の作品は見たことがなかったのですが、とても素敵な空気感の作品でした。
フィンランド映画だということは知っており、あとは予告編だけが事前情報だ>>続きを読む
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わかるようでわからないのに好き。そんな作品でした。あと抜群に音楽がいい。
小さな棺での葬列に「小人だ」と子供が笑い、それに大人の笑いが伝播していくシーンや、移し替えられた遺灰がこぼれ落ちて必死にかき>>続きを読む
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青春!高校時代にこんな経験をしたことない私にはこの煌めきが羨ましくも眩しかった。
結構下ネタがきつくて序盤はうーんと思ったものの、面白い作品でした。
しかしどうして付き合わなかったんだという思いと、>>続きを読む
ドラマシリーズから引き続き見る人なら楽しめること請け合い!
キャラクターはドラマ版よりもむしろパワーアップしているかも。
レギュラー陣はもちろん(茜ちゃんが相変わらずいい女すぎる!)、木南晴夏さんが素>>続きを読む
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小さい頃にお人形遊びの経験がある人には、必ずどこかでクスリと笑ってしまう作品ではないでしょうか。まあ私はリカちゃんで育ったんですけど。
そんなことはさておき、どうしてみんなバービーをはじめとするお人形>>続きを読む
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ようやく「怪物」、観ることができました。
ほとんど情報を入れずに劇場に向かったものの、視点が保利先生に切り替わったあたりから「この作品は信頼できる」と確信。
何が真実で、何が嘘なのか。
だけど人は信じ>>続きを読む
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面白いんだけど惜しい。私には演出があまり合わなかったかも。
西畑大吾さんは朝ドラなどで演技を見たことがあり楽しみにしていたのですが、女優陣の予定調和的な台詞回し、これみよがしな音楽の使い方がどうにも鼻>>続きを読む
エンターテイメントとしての力強さに満ちていて、噂どおり3時間という尺の長さを感じさせません。あっという間に終わってしまった。
ほとんど事前情報なしに観に行ったのですが、途中で台湾映画「セデック・バレ」>>続きを読む
オリジナルは邦画のオールタイムベストなので、リメイクは楽しめるだろうか……と思っていたものの、杞憂でした。
オープニングタイトルから1950年代を思わせる演出、そこにオリジナルへのリスペクトを感じさせ>>続きを読む
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面白かったと一言では言い表すのはもったいない、さまざまな問題を描いた良作でした。
香港でベトナム難民と恋に落ちたエヴリンが、親の反対を押し切ってアメリカに渡るも決して暮らし向きはよくなく、ABCとして>>続きを読む
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これは期待以上の作品でした。
窪田正孝さん演ずる男の死をきっかけに発覚する戸籍交換の事実。
その妻であったはずの安藤サクラさん、彼女が依頼した弁護士を妻夫木聡さんが演じ、その脇を柄本明さん、でんでんさ>>続きを読む
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予告を見て面白そう!ということで鑑賞。タイトルを回収するラストまでテンポ良く見られて面白かったです。
大西流星くんが今よりちょっと幼くて大変可愛かったですし、桜井ユキさんが妖艶でとても素敵でした。
し>>続きを読む
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是枝監督×韓国映画、一体どんな化学反応が?と楽しみにしていたのですが、俳優陣がとにかく素敵です。
人が良くて優しげな借金取りに追われるソン・ガンホはもちろん、児童施設出身で母が自分を迎えに来てくれる日>>続きを読む
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原作未読、李相日監督の映画が好きなので劇場に足を運びましたが、いい意味で一度見るだけでは消化しきれないモヤモヤが残る作品でした。
冒頭の方で更紗が恋人の亮と並んで鏡に映るシーンで、亮が去るなり口元に笑>>続きを読む
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ベニー・チャンの遺作となった本作、ニコラス・ツェーが元警官という役どころと知って楽しみにしていたのですが、期待どおりの作品でした。
正義感が強くまっすぐな男と、その弟分であった男。
しかし二人の行動が>>続きを読む
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普段はマーベル作品をほとんど見ないんですが、本作はトニー・レオンが出演しているということで鑑賞。いやいやこれは面白かったです。細かいところはさておいて、単純にシャン・チーとケイティの友情は最高だし、悲>>続きを読む
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荒々しく感情を揺さぶられるわけではないけれど、その静けさにこそ涙が止まらない。そんな作品でした。
亡くなった同性パートナーの母と子供の面倒を見ている主人公が、善意と正義感、そして少しばかりの欲にその運>>続きを読む
原作とは異なる展開ですが、とにかくアクションが熱い!飽きずにあっという間にラストまで駆け抜けます。
しかし谷垣健治さんがアクション監督という要素はかなり大きいと思うのですが、俳優陣のポテンシャルも高く>>続きを読む
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個人的に邦画のヤクザものの水気の多さ(泣きのシーン)があまり好きではないのですが、本作も御多分に洩れず泣きのシーン、タメのシーンが多く、俳優陣の熱演とは裏腹に中だるみを感じていたというのが正直な感想。>>続きを読む
最高でした。あらすじもふんわりとした知識しかない状態での鑑賞でしたが、お話の筋にはそう目新しさはないけれども、とにかく俳優陣の演技と演出が素晴らしい。セリフと音楽にまるで頼らない信頼の見える画面とその>>続きを読む
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エンターテイメントとしてこれ以上ないほどの作品で大満足!
あの抜群のプロポーションを誇るドニー・イェンをぽっちゃりに仕立て上げ(このあたりからすでに香港らしい)、東京のヤクザと絡ませることによってやり>>続きを読む
ビリー・ワイルダー作品ながら、他作品とすこし毛色が違うのは伝記を基にしているからかな?
リンドバーグがパリへの単独飛行を達成するまでの姿が描かれているのですが、ラストで思わず感激してしまった。
とはい>>続きを読む
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原作がなによりも好きなので観ましたが、まずまずの実写化だと思います。
舞台がアメリカに移っていることでポップな雰囲気でおばあちゃんもパワフルな印象になっている(原作とは違うテイストのパワフルさ)のです>>続きを読む
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これはテレビドラマでやるべきだったのでは?というのが率直な感想。
俳優陣は素晴らしいけど、映画としては脚本と演出がイマイチ。
綾野剛さん、北川景子さんのバディはもっと見てみたいし、岡田くんもいい味出し>>続きを読む
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吹き替え版にて。
評判は聞いていたけど本当に面白かった!
事前情報をまったく入れずに見たけど、それが良かったのか最後の方までなにがどうなるのかわからないまま、最後の小黒の「師匠!」で思わず落涙。
国を>>続きを読む
試写会にて。
美しい景色と二人の若者の今にも爆発しそうな不安感と憤りに胸が苦しくなる。
終盤で涙が止まらなかった。
映画館のスクリーンに映る村上虹郎さんの横顔の美しさに息を呑んだ。
フジテレビ系ドラマの映画化の悪いところがこの作品にも……とは感じるのですが(過剰にゲスト俳優を出してごちゃごちゃさせる)、そこも含めて脚本で逆手にとっている感じはあり、結果的には無難に面白いな、という>>続きを読む