ぴんじょんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

ワンアイデアを見事に生かす。
日本のラノベが原作なんだそうですが、日本的な変な情緒が表出されず、とても爽快に見られました。

トム・クルーズの好演のおかげかもしれませんし、原作のアイデアが見事だったお
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

進歩はないけど、ぼーっ見るにはいい。
内容は前作とほとんど同じ。

ひたすら敵を倒していく。

主人公のジョン・ウィックが強くて、やられないことが分かっているから、安心して見ていられました。

ラスト
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

な~んにも残んないけど、それでいいのだ。
テレビの「必殺シリーズ」を思い出しました。

殺しのプロが、悪い奴らを次々とやっつける。

荒唐無稽だし、たくさんの人が死ぬけど、ゲームと同じで人が死んだとい
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古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

5.0

なんと美しいアニメーション。

こうした作品をスクリーンで見られることの幸せを感じました。

王子様をとりまく三つの話のオムニバス作品。
古代エジプト、中世フランス、近世トルコ。それぞれの時代の王子様
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

2.0

命をもてあそぶ感じが不快。
前作もひどかったけど、本作もひどい。

勝手に恐竜を復活させといて、火山の噴火から救おうとか何とか…。

馴らした恐竜に助けてもらったり、クローン技術が恐竜だけじゃなくて…
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.0

出てくる人物みんなアホ。
かつての『ジュラシック・パーク』では恐竜をスクリーンによみがえらせただけでも驚異であり、インパクトがありました。

そのうえ、マイケル・クライトンの恐竜復活の科学技術がどこま
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.0

スピルバーグがこれじゃいけない。
スピルバーグともあろうものが、なんてこんな映画を撮ったんだろうという気がしました。

全く子どもの映画じゃないですか。
子どものための映画じゃないです。
子どもをバカ
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ファンシイダンス(1989年製作の映画)

5.0

あなたの知らない世界を覗かせてあげる…。
もう、何度も繰り返して見ています。
衛星放送で放送していたので、久しぶりに見ましたが、やっぱり面白い。

キャラクターがくっきりと描かれていること、台詞回しの
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.0

コメディ版『ニュー・シネマ…』ですが。
映画草創期、サイレント映画の活動弁士を主人公にしたドタバタ活劇です。

活弁という映画文化は日本独自のものだそうで、起源を訪ねると、歌舞伎や浄瑠璃の語りに求めら
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

5.0

違和感のないアメリカ製日本民話
昔の日本を舞台にしていますが、アメリカ製の人形アニメーションです。

折り紙を操る少年クボが、見守り役のサルとカブトムシに助けられながら両親を殺した祖父への仇討をすると
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ブラジルから来た少年(1978年製作の映画)

4.0

ナチズムはグロテスクな老人の夢
以前、交流のあったブロガーさんから紹介されていた映画でした。

題名はちょとのー天気なんだけど、それなりに怖い映画。

SFというかサスペンスというか。
ヒトラーのクロ
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

5.0

面白うて、やがて恐ろしヒトラーさん。
ヒトラーが現代のドイツにタイムスリップしてきちゃうというお話。

かつての独裁者が現代ドイツでその思想を語り始めても、ブラックジョークとしてとらえられ、かえって喝
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ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ(2018年製作の映画)

5.0

芸術は個人を解放するから危険視される。
ドキュメンタリー映画です。

ここのレビューアーさんがた、なんだか、エンタメを期待しているようですが、それを期待しちゃいけませんよ。

メインに語られるのは、ヒ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

5.0

美しい海と光
南太平洋を舞台にしたアニメーション。

命の源とも言うべきテ・フィティの心が盗まれたためにしだいに滅亡に向かう島を救うため、心を盗んだ張本人マウイを見つけだし、ともに、テ・フィティの心を
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クリスティーン(1983年製作の映画)

4.0

アメリカ版付喪神
スティーブン・キング原作のホラー。

本作、クリスティーンという自動車に関わると不幸が訪れるというお話。
日本だったらさだめし妖刀のたぐい、付喪神のたぐいのようなものでしょうか。
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

5.0

「寅さんがいてくれたらなぁ。」

映画としてどうこう言う前に、そう思いました。
そして、それがすべてだと思いました。

単なる寄せ集めじゃないかとか…、
満男の初恋その後なんかどうでもいいとか…、
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

5.0

熱い!オヤジ祭!(これ、公開当時に書いたものです…)

敬愛するレビューアーさんの熱いレビューにひかれて、また、今年入ってきた腐女子系新人の「見てきましたけど、おもしろいっすよ。」という言葉にも押され
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

5.0

いわゆる「時代が追いついた」って奴。

30年以上前、学生時代に見た覚えがあります。
当時からイベント映画として有名で、コスプレして映画館で騒いで見るというのがこの映画の鑑賞方法として伝えられていまし
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BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-(2019年製作の映画)

4.0

拾いものですよ。

昔気質のヤクザさんが、性転換させられてアイドル活動をさせられるというお話。
設定は面白いと思ったけど、どうせキワモノ映画だろうと、期待せずに見ました。
というより、キワモノ映画好き
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.9

わかりやすさを前面に出したのは正解。

妻が劇団四季の『キャッツ』を見てから、急に見たいと言い出しました。

劇団四季のミュージカルを見るまでは、映画の『キャッツ』は気持ちが悪くて…と言っていたのに、
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バーバレラ(1967年製作の映画)

3.0

サイケなエロチック・ファンタジー。

ジェーン・フォンダ主演のエロチックSF。

あの時代のチープさというかサイケデリックさが出ています。

SFというより、SF的趣向のエロチック・ファンタジーですね
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

5.0

ヲタク愛が宇宙を救うのだ。(現実でも!)

『スター・トレック』のパロディ…というか、トレッキーのパロディというべきか。

『ギャラクシー・クエスト』という人気番組があったという設定。

その役者たち
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炎の少女チャーリー(1984年製作の映画)

3.0

ロリコン・ホイホイだと思う。

80年代前半のSF映画としては、B級というほど貶めるような出来ではないと思います。

それどころか、なかなかの力作なんじゃないかと思います。

とは思うんですが、やっぱ
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マッドマックス(1979年製作の映画)

5.0

このレビューは、余計な事、書いてます。

オーストラリア・アクションの先駆けとなった本作、改めてみると、低予算テイスト満載の映画でした。

低予算の傑作と言えばジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』、ジョン
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.0

ばかばかしいほどにきれいなエンタメ。

美男美女コンビの宇宙捜査官が、滅ぼされた惑星の秘密を追って正義を体現しようとする、エンターテイメントSFの王道のような物語。

物語はとっても単純。

自然と調
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ピノキオ(1940年製作の映画)

3.0

ディズニー古典として及第点とは言えない。

ディズニーのアニメーションは基本的にどれも好きなのですが、なぜか本作だけは好きになれません。

その昔、テレビで見たときは、「すごい」と思ったのですが、今回
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雪の女王(2012年製作の映画)

2.0

あの名作とは違うので…。

『雪の女王』といえば、旧ソ連の名作アニメか『アナ雪』になっちゃうんだけど、これはロシアのCGアニメ。

どうしてもアメリカ製CGアニメと比べちゃうから、技術の未熟さは否めま
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潮風のいたずら(1987年製作の映画)

5.0

好きな映画がまた一つ増えました。

とってもチャーミングな映画です。

公開当時も見たいと思っていながら、つい機を逃してしまっていました。(いったい何年になるんだよ!)

記憶喪失で境遇が変わってしま
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

5.0

希望は子供たちに託して。

無実の罪を着せられた黒人青年を弁護する弁護士アティカス。

黒人差別が色濃い街で黒人を弁護することは、自身もまた嫌がらせを受ける危険を冒すことになります。

リチャード・ア
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.0

主人公の複雑な背景は生きていないけど…。

日本から見ると、第二次大戦の反省においては優等生とも思えるドイツ。
いまなお、ナチスの残党には追及の手を緩めない。
そんなドイツにも、こんな歴史的な恥部があ
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続 青い山脈(1949年製作の映画)

3.0

正編と続けてみないといけません。

青い山脈の後編となります。

普通の続編ではなく、正編と続編であわせて1本の映画になります。

前編で起きた偽手紙事件が理事会において討論されるというのが、後編の中
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青い山脈(1949年製作の映画)

4.0

現代だって学校はこんなもんだよ。

その昔、石坂洋二郎の原作を読んだことがあります。

風俗的には少々古臭い感じは否めませんでしたが、それでも決して現代に通じないような作品ではないと思いました。

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地球の静止する日(1951年製作の映画)

4.0

傲慢さが気にならない宇宙人の善意。

大変有名なSF映画。

核を開発した地球に宇宙人がやってきて平和共存をしなかったら、ひどい目に合わせるよと警告してくれます。
でも、国家間の協調ができない地球人は
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.0

エンタメとしては予告の方が面白いが。

予告編はむちゃくちゃ面白い。
とんでもないレファレンスが次々と舞い込んでくる、これどうやって処理するんだろうと不思議に思いました。
そして、公共図書館を最後のシ
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弁護人(2013年製作の映画)

5.0

民主主義は戦って手に入れろ。

最初に…なんか、この総合評価の平均値っておかしくないかなぁと思いました。レビューのほとんどは★4以上なんだけどなぁ。

人それぞれに感じ方は違うから、低い評価が入っても
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グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

5.0

現代版『ニルスの冒険』。

渡り鳥の保護のために、危険の少ない渡りのルートを鳥たちに教えようとする鳥類学者と、その家族の物語です。

さまざまな切り口で鑑賞することのできる、すぐれた作品でした。

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