ぴんじょんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

あくなきチャレンジャーの世界。

映画というのは、もちろん「動く絵」だから。音以前に、絵とその動きがあってこそのものだと思います。
それは、無声映画の、音がないのに生き生きとした画面を見ればわかります
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アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)

3.0

扇動に乗りやすいのはロシア人も同じか。

ロシアのSF。

ロシア=ソ連のSFといえばタルコフスキーの『惑星ソラリス』のように、静謐な思索SFというイメージがあります。
本作はハリウッドばりのSFXで
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

4.0

そんなに回り道はしてないと思う。

亡命インド人と、夫に捨てられた初老の女性の心の交流を描いた小品。
大きな事件があるわけでもないし、そんなにドラマチックな展開でもありません。
でも、心が温まり、もう
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

4.0

あれ、意外に面白かったっす。

はい、『ファーゴ』の後日譚です。

後日譚といっても『ファーゴ』の物語とは関係ありません。
実録と銘打って、実は全くのフィクションである『ファーゴ』を実話と信じて雪の中
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

物語に関係ない人物がいいんだなぁ。

実録もの風犯罪映画。


狂言誘拐で、事業の資金を得ようとするものの、誘拐依頼者の暴走で、収集のつかない犯罪になっちゃうって話。

犯罪にかかわってしまう側は、狂
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宇宙大征服(1968年製作の映画)

3.0

むちゃくちゃな計画ですわ。

ロバート・アルトマンは、実は僕は『マッシュ』が意外にも苦手。
じゃあ、宇宙開発物はどうなんだろうと、そう期待もせずに見始めました。
うん、『マッシュ!』よりは違和感なく見
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

ビジュアル重視ってことで。

キューブリックの名作SF。

学生時代にリバイバル上映を見て以来、何回となく見ています。

1968年の公開だから、50年以上前の作品なのですが、全く色あせることがありま
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囚われの女(1968年製作の映画)

3.0

オタクはダメよって映画かな。

『恐怖の報酬』のクルーゾー監督が描いた変態さんのお話。

町山智浩氏の解説によると、製作時すでに老境に入っていたクルーゾー監督が、当時流行していたポップカルチャーに対す
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.0

まあ、こんなとこですか。

クラシックなテレビゲームの対戦映像を、地球人からの宣戦布告と考え、テレビゲームの形で対戦を挑んでくる宇宙人。

かつてのゲーム少年たちが挑戦してくる宇宙人たちと戦います。
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.0

ふざけるなディズニー!

と叫びたくなりました。
ディズニーは『スター・ウォーズ』をグタグタにしたのにも懲りず、『インディー・ジョーンズ』をもグタグタにしてしまうつもりなのでしょうか。
ジョージ・ルー
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

5.0

いいじゃん、いいじゃん

しっかり予習・復習もして、体調も整えて見に行ってきました。

思えば、昔は映画は大きなイベントでした。

『スター・ウォーズ』や『未知との遭遇』なんか日本公開の1年も前から話
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

5.0

テレビ放映、カットされすぎ(2008年の話)

インディ・ジョーンズのシリーズでは一番好きなものです。

ハリソン・フォードとショーン・コネリーの掛け合いもいいし、敵も第1作同様、ナチスと大変わかりや
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.0

意外に面白かった。

インディー・ジョーンズのシリーズでは一番面白くない作品だと思っていました。

確か公開当時「アジア人を馬鹿にしている」という抗議も出たのではないかと思います。

グロテスクさや気
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

5.0

やっぱり思い出の「レイダース」

多くのみなさん同様、テレビ放映で『クリスタルスカルの王国』の予習をしました。(2008年当時の話)

この作品は、思い出の作品です。

公開当時、アメリカのドライブイ
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.0

それなりに楽しめる。ハードル下げれば。

1作目を見たんで、2作目も惰性で見てしまいました。

どうせたいしたことないだろうと思ったのですが、なんと意外に楽しめてしまいました。

実写キャラに慣れたせ
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銀魂(2017年製作の映画)

2.0

暇つぶしなら許してあげられるかな。

原作はそこそこ読んでいて、割と好きな方。

アニメもよく見ていました。

劇場版も見ました、ただしテレビで。

そこそこ『銀魂』好きで、まあ、そこそこの「期待せず
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戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(1971年製作の映画)

4.0

日中戦争の泥沼へ。

もちろん、質は前作同様、堂々たる戦争大作ではあります。

でも、第一部に比べるとどうしてもつなぎの感が否めません。
『スターウォーズ』のエピソードⅤのようなものでしょうか。

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戦争と人間 第一部 運命の序曲(1970年製作の映画)

5.0

これぞ日本映画、大作中の大作!

これを大作と言わずしてなんとする。

まさにオールスター。

物語も骨太。

満州事変から太平洋戦争にいたる大歴史絵巻。

だいたいタイトルからしてド・ストレートな『
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必死の逃亡者(1955年製作の映画)

5.0

上質のサスペンスを楽しむ。

平凡な家庭に三人組の脱獄囚が押し入ります。
命の危険に晒された家族と、必死に逃亡しようとする脱獄囚との息詰まる駆け引きが見事。
監督は『ローマの休日』でも有名なウィリアム
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.0

子供向きじゃないからご注意を。

アメリカの作品と知って驚きました。

いかにもイギリスって感じのシニカルなコメディでしたから。

もちろん原作のピータラビットとは全く違います。

あののびやかで優し
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

久しぶりにビンビンきましたよ!

これは面白い。

スパイダーマン・ファンならずとも、アニメ・ファン必見の作品じゃないかな。

物語は、異次元から集まったさまざまな「スパイダーマン」たちが、主人公を支
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

5.0

これがアスリートでもいいじゃないか。

モデルとなったトーニャ・ハーディング、アルベールビル、リレハンメルの冬季オリンピックに出場。

驚いたことにもう30年も前なのだ…。

オリンピック出場経験者で
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アダムズ・アップル(2005年製作の映画)

5.0

狂気によって更生するネオナチ君。

ネオ・ナチに傾倒し反社会的な傾向を持つアダムは、更生施設である教会で、更生を誓わせらます。

アダムは近くにあったリンゴの木を見て「リンゴを育ててアップルケーキを作
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

4.0

視点は違うけど、こっちも面白いよ。

『新感染』と同じ監督のアニメ作品。

『新感染』の前日譚という触れ込みですが、ウイルス流出の秘密が解き明かされるわけではありません。

同じゾンビものを、舞台と視
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

5.0

アジアらしいゾンビ映画でした。

さすがは韓国映画です。
ゾンビものをかくも面白く…ってことは「怖く」ってことだけど…作り上げてくれました。

閉じ込められた超特急車両の中、一方通行の行き場のない中で
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リロ&スティッチ(2002年製作の映画)

4.7

意外にも、暗い設定の物語でした。

ディズニーの作品としては、他の作品とはやや趣を異にするように思えます。

クラシックで言えば『くまのプーさん』のような感じでしょうか。
スティッチのキャラクターはよ
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ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)

4.0

カーペンター節は、楽しめる人だけのもの。

さすがジョン・カーペンター。

B級魂が息づいています。

火星を植民化したら、そこにいた幽霊が植民した人々に取り付いて、お互いに殺しあいさせちゃう。
まあ
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オー!ラッキーマン(1973年製作の映画)

3.0

『時計仕掛け…』そのまんまじゃん。

『時計仕掛けのオレンジ』のマルコム・マクダウェルが、コーヒーのセールスマンから大金持ちの秘書になるも、転落して…というなんだかわけのわからない不条理劇。

そう、
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

さらにまっとう。

1作目がそれなりに楽しめたので、2作目も続けて見ました。

なんと、1作目よりもさらにまっとうになっているではありませんか。

冒頭で最愛の彼女を殺されてしまうところから、物語は終
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.0

意外にまっとう。

DCコミックスの中でも無責任ヒーローということで売っているようだけど、心意気があるというか、筋の通ったヒーローだと思いました。

ただしゃべる言葉が多少過激なだけ。

導入が唐突な
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おじいさんと草原の小学校(2010年製作の映画)

4.9

邦題からうけるイメージとはちょっと違う。

ほのぼのとした邦題からイメージするものと、描かれているものはずいぶんと違います。
文科省特選どころか、かなりハードな内容です。(PG12ですからね!)

8
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汚れなき悪戯(1955年製作の映画)

4.0

美しい映像に心洗われる。

物語は、修道院で育てられた幼い孤児が、「死んだ母に会いたい。」と言って神に召されていくというもの。

僕たちの感覚からすれば、「いい子だから天国につれて行ってあげる。」とい
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

おっさん版『海のトリトン』

スーパーマンやバットマンと同じDCコミックスのヒーロー。

先に『ジャスティス・リーグ』の方で登場して後、単体として登場。

スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンに
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くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密(2013年製作の映画)

2.0

食べ物を粗末にしてはいけない。

1作目の原作は、たしか絵本だったと思います。

この2作目はたぶん、原作からは離れたオリジナルストーリーでしょう。

もっとも、1作目もかなり原作の絵本から逸脱はして
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ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.0

一流の物まね作品

はっきり言ってモノマネ。

『ルパン三世』を3DCGで描いたのではなく、宮崎駿版『ルパン三世』のモノマネです。

純情な少女を助けるルパンのお話という『カリオストロの城』をちょっと
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荒野の七人(1960年製作の映画)

4.0

原作にはかなわんが、それなりに面白い。

黒澤明の『七人の侍』の翻案で、大変有名な西部劇。
たぶん、過去にテレビで見たこともあるんだろうけど、細部はしっかりと忘れていたんで、きちんと見直してみました。
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