パピコさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

パピコ

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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.0

線路の上に立ち自殺をした男性。
最後の叫び声は「戻りたい!」
彼が死に至るまでの過程、人生を時系列とは逆に振り返っていく。

初見は正直惹かれなかった。
主人公は終盤まで嫌な奴だなと共感することもなく
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

2.5

「明け方の若者たち」のスピンオフ。
描かれなかった彼女からの視点の物語。
本編を観てから観るべき作品。

歳下の男を本気で好きでないのに、寂しさを紛らわすために使い不倫に走った女の自分勝手な言い訳。
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罠 Deep Trap(2015年製作の映画)

3.5

流産をきっかけに夫婦仲が冷めてきた夫婦。精力がつくという孤島の山奥の店に行くことに。
そこの店主は優しいが何かがおかしい。
夫婦の最悪の2泊3日の旅行の話。

いつもは正義の味方のマドンソクが完全な悪
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来る(2018年製作の映画)

3.5

何かが"来る"
幸せそうに見えた家庭は崩壊していく。
フリーライターの野崎は何かが"来る"事件に巻き込まれていく。

この映画ってコメディ映画ですよね?笑
後半から笑いが止まらんかった🤣
最強霊媒師柴
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告白(2010年製作の映画)

3.4

中学校の終業式教師からの衝撃の独白。
「娘を生徒2人に殺された。犯人の牛乳にHIV患者の血液を混ぜた」
教師の復讐と思春期の感情の暴走。

愛に飢える、愛を守る、愛のために暴走する人たちの狂気。
序盤
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渇き。(2013年製作の映画)

4.1

「娘が失踪した」と別れた元嫁から連絡があった元刑事。娘の行方を探すうちに、娘の知られざる素顔が明らかになる。

加速する暴力、目まぐるしく変わる展開、ポップな演出と血が交互に映し出され、観ている人の脳
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.1

コーヒーとタバコをテーマにした短編集。
11話あり、どれもワンシチュエーションで登場人物は2〜3人での落ち着いた会話劇。
白黒でコーヒーの黒とタバコの煙の白が映えてとてもオシャレです。

最初の5〜6
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.7

マクドナルド創業の闇を描く。
営業マンの男が、マクドナルドの真の創業者の兄弟からマクドナルドを乗っ取る話。

胸糞悪すぎて!めっちゃムカついた笑
本質からズレてるレビューなのはわかってるけどムカつきす
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ノラ(2010年製作の映画)

2.6

父への復讐のために生きる主人公。
山奥で出会った男とその娘との数日の共同生活。

主人公は相手にとって1番嫌な復讐を果たした。
けど主人公の顔が晴れることはなく。

感じることがなかった父を見知らぬ男
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レイディオ(2020年製作の映画)

3.7

冴えない男子大学生の主人公は深夜ラジオでハガキ職人をするだけの生活。
ある日ゼミで隣に座った女の子が同じラジオを聞いてることがわかり仲良くなる…

学生映画で話の展開も読めます。
演技もめっちゃ下手で
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ニューオリンズ(1947年製作の映画)

3.0

ジャズやブルースを演奏する酒場のオーナーと金持ちのお嬢様の恋と音楽の話。

白人の音楽クラシック、オペラ
黒人の音楽ブルース、ジャズとわけられ、世間に認められていなかった時代。
お嬢様はニューオリンズ
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ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.0

ジャズレーベル「ブルーノート」の創立から所属したアーティスト達のエピソードやインタビューを中心にしたドキュメンタリー。
ジャズの名盤が随所随所で当時の映像で流れる。

ジャズの知識がないと面白さは感じ
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セッション(2014年製作の映画)

2.5

ジャズドラマーを目指し音大に入った主人公。鬼教師の激しく厳しい指導とそれにくらいついていく主人公を描く。

音楽に取り憑かれた人たちの話。
音楽特にJAZZは楽しんで演奏してほしい笑

主人公もおかし
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

2.8

長崎に転校した真面目な男の子と長崎の暴れん坊がJAZZをきっかけに仲良くなる。
幼なじみの女の子と3人で過ごすJAZZに満ちた高校生活。

少女マンガやなーっていう感じ。
友情と恋愛に揺れる展開。
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花と雨(2019年製作の映画)

2.9

ラッパーSEEDAが「花と雨」という楽曲を作るまでの物語。
ラップにフォーカスを当てずに、主人公が悩んでもがき苦しみ、自らのリアルをさらけ出そうと苦しみます。

主人公は海外育ちで、海外では人種差別、
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.4

1980年代英国。移民への差別が根強く、失業者も多い時代。
パキスタンにルーツがある主人公は厳格な父の言うことを聞き、鬱屈な気持ちを抱え耐えながら生きてきた。
しかし彼には内に秘めた夢があった。
ある
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

強盗専属ドライバーの主人公。
音楽を聴くことでトラウマからくる耳鳴りが消えて天才的なドライビングを魅せる。
一目惚れした女の子のために、犯罪から足を洗うことを決意するが…

最高だった!!!
終盤30
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ブラフマン(2015年製作の映画)

2.8

ロックバンド「BRAHMAN」のドキュメンタリー作品。
歴史を振り返る感じではなくて、この当時のBRAHMANを自らが語り、箭内道彦が密着する作品。
レコーディングやそれぞれの家族、メンバー内のオフの
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フレディ・マーキュリー:キング・オブ・クイーン(2018年製作の映画)

2.8

Queenのボーカル「フレディマーキュリー」の人生を、周りの人の証言と当時のインタビュー、楽曲で振り返る作品。

ボヘミアンラブソディーでQueenに興味を持った人は観たらいいと思います!
短い時間で
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

3.1

イギリスのオーディション番組で優勝してデビューしたオペラ歌手ポールポッツの実話を元にした作品。

いじめられっ子でさえない主人公はオペラを歌うことだけが好きだった。
何回もオペラ歌手への道のチャンスを
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音楽(2019年製作の映画)

3.6

音楽経験のない不良高校生が思いつきでバンドを組み、音楽の楽しさにのめり込んでいくアニメ映画。

独特のクセ強いアニメ映像、棒読みとも言えるセリフ回し。
しかしなぜこんなにも音楽の初期衝動の雰囲気を表せ
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.0

トンカツ屋が女の子にモテるためにクラブDJを目指すコメディ映画。

テンポ良く進み、真面目にDJ目指している中でトンカツを絡めてくるので笑えます。
最後のライブシーンでの共演は上がりますね!

ライバ
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バンクシーを盗んだ男(2017年製作の映画)

3.4

ストリートアートをめぐる様々な動きをまとめたドキュメンタリー。
バンクシーが主題ではないのでご注意を。

ストリートアートは法律上違法行為。
なので作者は捕まらないように逃げる。
すると著作権は放棄さ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

2.3

宇宙空間に放り出された宇宙飛行士2人の地球への帰還を描くアカデミー賞受賞作品。

宇宙空間の映像美、無重力の映像表現が素晴らしくて映画館で観たら壮観だっただろうなと思います。

ストーリーはtheハリ
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.4

元祖ゾンビ映画!白黒、低予算作品。
日常からの非日常。噛まれたら感染。
頭を狙う、焼き尽くせば倒せるゾンビ達。
ある民家に逃げ込んだ女性は恐怖に怯えながらもゾンビに立ち向かう…

人間通しの対立からの
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

2.8

天才数学者が戦争を止めるために数学で奮闘する話。

「強い戦艦を作ることで、日本は武力を誇示したくなり、戦争に向かう」
「最強の軍艦を作り、戦争で沈められることで日本国民に戦争で勝つことを諦めてもらう
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

2.4

天才女子高生小説家の響の話。

現在を未読なのでわかりませんが、主人公の響が暴力女子高生としか見えません笑
天才とバカは紙一重と言いますが、これはただの暴力バカ。
天才描写がただ結果(文藝賞)だけなの
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鼓動(2019年製作の映画)

2.5

父を失った息子と息子を失った父。
2つの家族を描く。
失ってから気づく、後悔。

2つの家族を描くには短すぎるし、この雰囲気で2時間だとよりしんどいなと思った。

藤原季節は存在感があるなぁ
画面に映
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

ケガで陸上を諦めた女子高生。
バイト先の冴えない店長のことが好きになり…

傷ついた2人。店長と女子高生が近づくことでお互い忘れかけていた希望に気づく。
単純な恋愛映画では終わらず、前向きな気持ちにさ
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.2

コーヒーの生産地からお客さんに渡るまでのプロ達のドキュメンタリー。
一杯のコーヒーができるまでに何人もの専門家が携わる。
色々なプロたちのコーヒー愛が語られる。

コーヒーを入れるシーンなどチルな映像
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.5

ワンピース版アベンジャーズ。
麦わら海賊団、新世代の海賊、七武海、過去に倒したボス海賊、海軍、革命軍が協力して巨大な敵を倒す話。

人気キャラ大集合で出てくるメンバーはみんな必殺技だして見せ場あり!
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BROTHER(2000年製作の映画)

3.4

日本で居場所を失ったヤクザが、アメリカに渡り、マフィアとの抗争に巻き込まれていく。

ソナチネをアメリカで再現しましたという感じ。
たけし映画の面白さはあるが、焼き回しの印象を受けてあまり乗り切れなか
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.8

大学生の主人公が友達と作ったサークルが、規模が大きくなり自分達が描いた理想像と違うものになっていると感じた主人公はサークルを潰そうと画策する…

痛いし青いし脆い!
タイトル通りの内容でした。
自分も
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.2

2人の男女が、過去の恋愛を「ちょっと思い出しただけ」。
6年間のある一日だけを現在から一年ずつ描いていく。

自分の若き日の恋愛と重ねて、色んなことを思い出し感傷に浸る映画。
自分に重なるエピソードは
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

3.5

初舞台に挑む若者6人。舞台直前に中止が宣告される。やりきれない思いを爆発させる。

この作品の見どころは74分をワンカットで撮影した点。
若い役者陣の頑張りだけではなく、スタッフ陣の裏の努力は想像つか
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.1

偶然と想像をテーマにした中編作品が3作オムニバス形式で描かれる。
3作とも会話メインの作品。
濱口竜介入門編とも言える見やすい作品。(性的な描写あり)

世にも奇妙な物語でもあり、コントでもあり、日常
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