もしかしたら自分の愛する人や大切な人も市子なのかもしれない。
ありえないけど、ありえないとも言い切れない。そんな不気味さを提起する作品。
夏のうだるような暑さにも似た不快感が我々の心に絡みつく2時間で>>続きを読む
病気や性格によって、誰しも多かれ少なかれ生きづらさを日々感じている社会。周りの人の温かさに胸の中がじんわりと温められていき、気付いたら涙が出てしまっていた。
地球が周り続ける限り、誰にも等しく夜明けは>>続きを読む
彼はなぜボロアパートに住み、トイレ掃除の仕事をしているのか。
深い理由があるのかもしれないし、何の意味も無いのかもしれない。観ている人が知り得るのは、その事象だけであり、その背景に何があるのかでは無い>>続きを読む
説明不足によりところどころ?となるシーンが多かったが、この作品においてはその批判は野暮であると感じた。
言い換えるならば、物語の中の余白に自身と大切な人を投影できる所がこの作品の魅力であるのではないか>>続きを読む
事実は1つであって真実は1つではない。
視点が代わっていくことにより事実が徐々に明らかになる。事実が明らかになることで登場人物に対する心象も代わっていく。
手法としてはよくあるものなのだが、物語の展>>続きを読む
限られたリソースで最高の商品を作る。
限られたカードで最高のプレゼンをする。
エンジニアにもセールスマンにも共通する信条である。
少ない時間と資金と最大限のアイデアで立ち向かう様は見ていて爽快であっ>>続きを読む
みんなが楽しめるハッピー映画。
マリオの世界の小ネタもふんだんに取り入れられており、知識の有無問わず楽しめる作品。
新しい要素を入れつつ感動はそのままに、なおかつ迫力は何倍にもなっており、シアターが湘北vs山王の観客席になったかのような満点の臨場感と一体感を感じることができた。
オープニングのゾクゾク感をそのままに>>続きを読む
躍動感のある筆さばきは見ていて心地がよく、完成された作品もどれも美しいものであった。
水墨画がテーマということで、水墨画に対する演出には大きなリスペクトが感じられた。
しかし一方で、水墨画の概念的な説>>続きを読む