マーキュリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

サンクスギビング(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

冷凍庫の扉に貼り付けるとか面白いところもあったけど、基本的に主人公がいけ好かない女で最後までいけ好かないままだし大して傷つきもせずずっと綺麗な姿のままなのが確固たる不満。

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.0

序盤の海中戦は退屈で白目剥いてたけど、巨大生物島に着いてからは割と楽しめた。ゲテモノ映画&パトリック・ウィルソン萌え映画として。

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.0

「時には暴力が解決することもある」て台詞がすごく効いてて、言葉ではなく拳で対話する作りにはしつつ、きちんと暴力では解決しない結びにしているから偉い。が、そういう「脚本」がチラついてしまった感はある。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.0

流し見。そもそもこういうテーマの映画が苦手ではあるけど、夫が怒鳴ったりしない穏やかな口調ではあるけど、煽りスキル高めの上からな話し方でそれがだんだん癖になってくる。この尺で収めているからオールOK感あ>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

2.0

流し見。こんなに長尺なのに大した展開もなく室内で揉めてる時間があまりにも多く、クライマックスが鹿に叫びまくるところと隣人との交渉のクロスカッティングって、とにかく被写体に動きが少ない。

真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.5

刑務所入るまでトントン拍子で堕ちてくのが若干辛気臭かったけどそこからバディ物っぽくなり、その状況で⁉︎てタイミングで結婚式挙げたりパンク精神が静かに加速していって好き。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

イシューと純愛物のバランスが絶妙で全然胃もたれしないのに満足感すごい傑作でした。会議室臭もしないしほんとすごい。水と火の自由変形具合も楽しい。花という名の脇毛を好きな女性にプレゼントするあの子どもが好>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.0

見上げることと木漏れ日の表現は好きだったけど、出てくるトイレが全部キレイでお洒落なのよ。。あと全く自炊をしないの。

理想郷(2022年製作の映画)

3.5

長回し・移動・奥行きのコンボで緊迫感すごかったし、回想シーンに頼ることなく会話で過去をチラ見せするのも好きです。冒頭の飲み屋での顔面アップの切り返しの連続にはぐったりしたもののそれ以降はずっと楽しめた>>続きを読む

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

4.0

タイヤ転がしながら駆け出す横移動から興奮。ただ電話をかけているだけなのに冷蔵庫から食べ物を取り出して立ち食いしたり、全編に渡って細かいアイデアが豊か。視線誘導のために組み立て途中?のボートを担ぐ2人組>>続きを読む

しわ(2011年製作の映画)

4.5

アニメなのに緊迫するシーンは手持ちカメラのような荒いカメラワークになるのアガった。オリエント急行妄想にトリップするのもシームレスで素敵。爺ちゃん婆ちゃんたちの青春映画でもある。青春映画といってもちゃん>>続きを読む

Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)

5.0

この世の最高傑作を見てしまったような気がするけど、そういう最高峰に出会ってしまったときに何故か悲しい気持ちになってしまう自分のメンタルなんなの。。ロスに近い気持ち。。

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.5

前向きラストでびっくり!そして台詞も多め!男女の物語としても面白いけど、留置所で出会って仕事を紹介して仲良くなった同僚に、最後はゴミ収集車で船まで送ってもらうっていう円環的な関係性も好き。

人生タクシー(2015年製作の映画)

4.5

姪が最高すぎる。ラッパーになって欲しい。金魚鉢が割れて、金魚が死んじゃう!て喚くとこも最高すぎ。闇DVD屋さんも怪しいけどちゃんと謝罪して握手するから安心できたし良い映画です。車内カメラで移動を追う映>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.5

あのぐねぐねのアパートを見つけたことが優勝。病気映画にありがちなウェットな演出が一切ないのも好きです。ほぼ全編分割画面という体験は貴重なので映画館で見れて良かった。

北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

4.0

秋乃さんの動きが大胆でとても良かった。東堂さんの神出鬼没具合も楽しい。

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

2.5

もっと軽やかな映画が見たいです。俳優の演技に重きを置きすぎ。撮影と音楽はむちゃ良い。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.5

見てから2週間くらい経つのに未だに何がそんなによかったのか全然言語化できないけどとにかく感動した。大量の飛行機が落ちてくる。それだけで良し。いずれ考えがまとまったらまた更新します。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

何してもつまんなくて人を傷つけることだけにしか興味がわかない時期って、、あるよね、、辛い、、ファッションアイコン化著しくて今まで避けてたけど、これ10代のときに見てたら多分刺さりまくって立ち直るのに時>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.0

圧倒的斬首量ではあるが、量だけが積み重なってる感が拭えない。小林薫ののらりくらりタヌキ感と、荒川良々の滑稽さが良かった。細かい文句は色々あるけど細かい好きもいっぱいあってなかなか一言では表現し難い映画>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

笑わせるつもりがあるのかないのかわからない塩梅のコメディセンス。ティルダ・スウィントンとの会話は退屈だったけど(原語だと良い?)。仕事のあらゆる所作や捨てる容赦のなさのテンポ感はお見事。冒頭の椅子に座>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

飽きずに最後まで見れたし好きな作品ではあるが、スコセッシ流の徹底した倫理的配慮を映画という媒体でやるには限界を感じつつ(そんなに正しい映画を撮りたいのであればドキュメンタリーでやれば?という暴論も頭に>>続きを読む

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

3.5

群衆物が好きなので楽しめた。仕事中にスマホをいじる、という円環構造。コメディ色があるのかと期待してたけど意外と真面目〜と思ってたら、最後のクマで少し笑えた。

春画先生(2023年製作の映画)

3.5

地震のなか、手を退けることで見える春画の性器にハッとする出会いが良かった。分かってはいたけど春画が途中から消えていくのが残念。技巧とコメディはなかなか楽しめた。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

ダコタ・ファニングというキャスティングがアツすぎる。マッコールさんが最早悪役に見えてくるぐらい怖くて(最早クライマックスは敵視点で撮られててマッコール氏による恐怖映画となってる)、殺すことに躊躇いがあ>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.0

泣かせようとする劇伴さえなかったら!
子どもたちに紹介する場面は胸が痛くなる。
旅行から帰ってからの急な変化に付いていくのは大変だけどそこからの方が現実的。ダンスの反復は泣きます。

トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン(1980年製作の映画)

3.5

前半結構退屈で何度もウトウトしてしまったけど最後あんなん泣いてまうやろ…

フレンチ・コネクション2(1975年製作の映画)

4.5

超面白い!!追いかけっこ自体は1の方が面白いと思うけどガソリン持込事件はあまりにも最高。都市×港というマルセイユのロケーションが超良い。薬抜きタイムだけはしんどかったけど、全体的にダイナミックでとても>>続きを読む

ハード・チェック(1994年製作の映画)

3.0

冒頭のブチギレ退出→戻ってくる、を何度かやってるのが一番面白い。大学の外の風に吹かれる大量のゴミがエモい。試合に迫力が足りなかったし最終的に演説映画になっていることがちょい不満。

ブリンクス(1978年製作の映画)

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日本語字幕なしで見たので点数は付けないでおくけどそのハンデがあっても面白かった。おバカ愛嬌が愛しいコメディで、顔面から飛び込んだ先に血肉ドボンしたり、露店で盗んだ派手なネクタイをいつも付けてたり、冷蔵>>続きを読む

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

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この映画に関しては、脚本がすべての勝利でありこの脚本の前では演出に全然目がいかなくなって困ってしまう。そういう意味で点数つけられない。3番をジョージCスコットが演じていることが胸熱。

ハンテッド(2003年製作の映画)

4.5

見直したらむちゃくちゃ面白くてびっくり。ナイフへの絶大な信頼がアツいけど、お互いにナイフを手作りしてるクロスカッティングはさすがに笑っちゃった。序盤、罠に掛かった犬を助けるくだりで突然を積雪を掘って薬>>続きを読む

英雄の条件(2000年製作の映画)

3.0

真面目な映画だということは重々承知だけどサミュエルLジャクソンが「マザーファッカー」と言ったかどうかを法廷で争うのにはさすがに笑ってしまう。政治的に微妙な作品で、原題がRule of Engageme>>続きを読む