アレ浦和さんの映画レビュー・感想・評価

アレ浦和

アレ浦和

映画(68)
ドラマ(1)
アニメ(0)

関心領域(2023年製作の映画)

3.0

「不穏」かつ「不快」
映し出される映像は何気ない家族の平穏な生活
しかし遠くに見える風景や生活音とは違う異様な「音」が平和な生活のすぐ隣にある何かを想像させる

もうオープニングから不安になります
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.0

前章ではまだ少しはあった平和な日常はどんどん減り、近づきつつある終末になんだか落ち着かず鑑賞中は終始ゾワゾワした変な気持ち悪い感覚が付きまとう。
とはいえ作品が悪い訳ではなくそんな感覚に陥らせることこ
>>続きを読む

ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

上手ですよね。擬人化だけじゃなく競走馬の物語をきちんと見せることが。
競馬に詳しくなくてもしっかり楽しめる。
ただ個人的には映画だとちょっと疲れるかな。

最後のうまぴょいで泣いた。

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.0

冒頭にプロデューサーのジギー・マーリーが出てきた時に少し嫌な予感がしましたが、最後の「ONE LOVE」ですべて丸く収まりました。

音楽は当然素晴らしいし、ファションもカッコよくて真似したくなります
>>続きを読む

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

すべてが無茶苦茶な設定。
パソコン、スマホを操作してSNSに投稿し車まで運転するナマケモノ。
一応、SNSに見られる過剰な自己顕示欲に対する警告があるんだろうけどさすがにどうなんだろう。
ちょっと期待
>>続きを読む

鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

池波正太郎作品にハズレなし

シリーズは違いますが去年の仕掛人・藤枝梅安の2作品に続き本作もとても良かった。

どうしてもまだまだ二代目中村吉右衛門さんの鬼平のイメージが自分の中で強いところもあり、本
>>続きを読む

ジョン・レノン 失われた週末(2022年製作の映画)

3.0

作中に出てくるジョン・レノンの写真がホントにカッコいいんだけど私生活はだらしないダメ男。でも天才だから。
そんな彼がオノ・ヨーコと別居していた期間を当事者であるメイ・パンの証言を元にしたドキュメント。
>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

キャラクター設定もストーリー展開もハリウッド映画あるある満載。しかもシリーズを重ねる毎に悪くなるところまで踏襲されてる感じ。
こういう作品には人間ドラマとか複雑な背景とか求めてなくて、チンピラが街です
>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

美しい映画。
「エルヴィス」のオリヴィア・デヨング演じるプリシラも綺麗でかわいくて魅力的だったけど、本作のケイリー・スピーニーのプリシラもとても魅力的。プレスリーと出会った頃なんて天使のような可愛らし
>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.0

怖かったです。
歳を重ねるごとにこの手の作品の耐性が下がってるのを自覚させられました。

マーガレット演じるネル・タイガー・フリーさんが美しい。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

仕方なかった、他に方法がなかった、自分がやらなくても他人がやってた…

確かにそうなのかもしれない。
だけどこんな理由を並べて何万人もの頭の上に原子爆弾を落とせる人類が恐ろしい。

「物理学300年の
>>続きを読む

エリック・クラプトン : ライヴ・イン・サンディエゴ〜伝説の一夜(2016年製作の映画)

3.0

90分間ずっと目に涙をためて観てました。

クラプトンとJ.J.ケイルが楽しそうにギターを弾き歌う姿をサポートの若い二人が嬉しそうに見ている。そんな雰囲気の中で演奏される「コカイン」を観られるだけでク
>>続きを読む

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.0

自分の身体のことなのに自分で決めることが出来なかった女性たち。いろいろな物と闘い権利を掴み取ってきたのだろうけどまだ男の自分にはわからないような苦労が今の時代にもあるのだろう。だから男性こそ観た方がい>>続きを読む

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

3.0

今まで観る機会がなくはじめて観ました。
オープニングからカッコいいですね。
細かいストーリーを楽しむというよりマカロニウエスタンという型を楽しむ歌舞伎のようなものなんでしょうね。「夕陽のガンマン」も是
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.0

個性的なタッチで描かれたキャラクターちょっと心配だったけど観ているうちにどんどんかわいく見えてきて終わる頃には好きになっていた。主人公ふたりの声優ぶりもとても良かったです。後章もたのしみ。

彼女たち
>>続きを読む

COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

3.5

ロックバンドのドラマーがドラム愛を語る86分のドキュメンタリー。
ニッチなテーマの作品だけど出演してるドラマーの方々のドラム愛溢れる素晴らしい作品。
小学生の頃、母にドラムでも習えばと言われた時にYE
>>続きを読む

リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング(2023年製作の映画)

3.0

ロックンロールの創始者の1人とされるリトル・リチャードの人生を辿るドキュメント。
この手の作品に多い関係者のインタビューで構成されている。なので気を抜くと現在地を見失なう可能性も。

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.0

ストーリーはご想像のとおりのサッカー版クールランニングのような作品。
最近はあれこれ考えてしまったりする作品を観る機会が多かったけど、こういう肩の力を抜いて気軽に観られる作品も必要なのです。
日本の某
>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.0

他の映画を観た時の予告編からかなり原作のキャラクターに似せたキャスティングで期待はしてたもののその予告編ではセリフが流れなかったので実際に俳優さんが演技するものを観たらどう感じるのか不安だったけどその>>続きを読む

漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

3.0

観る前はアメトークみたいな感じなのかと思っていたけどちゃんとドキュメンタリー映画になっていて監督の漫才愛、寄席への思いも伝わる良い作品でした。
寄席で行われる大衆演芸についてはテレビと違ってなかなか資
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

面白いか面白くないかと問われれば面白い。
だけどモヤモヤする。
そのモヤモヤがあるからこそ「疑わしきは罰せず」でああいう判決になるんだろうけどそれは当たり前だろうという予想の範囲を超えることなく裁判は
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

なんか上手く言えないけどすごいものを観た気がします。良し悪しは別にして。※今年2度目
正直、私にはうまく消化することができない作品でした。
ただ言えることはあんな街には住みたくない。

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.0

ミュージカル映画が苦手ですがこの作品は良かったです。音楽が素晴らしかったし、歌い出すことが自然に思えたからでしょうか。

「私は生きている」

辛いことがあっても生きていることはそれだけで尊い。

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画好きです。

ストーリーはよくあるパターンで単純といえば単純、特に歴史的な前提知識もなくても登場人物の観察だけで楽しめた。
またジャンヌ(マイウェン)とルイ15世(ジョニー・デップ)はもちろん
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

なんか上手く言えないけどすごいものを観た気がします。
劇場の他のお客さんの集中力も凄かった。

そしてウィレム・デフォーのカッコいいこと!
「プラトーン」観た時から好きでしたが今も変わらずカッコいい。

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.0

2024年の1本目

なんとなく韓国でも南北問題はセンシティブなものでコメディ作品として取り上げるのは難しいのかと思っていたけどそんな事はないようで見事に笑えるエンタメ作品でした。

邦題はヒットした
>>続きを読む

僕が宇宙に行った理由(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

Filmarksさんの試写会にご招待いただき鑑賞。

叶えるにはとても高いハードルをいくつも乗り越えなければならないような壮大な夢を実現させた前澤さんだから簡単には真似できないかもしれないけれど、この
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公平山の生活は今の時代の価値観で言えば人から羨ましがられるものではないのかもしれない。それでも見ていてとても贅沢な暮らしに思えた。自分には憧れても中々辿り着けないだろうな。

最後の役所さんがとて
>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

TVドラマの劇場版ばかりの日本映画には到底真似できないスケールの大きな闘いの場面はやっぱりスクリーンで観て正解。

エンターテイメントを楽しむにも教養・知識は必要ですね。勉強しなおします。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

金田一耕助シリーズのような設定で進む物語。
会社も仕事もないおばけ(妖怪)にも愛はある。大人が楽しめるアニメ映画。

水木しげるマニアの活弁士坂本頼光氏もオススメの作品。

春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)

3.0

「春画先生」とセットで観ることをオススメ。
大きなスクリーンに写し出される春画は一見の価値あり。

人間らしさからどんどん遠ざかるようなことが求められるような今の時代、改めて性や人間らしさを春画をとお
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

痛い。相変わらず北野映画は痛い。今作も痛いシーンがほどほどにあります。
作品としては期待ほどでもなかったというのが正直な感想。途中、笑ってはいけない戦国時代になってた。

シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

人々の生活はなんでそんなにユルいのかと思うほど緩く過ぎていくのに抱える問題は重く、そして悲しい結末。

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

やり過ぎた感もあっかなあ。CG使った甲子園の地下のシーンはちょっと興醒めした。
そこからは盛り返してタワーの伏線回収もあったりで楽しめましたが。

JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】(2021年製作の映画)

3.0

中学生の頃、落合信彦氏の本を読んでいたので多少の知識はあったものの登場人物も多くなかなかのしんどさ。

>|