ソウルさんの映画レビュー・感想・評価

ソウル

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ヴォイジャー(2021年製作の映画)

3.0

「おい初めて脚本書いたんか!」って300回ツッコんだ。
美味しい設定をこれでもかと活用できてなくてある意味凄い。
俳優陣が知る人ぞ知るで、地味に豪華。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

ヴィルヌーヴの冷たさというか、
終始重苦しい演出にこちらも腰がどんどん重くなる。個人的には嫌いじゃない。
恐らくヴィルヌーヴ作品の中ではどちらかと言えばインディペンデントな作品に思うが、スケールの小さ
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.7

デヴィットハーバーを拝む映画。
想像以上にファンタジー
良い意味で裏切られた!

容赦ないゴア描写が素晴らしい。
主人公のバックグラウンド気になりすぎるのでスピンオフしてくれても良い!

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

終始鳴り響くゴランソンの音楽、一息つく間もないセリフの嵐。想像していた温度感とのギャップに180分やられた。
ノーランは相変わらずエンタメに仕上げるのが巧み…
被曝描写の甘さや原爆投下シーンは省くなど
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

一作目は何だったのか…と言わざるを得ない良いテンポ感。これができるなら初めからやって頂きたかった!
SF好きにはたまらないガジェット類も一作目より活躍が多く、視覚的に飽きることなく終始楽しめた。
ヴィ
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スペースマン(2024年製作の映画)

3.8

久しぶりに静かなSFで良作に出会った。
過去の幸せを回想することで薄れてしまった愛情を取り戻すという至ってシンプルな構造。孤独になると次第に人の温かさが欲しくなり、いかにあの時が幸せだったかを思い知ら
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

マシューボーンの物腰が柔らかくなるとこうなるのか!という作品。
かなり大衆に寄せてきたのでエッジの効いた画がキングスマンと比べると明らかに少なく、期待してたエグ味はゼロでした。
最後のアクションだけは
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

身体は大人、脳は赤ん坊。彼女はもっと世界を知りたいと外に出るが、待ち受けるのはゴッドの言う通り想像とは違った残酷な世の中。
美化された社会も、少し俯けば本当の現実に直面する。フェミニズムだけでなく階級
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.6

一言で言えばかなり見応えのあるほん怖。
あまりにも演出演技が上手すぎているのでプロットから目を離してしまいそうになる。撮影はあのトゥモローワールド(children of men)を撮った人か?と思わ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.7

評論家界隈からパールがかなりの高評価を受けてるのを聞き、真っ先にこちらを鑑賞。

想像してたよりは丁寧なホラープロット。
フランス映画的な絵作りと間合いが妙にリアリズムを産んで、ホラー独特のご都合主義
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.2

何これ最高じゃないか!大人まで胸アツになれるアニメムービー爆誕。
この尺でスーパーマリオシリーズの醍醐味全てをきちんと落とし込んでいて、尚且つここまで綺麗に纏めた監督の手腕を賞賛したい。
マリカ大好き
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.9

これをリアルタイムで見てたら、間違いなくひっくり返ってた。
リドリースコットの作る画の奥行き感は流石のもの。CGの発達して無い時代でも、センスと知恵で乗り切る秀才さを遺憾無く発揮してる。
何よりエイリ
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.3

一つ一つ切り抜いた画の華やかさは好き。
ただ前作以上にごった煮にされたエンタメコメディ要素が、物語のテーマや核となる部分を侵食し過ぎて、脳が華やかな映像を処理しきれず。

・良い点
アンの能力表現が面
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

見てから大分経ちましたがようやく…
元々日本のVFXには期待してなかったこともあり、最初見た時は映像と音の作り込みに衝撃を受け心を持っていかれていた。
ただ冷静にならねばと少し時間を置くと、やはりセリ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

かなりアニャのキャスティングで持たせてる映画。それでもワンシチュエーションで料理を主軸にこの緊迫感を味わえたのはとても見応えがあった。

ただ、悪行への償いという魂胆で人間の裏を炙り出すというプロット
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

冒頭のルーティン、誤射までの時間の流れがかなり秀逸。フィンチャー作品の中では群を抜いて面白いOPだった。
そしてマイケル・ファスベンダーはかなりのハマり役。滲み出る冷酷さでセリフの不必要さを物語る。
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.3

猛烈なモヤモヤが残るループ映画。
第2幕辺りまでは「このループ映画かなり面白いぞ?!」
第3幕から「何て展開にしてくれたんだ…」に尽きる映画。
88分が長く感じた人はいるんじゃないだろうか。

ざっく
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

これは凄いものを見た…
車が音で"誘う"シーンは忘れられない。
全体通して評価されるのには納得が行くが
映画としての転調具合に付いて行くのが大変だという事実も多少否めない。

ジェンダーの差異というも
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.0

物凄く良い意味で裏切られる作品。
プロットの組み立てが一級品で、何より素晴らしいのは各キャラクターにはっきりとした存在意義と役割を与えていること。
ある種の擬似家族ものとも言えるが、そこに異常な執着も
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.5

ギャレエドは王道SFをやりたくてうずうずしてたんだ…。

良いところもあれば、モヤモヤも沢山。

正直なところ、AIを扱った題材で、且つ有り触れた子連れ狼作品を何故このタイミングで描こうと思ったのかが
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キカイダー REBOOT(2014年製作の映画)

2.7

特撮だけが気になって作業の合間に鑑賞。

アクションが想像の5倍はよくできてるし構図には物凄いセンスを感じた。ただ肉弾戦が長すぎて終盤はダルくなる。
デザインや機械の重厚感演出も良かった。

が、全体
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

ニール・ブロンカンプと聞くと腐敗したSFやディストピア表現の上手さが思い浮かぶ。そんな彼はエンターテインメント映画における教科書のような作品を作り上げた…

師弟関係の描き方や親子の物語をかなり丁寧に
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.8

この空気感を"演出"してるんだと考えると完成度が高すぎて恐ろしい。
遠回りしてるかに思える物語も実は一本線を歩き続けていて、不可解な点は極力無い作りになっている。

主人公という主人公はいないが、
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.9

ヒーロー映画ってこれくらいが丁度いいと思うんだよな!本当にこれでいいんだよ!
見たいものが見れたという確かな感触。
最後もう少しタイマンを張ってくれてたら100点だったけど、かなり予算つぎ込んでるのが
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

ここまで色んなことがぶっ飛んでると
ブラックジョークでさえも怖く感じてくる。つまりはそれだけ良くできてるってこと。

「正常であること」が、実は「狂っている」という闇が蔓延る社会。所謂コンプラに囚われ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.2

何だかんだで、ジョーダンピールの最初にして最高傑作。
重いメッセージ性をもユーモアに富んだ表現で映像に写し変えるセンスはコメディアンとしての血を感じる。
実は黒人の能力に憧れ…という展開も逆手に取った
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.7

どこか「物足りなさ」を感じたのは事実。
やはり2人揃ってできる事も沢山あったんだろう!

ただ、全三部作の結末からしっかり繋いだストーリーになっていた点と、
ネオとトリニティの絶妙な関係性をこの作品で
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.1

今年一期待してたと言っても過言では無い今作。前評判の高さにビビりながらも鑑賞後にその心配は全て吹き飛んだ!

なんて最高のヒーロー映画なんだ!!
これを見たかった、、きっとみんなこれを見たかったんだよ
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

ついにIMAXにて鑑賞!
映画で言うところの重要なキメシーンみたいものを永遠に見せ続けられる3時間。
その作品としてのあまりの強度の高さに細かいことは何も気にならない爽快さ。

CGに頼りまくった最近
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.9

車走らせて殴り合えば敵も家族になる
家系映画の最終章の幕開け

素直に良かった!特にNOSの使い方が◎
ジェイソンモモアとジョン・シナが良い味出してる。

中性子爆弾が街中で爆発して死者0
これはワイ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

元祖SNSサスペンス爆誕。
SNSの怖さを風刺する実験的映画。
それでもSNSは依然と人々の心の安らぎ場であることも描かれているので、結果としてその存在の脅威性だけに着目できない作りなのが良い…

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ビフォア・アイ・フォール(2017年製作の映画)

3.6

結果的には色々なモヤモヤがありながらも、良いシーンも幾つか散見される個人的に問題作。

・良い点
タイムループものは散々擦られまくってるという点目新しさはないが、面白いなと思ったのは主人公に明確なゴー
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.8

案外見終わってみるとニコニコな今作。
世界観がSWよりなのはネガティブじゃないというか、むしろ個人的にはポジティブに消化できた。そもそもSWというか、色んな作品へのリスペクトとオマージュを感じたので宇
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

紛れもない名作。ジョーダンピールにはこんな作品を作り続けて欲しい。

屋根の上で排泄するジージャンは映画史に残る名シーン。本当に最高だよ。

とにかく画力が凄まじいので誰かと思っていたら、「インタース
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パラドクス(2014年製作の映画)

3.2

ポスター詐欺は辞めましょう⚠️

まるでチープな演劇を見せられてるような前半は本当に耐え難い、伏線のためとはいえ本当に見るのが辛かった。

ただ後半に入り少し目が覚めた。何はともあれ美術班に賞賛を贈り
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

デビットリーチの悪趣味はここでも発揮。そこをもう少し我慢できればなぁという作品ではあるが、伊坂作品との融合だからか妙な面白さが出ていて何だかんだで楽しめた。
評論家が妙に楽しめると口揃えるのに物凄く納
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