パンダ子パンダさんの映画レビュー・感想・評価

パンダ子パンダ

パンダ子パンダ

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

この映画のような価値観が現代めちゃくちゃ多くてそのことが苦しい。こういう映画最近めちゃくちゃ多い気がする。

藪の中的で主題自体は昔から存在しているけど、増えているって観点だとマジ現代って感じ

主観
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コマンドー(1985年製作の映画)

5.0

マジで最高すぎて、友達とガッツポーズかましてしまった

迷えるアラサー女子が見るべき映画はこれです
私のオールタイムベストに入りました

たくさんのセリフのパンチラインもさながら、
プリキュアごとくの
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.4

病気で余命申告された2人が海を目指す話

サクサク進むし、無駄がないのに、
一瞬に映る表情とか演技で、愛おしさだったり少しの悲しさがあるから不思議

かっこよくて、良い映画を見たな

足がメインに映る
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Here(2023年製作の映画)

4.3

音と自然

ゆっくりと時間をかけて進んでいく感じ
終わり方も秀逸

苔にあたる光や音とのシンクロが素晴らしい
そしてエンドロールの文字の出現の仕方も、
ゆっくりたんたんとしていてよかった

急激にでは
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クリスマスのその夜に(2010年製作の映画)

4.0

キービジュアルが思ったよりヤバいシーンでウケちゃった

家に帰る話

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.6

デビュー作て…
引いちゃうな

デビュー作から、笑いと狂気と悲哀が両立してたんですね。

暴力描写なのに、なんだか笑えてしまう。
オチも皮肉があっていいね。

ルックは斜め線を使いまくった構図が多かっ
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ここまで、商業主義的な部分やマスがわかりやすい本を描きながら、映画としての美しさを担保してる作品、近年まじでみないから度肝抜かれた。

企画に川村元気いたし、、、
映画としての興行もとりつつ、作品とし
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.4

世界観と音が美しい

各コスチュームとそれに伴う、演舞だったり、殺陣が色んな国の地域の文化モチーフにしているんだろなってくらい、キマっててよかった

なにより、その殺陣とか世界を美しく撮るためのやりす
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.0

ゆきおの声優が上手くないのが気になって。
天音さんと山田さんが上手い分、すごく気になって世界観に没入できなかったな。

キャラクターは割と好きだったのに入ってこなかった。下手じゃないけど、上手くない。
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クルーレス(1995年製作の映画)

4.8

やばい!!
こんなん最高じゃんか!!!!

鬼ハッピー恋愛映画なんだけど、
セリフと曲が最高すぎる。

明るくて可愛くて、元気でおしゃれな女の子は最高🐈(昨今女で生まれたことの弊害ばかり考えてしまって
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.7

三宅唱監督好きだ

久々に泣いてしまった映画だったな
PMSとパニック障害を抱えている人の2人を中心した日常の話

私は親戚にパニック障害いるし、
数年前いきなり弟亡くなったりしてるから、

割と色ん
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.5

地震や震災を題材にするにしては浅すぎたよ
綺麗で見てはいられるんだけど

茶の味(2003年製作の映画)

3.6

久々に理解できないものみたな。

理解できないけど、笑えるみたいなもの現代には少ないから、割とこんな感覚にさせてくれてありがとうという気持ち

庵野とか、草薙さんとか時たま出てくるキャストが豪華でウケ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.5

見てられないくらい胸くそだけど、
ものっそいおもろいやんけ

こんな直線構図意識して撮るんだ
(哀れなるものたちより、こっちのが個人的に構図好きというか、綺麗な気がする

バリーコーガン、バチバチにい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.0

セリフに出てくる、

哀れなるエマじゃなくて、
Poor emma

哀れなるものやことの複数形
Poor things

がタイトルになったのなんでだろうってずっと考えちゃう。

全ての構図や消費
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ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

4.6

悲しい夢。

お金持ちの男性が、結婚し、
資本がなくなるにつれて不幸になる話。
(パーフェクトデイズの逆張りですね)

妻が病気にかかり、気づけば画面から、色が消えた描写は本当に美しい。

王と鳥とか
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恋愛睡眠のすすめ(2006年製作の映画)

4.6

すげぇな!
クソキメェな!!!

夢遊病の勘違い思い込み激しい男の恋愛映画。
夢と現実がぐっちゃぁぁになって、
現実で好きな人に気持ち悪いことをたくさんしちゃう男の人の物語。

主人公は、まぁ、あり得
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僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

4.5

新年で初めて泣いた映画
映画好きな友達とゲラゲラしながらみたいな。

潰れそうなVHSのお店を、リメイク作品で復興させようとする話

ミシェルゴンドリー好き。

空想っぽい手作り感のある美術とか、
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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃに良かったんだが

私は映画の中で、なにを描くかのストーリーよりも、どうやって描かれるかの絵の部分に興味があるから、そんな私にとっては良かった。

ストーリーは、娘の復讐をする父とそれを頼
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

1.1

クレジットに
UNIQLO、theory、ローソンが入ってた。
まじで、これ系描くなら、徹底したほうがいいと思うよ。美術とか協賛まで。

そこから描かれる、
データとかに頼らない、物質的で素朴な丁寧な
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ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

4.5

うわぁぁ、めちゃくちゃ胸糞悪い。
人によってはトラウマになるんじゃないかな。

だけど、美しい。
長回しがみていて緊張する。

横じゃなくて、上下を使った長回しが多くて、
それが逆に画に緊張感を与える
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.4

新年にいい映画だったなぁ。
なんで枯れ葉なんだろう〜って思ったら、
曲からとったんか。最後流れた時好きな曲だから嬉しかったな。

人間愛に満ちた、何も起こらない映画。
ずっと淡々としている。

色がと
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1984(1984年製作の映画)

4.5

好きです。とても。

海外作家の本って中々読み進めにくいんだけど、ジョージオーウェルは割と好き。

きっと和訳を誰がしてもあんまり差違がないから
原作に忠実な雰囲気で読めるところが好きなんだと思う。(
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.2

この映画ってロレンスとたけしのための映画で前半全てが、坂本龍一とデビッドボウイのシーン全てがフリのように感じた。

ファーデルクリスマス。
メリークリスマスローレンスが、

立場が変わることによって、
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

レビューみてクリスマス映画だと思ってみたらクリスマス映画じゃなかった

コカインハッピーメリークリスマス🎄🐻

フラグ立てまくる出演者を友達と誰が死ぬか当てながらみるのおもろい

サメの次はクマだのク
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.0

めちゃおもろ映画

久々にタランティーノみたけど、
最初の遠方から撮影した車の長回しで殺されるシーンとか、あとめちゃ寄りの人の画の切り替わりとかバチボコに私は好きだった

画として美しいよね

なによ
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(2023年製作の映画)

4.5

え!!
待って!!!!

最高なんだけど!
激ヤバ大掛かりなショートコントじゃん

たけしの作るコメディ映画だ🎬
しかもそれ真剣にやってるからめちゃくちゃいい

ルックも綺麗だけど、それよりも役者の小
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.6

きれいだ。とっても。

昔の女優に憧れる。
昔のが男尊女卑や女性軽視が激しかったはずなのに、昔の女優ってある種の芯や強さがあるのは何故だろうか。。。

表層上の画やキャラクターとしての強さじゃなくても
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

よかった。
ゴジラリスペクト
とっとこハム太郎と同時上映された時のゴジラ並みに、人を意図的に殺すような、殺す描写が怖いゴジラだった。

足元しか映らないカットとか、下からの煽りアングルがここまで怖いゴ
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.6

みれるし、おもろい。
し、お涙頂戴だし、エグさもちょうどいい。

展開が読める感じが、
アメリカ映画って感じがして、めちゃ良い。
ザお仕事ムービーって感じで、ちょくちょく挟まれる独身ネタ関連のセリフが
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マッチポイント(2005年製作の映画)

4.3

胸糞悪すぎ〜
こういうのも描けるんだね、ウディアレン。

重罪と軽罪のオマージュらしいからそっちもみなきゃ。。。

結局資本が勝つんやな。
金持ちは勝ち、弱者は淘汰される。
まさにそれだな。

努力な
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ユリヤは最悪だ。
自己中でその時の気分で衝動的に生きて。
だけど外見の美しさがその衝動性も魅力的にみせる。

小悪魔系とか、そんなもんじゃない。
どちらかというと無自覚な化け物系。

アクセルが死にそ
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