画面サイズや揺れなどのアナログ感がたまらない。
そして、前半の今村夏子や村田沙耶香のような世界観にやられてしまった。御伽話のような展開に鋭い現実が突き刺さる感じ。
今年は『ぬいぐるみとしゃべる人はや>>続きを読む
とにかく夜景が美しい。神経症的に前のめりな編集がたまらん。
こんな題材なんかフィンチャーからしたら朝飯前でしょう。
理不尽さに、屈しない。
社会不正義に、話を最後まで聞かないことに、数字に、左脳的な考えに、不寛容さに負けないで。
その様子だけで、目頭が熱くなってしまった。
あまりに刹那的な題材だし、消費した感が>>続きを読む
美しいとさえ感じるオカルトマナー。
永江監督は3本連続で当ててるからすごいな。
迫害するものとされるものが逆転した世界。モリーがふくふくしてて可愛かった。『金の国水の国』の姫を彷彿とした。
後半のブレンダン・フレイザーの登場でテンションが上がった。
『スペンサー』の様にある短い期間を描いているため、エリザベートの背景を知っているとより理解ができそう。
それにしても、ビッキー・クリープス最強。無言の演技がすごすぎる。
振り返ってみると切実なテーマを扱っていることに気づくが、相反するように華美過ぎる。
あなたは飛沫と糞尿をかけられる距離にいたか。それでも違うと言えるのか。と問われて即答できない自分がいる。
他人事にさせてくれない映画なので、スコア付けが難しい。他人へのおすすめも同じく。
映画が>>続きを読む
この場合、あいつが憎ければ憎いほどいいのだと思うけれど、もう途中で声も聞きたくないほど嫌いになった。
マンスプレイニングとモラハラを全身に纏い、文系を拗らせに拗らせたあいつ。飲み会で偶然会ったらあいつ>>続きを読む
たまに観るあまりにネイティブなコメディ。『バービー』のきついネタだけを抽出したような連続に辟易してしまうが、最後まで観るとジーンとする。
あのキャンプに集まっている子たちは普段のハリウッド映画では見>>続きを読む
落書きテイストを残したままのアニメーションが面白い。ティーンエイジャーあるあるの内輪ネタ、小突きあいが微笑ましくて良い。
音楽もたまらん。
キム・ボラを見たければジャンプスケアの連続に耐えなければならない。
高橋洋みは井戸でモロ感じたけど、白石晃士はどこだったんだろう。
そういえば、『はちどり』の監督の名前と同じなんだ。
デンゼル・ワシントンのあの目。
やばいでしょ。気持ち悪。
1も2も観てなくて、箸休めのつもりで観に行ったらとんでもなかった。
いい。
余韻で言葉にまとまらない。
心の未分化な部分が揺れて、久しぶりに映画館出て斜めに傾いて歩いた。
下半期瞬間最高風速を記録!
演出がキレにキレてる。絶対に画だけで観せるぞ、という鉄則の掟があるかのよう。
雪山滑走のPOV視点最高に上がった。
今日的なテーマを含みながらも、青森の自然と津軽塗りの美しさを堪能できる。
「バカ塗りとは"バカ丁寧"に仕上げる津軽塗りのこと」の説明に呼応してこの映画も丁寧に物語を描いている。途中まで装飾BGMが一>>続きを読む
ドニー・イェンが暗闇で麺啜ってるところ最高。あと、後半の俯瞰の戦闘がパワーバランス見せつける感じで良かった。
戦闘シーンで緊張するから、お話パートで若干眠くなった。けど、まあいっか、と思える。
まずもって、こんなことがあったんだー、というスペクタクルはないけど興味深い実話を元にしている。
そして、市民による権威・権力へのカウンター。本当に権威側へヘイトがめちゃくちゃ溜まる。溜まるけど、気持>>続きを読む
エネルギーのある人(作家)の抑圧と解放の物語。ストーリーではその抑圧が親になることなんだけど、決してステレオタイプには描かず、ポジティブな流れとしてそこに嵌っていく様が見応えあった。
最近出番の多い>>続きを読む
石橋英子のピアノにのった車の走行シーンはいつ観てもいいもんだ。夫のモラハラ台詞が痛すぎてたまらない気持ちになった。もう少しというところで終わってしまった気がする。
マリオン・コティアールの取り込まれそうになる演技。嫌い合う理由が明言されない中、存在感だけで「嫌い」以外の何かしらの感情を溢れさせていた。
この軽やかなロマンティックさがいい。バレエからコンテンポラリーに移っても、マリオン・バルボーの身体性が輝いている。
その日1日の10都市の様子をおさめたドキュメンタリー。さすがに忘れてはいないけど、やっぱり人は忘れてしまうから、刻印として必要だと思う。
「いい子」が背負う重荷を緊張感をもって切実に描いた前半がいい。マスク一つで観客に共感させるところが上手い。りんくまちゃんも演技上手いし。
これが最後まで続いたらすごいとこになってたんだろうなー…
動きの過程を残しながらのアニメーションが気色悪くていい。ただ迂遠的なお話がずっと続くので後半は集中が途切れる。