森メメさんの映画レビュー・感想・評価

森メメ

森メメ

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

テーマのラディカルさ、演技・構成の凡庸さのバランスがすばらしい。能ある鷹は爪を隠す。
カランコエの花に似てる。ぼくはこういう作品が好きだし、こういう人が好きだし、こういう人間になりたい。

太陽の季節(1956年製作の映画)

1.0

とにかくつらくて見てられない。
絶妙に他人事に思えないところが技量。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

自分のような無教養な人間にも三島由紀夫、全共闘のすごさがわかるように作られている。東大の権威で語られることが多い全共闘だが、本作ではできるだけ抑えられていたように思える。

熱はともかく、言葉の力を強
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妖怪の孫(2023年製作の映画)

1.0

見る価値はある。
が、星5中0。(システム上1にせざるを得ない)

・政権支持者は絶対にみたいから、単に政権アンチのエコーチェンバーになる。
・政治の問題を俗人的に説明しすぎ。普通にくどいっていうのも
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RRR(2022年製作の映画)

2.0

日本人にいま、ベタでガチなものが大事。みんなすかしすぎ

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

男同士の青春スポーツを、オタク的推し収奪の可能性をみた

下妻物語(2004年製作の映画)

5.0

昔見て少しイラつきながら好きになれなかった物語が、久方ぶりに見てようやくその意味がわかってきたのがうれしい。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

昔を思い出した。
父から逃げた母が、僕に対して「あなたしかいないの」とむせび泣いたこと。
裁判所から母との接触禁止命令が出た父が、僕に対して「ママを頼んだぞ」と言い残して去っていったこと。

この呪い
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カランコエの花(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

・見ている側に、lgbtに対する差別をすることが以下に恥ずべきことなのかを共感性羞恥によって、理解を増進させるなラディカルな作品だ。

・lgbtに関する授業を下あと、2人の生徒が他の生徒に対してlg
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