cblsmさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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晩春(1949年製作の映画)

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時代性と不変性の両軸でなお面白い。
白黒でも観れるもの。白黒こその工夫もあり、映画とは奥深いな、と感心。
ローアングルからのカメラワークは構図が美しいし、セリフのやりとりは軽快で、正面撮りと合わせてど
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

弾けてる。
でも、犬はダメ…だからこそ、いけいけジョンになる。

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

叔母の死とナチスの崩壊
東西の分断と才能の開花
結婚と自由への亡命
自由の苦しみと原体験の回帰
画家としての成功

大体この5パート構成かな

芸術家の半生を追ってるわけで哲学的ではあるもののナチス時
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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視点平行、最後交差でそもそもの位置(スタンス)の差異を浮き彫りにする手法なのですね。物語として引き込まれる要素がなく、ストーリーとして面白みがなかった。役者陣が今は出世されてるので、それを見て楽しんだ>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

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生々しい現実を生きる苦しみにもがくスワンが愛するスワンを未来に羽ばたかせる話。素晴らしい作品。自分の目で確かめて欲しい。

https://rebooot.jp/movie_midnightswan/

沈まない三つの家(2013年製作の映画)

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太ももを触るおじさんへのハテナマークが消えず引っ張られ続けてしまった。
お兄ちゃん戦場のもそうだったが、変態家族を混ぜ込むのは、どこか目に入れたくないものを見ざる得ないのが家族だからなのか?
まわりか
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プレステージ(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ノーランとして観てしまうとトリックの想像がついてしまう。

とはいえ、ノーラン作品の良いところは意外性を最大化するためには筋の通ったストーリーを丁寧に描くところ。

マジックに取り憑かれた2人。
人生
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孤狼の血(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

平成になる前、広島の暴力団抗争を抑え込むベテラン刑事とその捜査手法に疑問を抱く若手刑事の物語。

正義とは目的か手法か。
現実ではどちらも叶えることは難しく、それ自体誰のための正義なのか、履き違えるこ
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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

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ヘビー級パンチを何発もボディに喰らう感じ。
引き込み方が上手で喪失感からさらに喪失感、そして嫌悪、母性とさまざまな感情を同期させてくる。
韓国社会を風刺したメッセージ性の強いドラマに仕上げるべく内容は
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

ディテールにこだわったら置いてかれる。
初回は時間逆行ロジックの因果律は気にせず無視するのがおすすめ。
人というのは、よく分からないけど面白いもの、を観ると口が開くらしい。
しょっぱなからナニナニ、ド
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.7

こないだまでやってた中島健人と平野紫耀のドラマのオリジナル。

警察学校の若者二人が休暇中に事件現場に居合わせてしまうが、全く動かない警察にシラを切らして自分たちだけで解決しようと奮闘する物語。

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母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

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ネグレクトの親に、振り向いてもらえるまで愛し続けた息子の話。
という単純な話でもなく、子供は親を選べないこと、親に否定された子供のこと、子供は虐待されても逃げ場のないこと、そういった不条理をすべて飲み
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メメント(2000年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ここまでではないけど、記憶力悪いからちゃんとメモっとく。

タイトルの語源となったメメントモリとはラテン語で「汝、死を忘るなかれ」。

妻を殺した犯人への復讐劇。
主人公のレナードは新しい記憶が短時間
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チチを撮りに(2012年製作の映画)

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小さい頃別れた父の死目に姉妹だけで会いに行く話。
今回は血縁としての家族に焦点を当てた話。たかが血、されど血。

なぜ、母親は会いにいかなかったか。
それだけが最後まで気になっていたけど、たぶんずっと
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

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ミーハーすかさず黒沢清監督作を見る。

概念を盗む特殊能力をもった宇宙人が侵略してくる話。
宇宙人と言っても、地球人に乗り移っているので奇形な姿形はなく、絵的には至って普通の映画。

ストーリーの本筋
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

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観ている間、同じ列の人が騒がしくてそれが気になる中で鑑賞。

タイトルから読むに国家権力と戦いというイメージだったが、そこまでの闘争はない。
自閉症への理解、未熟者同士が成長を促し、感情を共有すること
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

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ひとりの人間としてサッチャーを撮った映画。美化してる感じがしないのがよい。不器用な女性国主としても映るし、信念を曲げずに男社会でリーダーとして振る舞った女性とも映る。

サッチャー政権下で起きたアルゼ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.6

映画における音(ボイス、エフェクト、BGM)の役割、期待がどう変わっていったか、著名監督の作品をモチーフに辿る、映画の見方を広げるための教材映画。
ジョージルーカス、スピルバーグなどの監督インタビュー
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トロールズ ミュージック★パワー(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

試写にて。子供に見てほしいテーマではあるものの、洋楽中心かつキャラクターが浸透してないので、そこは不安要素。
過去作、アニメシリーズなどを見てキャラクターに愛着あれば別だけど。初見だとキャラクターのイ
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

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くだらなすぎる笑
有名どころの役者集めて、B級作品作った感じ。
12軒のバーを回るミッションの中で宇宙人でてきて、そいつら倒す意味不明な話。
ブリットポップなBGMはテンションあがる。
面白いのか、面
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お兄チャンは戦場に行った!?(2013年製作の映画)

3.0

浅田家!の予習。
気持ち悪い家族。30分のショートムービー。でさゆえにインパクトある素材をもってくる。
引きこもりのお兄ちゃんがある日妹の家に唐突に現れる。
戦場に行くからお守りをくれと。またそのお守
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラスボス感ハンパない田中哲司の嫌な上司と、葛藤させたらピカイチの松坂桃李をまずは堪能しましょう。
時代を揶揄した映画ですね。なので刺さるものがありますが、後味は保証せず。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

実際ワンカットで撮ってると思っていたので、スタートから勝手に緊張感。
途切れないから息つけないし、どんどん顔つき変わるからこっちもシビアになるわ。戦争の緊張感というかストレスは嫌なほど伝わってくる。
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静かな雨(2020年製作の映画)

3.5

コミカル太賀とは違う一面見たくて覗いてみた。

でんでん出てくるから山岸よぎるじゃんて思ったけど、ゆとりじゃなかった。

「私の世界にあの子がいて
あの子の世界にも私はいる
でも、それは同じ世界じゃな
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.4

映画として面白い。
丁寧に引き込んでくれる。
監督自身の母親にカメラを向けたとき温度が一気に変わる。
アメリカのひとつの真実。
アメリカ人、白人、黒人、仲間、家族、アイデンティティ、すこしのピースが違
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

余命宣告ではじまる冒頭。
間髪入れずの不倫妻への自由奔放宣言。
妻の不倫を公認し、生徒たちの前でウェイトレスナンパしてトイレ連れ込むは、男子学生に頼まれて関係持つは、笑うしかない。

自己愛の先にある
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

2.5

喜劇なのかなんかなのか。
結びつきも弱く感じちゃったし。
監督の経歴からしてユーモアが弱いのかな

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

制限は想像力を掻き立てる。
斬新。

終始、電話口のやり取りのみ。なのに、観れる。

まだまだ新しいものは埋もれてる。
作品のつくり方に感動する。

ルーシー・イン・ザ・スカイ(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

同い年のナタリーポートマン。相変わらず綺麗。
宇宙飛行士が宇宙で感動しすぎて、地球戻ったら全部ちっぽけに見えて頭おかしくなる話。
実話に基づいた作品。
もちろん想像だけど、念願の宇宙で味わった感動の大
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.3

ブラッドリークーパーってかっこいいね。
レディーガガも。
アル中ほんとに多いんだろうな…アメリカ。
なんか色々アメリカン。

(2020年製作の映画)

3.4

インスパイアではないんです。
糸の映画化なんです。

コロナ禍で公開が現在に至ったことで、(たまたま)ソーシャルディスタンスクソ食らえな演出にやっぱり素敵だなと思うし、そっちのほうがやっぱよいよねと思
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