singinggizmoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

なんて優しい映画なんだ。
どの立場の人にも敵意がない優しさに溢れた映画でじーんときた。
親だって完璧な人間じゃないし、すべての完璧じゃない人への愛情と赦しに溢れていた。

スピルバーグの自伝的映画とは
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

情報過多もりもりの盛り沢山な映像の嵐で、おばさんは頭パンクした(笑)
エヴリンがマルチバース行き来して吐いちゃうのわかるよ。
正直結構ついていけてなかったかも。
何度か観ないといかんやつだ。

マルチ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.7

オープニングから、見たことない不思議な映画だった。
突然ポップな4人家族のダンスバトルゲームがはじまってかわいい。
かわいいだけでなく、この世界にはいろんな形の家族がいて、こういう文化がある世界観なん
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

17世紀にレズビアンの罪で裁かれた実在のシスター、ベネデッタ。
身体に聖痕が刻まれたことで、神の奇蹟、キリストの声を代弁するものとして、修道院長までのぼりつめ権力を手にする。
しかし彼女の奇蹟は本物な
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ベイブ/都会へ行く(1998年製作の映画)

3.6

ベイブが相変わらずのマイペース加減でかわいい。
人間側はエスメおばさんが大活躍。
一作目よりだいぶ遊びを入れてふざけてる印象(笑)
個人的にはやはり一作目の方がベイブのかわいさがより堪能できて好きでは
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.8

山奥でブタと一緒に暮らす孤独な男、ロブ。
この豚とともに収穫したトリュフをバイヤーに売って、質素な生活をしている。
ブタさんが盗まれ、取り戻すために街へ行くと、ロブの過去や隠居した理由、バイヤーのアミ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.8

「Everything Everywhere All At Once」が楽しみなので、その前に監督の過去作見とこうと思い鑑賞。
めっちゃ笑えて泣けておもしろかったし、今まで見たことない死体の表現で新し
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屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

3.6

デヴィッド・ハーバーの楽しみにしてた新作。
しかし、デヴィッド喋らないじゃないの。
でも表情がすごくいいー、優しさが伝わってくるー。
バーコード禿げでもかわいいー。
そしてラストは切なくて泣けてしまっ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

初めて観たのは中学生か?
記憶がなさすぎるので初鑑賞みたいなもの。

リーアム・ニーソンのオスカー・シンドラー。
ベン・キングスレーのユダヤ人会計士イザック・シュターン。
レイフ・ファインズのドイツ軍
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A.I.(2001年製作の映画)

3.6

意外に残酷で不気味なディストピアが描かれている点はおもしろくて見応えあり。

とにかくロボットに対する人間の仕打ちが酷すぎる世界。
スウィントン家もなかなか酷い。
息子マーティンも性格悪すぎる(笑)
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

映画、劇場という場所を通して描かれる、ちょっと違和感ある(いい意味で)大人なラブストーリーで、割とオーソドックスなヒューマンドラマだった。
女性蔑視や人種差別などなかなかに重いテーマがいくつも。

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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

オープニングの「バレンシアガ顔」「H&M顔」から大爆笑。
いいなー、そういう世の中おちょくったブラックジョーク大好きっす。
全編そういう皮肉たっぷりで大満足。

ハリス・ディキンソン演じる、イケメンモ
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.7

好きなんだけど、理解しきれなかったというか、腑に落ちなかったというか。
これは何度も観て、理解深めて味わう映画だ。

ティルダ・スウィントン演じるアリシアが、すぐに叶えたい願いが言えないってのは、すご
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

久々に見返したら度肝抜かれた。
これ1998年公開って信じられない。
新作ですって出されても何の違和感もない、圧巻の戦闘描写。
こんな惨劇の中にいたらPTSDになるよ…という実感がリアルにあった。
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.8

辛い…そして辛い。
98%辛くて、2%ぐらい切なくて悲しかった。
もっとラブロマンスよりかと思ってたら、人間怖いホラーが強くて、カニバリズムの人達の絶望感がしんどかった。
人間を食べずにはいられない人
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.0

量子世界にも見たことない知的生命体がわんさか!
何この世界たのしいー!ってテンションあがりまくり。
キャラクターの造形や性格がまたかわいい。
ピンクの半透明の子ヴェブがめっちゃかわいくて最高に癒された
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.8

単純な復讐劇なのに、監督独自の色彩とめっちゃシュールな世界観で、色々びっくりさせられた。
変なんだけど、つい画面に釘付けに…。
だんだんボーっとしてくるような。

タイの裏社会のボスが、クラブでカラオ
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.7

宇宙飛行士ニール・アームストロングという人の人生を通して、月面着陸プロジェクトのためにどれだけの犠牲が払われてきたのかが描かれている。

宇宙飛行士って夢があるようだけど、失敗=死につながり、常に死と
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L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.8

ライアン・ゴズリング目当てで見始めたものの、初っ端からジョシュ・ブローリンがかっこいい!
誰も手を出さないマフィアの娼館に1人突っ込んでいって、何人ものギャングをボコボコにし美女を救い出す。

194
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.6

夢みたいに運命的で一途な愛。
あまりに理想的で美しすぎて、感情移入できるかっつうと自分はあまりできず。
あくまで美男美女のラブロマンスとして俯瞰で観るしかできない。
かなしぃー。

レイチェル・マクア
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.6

トム・クルーズ演じるレイのダメおやじっぷりが良い。
終わってみれば、宇宙戦争という壮大な物語に見せかけた、レイの成長と親子の割と小さい物語がメインだった。

なんか色々気になるところありまくりだったけ
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.7

今をときめく若手実力派俳優揃いで、さすがの演技力。彼らを観れるだけでも嬉しい作品だけど、ストーリーも面白くて満足度高い。

おばけホラー?
人間怖い系サスペンス?
モンスター?
終盤まで何のジャンル?
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

賛否分かれとりますが、私は楽しめた派でした。
3時間を長く感じさせない密度の濃さと、テンポの良さ。
普通に体調は整えて元気な時に観た方が楽しめる映画ではあると思います。(笑)

序盤に描かれる、サイレ
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.5

何この、おしゃラブバイオレンス映画。
大好き。
監督のセンスが眩いばかりに炸裂している。静謐でおしゃれなシーンと鮮烈なバイオレンスシーンの対比、音楽と映像のリンクがカッコ良すぎる!
ドライブシーンは過
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.0

デヴィッド・ハーバーのサンタ最高だな!
かったるそうな大っきいおじさんが可愛すぎて、ずっとキュンキュンしてた。
目がぐって奥まってるのとか、髭がめっちゃ似合うとか、顔の造形がまず良いわー。
こんなサン
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

いやー、好きだった。
ちゃんと予想を裏切られた!

これはただのワンシチュエーションパニックものじゃない。
恐怖を克服して強くなっていく女性の物語。
身ぐるみ全部剥がされた時、それでも生きようとした時
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.7

イニシェリン島の精霊が思ったより好みで、監督の他作品が気になり長編デビュー作である本作を鑑賞。
コリン・ファレルとブレンダン・グリーソンのイニシェリンコンビですし。

こちらはベルギーのブルージュとい
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

大人気ない異常な喧嘩がおもしろー!
人間同士の諍いや愛憎劇なんて、本人同士は超絶本気なんだが、はたからみたら全部ブラックコメディよなーと思わされた。
指切断とか放火とかはさすがにやらないにせよ…友人や
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

3.5

ポスターの印象と全くちがう(笑)

全然こわくないよ。
ただのオモロかわいいおバカ映画。
カブトガニが予想外にかわいかった。
グレムリンみたいなやつら、かわいい。
通常サイズカブトガニちゃん達はもっと
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13人の命(2022年製作の映画)

3.8

2018年タイで起きたタムルアン洞窟遭難事故の救出劇を描いた本作。
人間ドラマを過剰に掘り下げず、救出方法に焦点を当てた非常にスリリングなドラマで面白かった。
ケーブダイバーさん達の命がけの仕事人っぷ
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.7

モリコーネ先生、映画音楽界で安定の巨匠というイメージしかなかったけど、この映画で制作の苦労や人間性を知ることができた。

西部劇の音楽は改めて聞くと面白くて、彼の音楽は当たり前のように存在しすぎていた
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ミッドナイト・マーダー・ライブ(2022年製作の映画)

3.5

ありがちな内容だなーと途中でやめず、とにかく最後まで観てー。

個人的には、ディランのマッスルが注目ポイント。弱そうにしてるけど筋肉すごいやん、絶対弱くないやん、なんかやらかしそうってずっと思ってた。
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.6

年始に観て、なんだかシュールで哲学的で、アホらしいようで難解なようで…つかみどころなく感想が難しかったんで、一旦咀嚼しようとしたんだけど、そしたら日を空けすぎて内容忘れてきちゃった(笑)

家族間のど
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.7

いきなり前線での生々しい戦いの描写から始まる本作。
そこで名前を呼ばれて果敢に戦っている若い兵士はあっけなく死に、彼の軍服が次の兵士(主人公のパウル)に使いまわされる。
軍服とともに若い少年も使いまわ
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.6

ママのキャラ、だいぶ極端に描かれてると思うけどかなりやばい毒親だった。
思春期の子に絶対やっちゃいけないことのオンパレード。
恥ずかしすぎて死にたくなるからやめてー!って何度も思った。
子供を守りたく
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ビースト(2022年製作の映画)

3.6

ライオンと一騎討ちは、やはり普通の人間という設定では無理あるよなー、どう戦うんだろ?と思いつつ。
イドリス・エルバなら超人設定もありだけど、今回は医者の普通のお父さん。
なんとか身を隠しながら基本はど
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