Ritzさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Ritz

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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

2.8

【筋肉大博覧会】

紀元前、古代ギリシア時代に最強を誇った重装歩兵軍『スパルタ』の戦士たちを描いたアクション映画。ありありとあからさまなCGに挿げ替えかと思うほど無駄に隆起した肉体。全て先が見通せてし
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マスク(1994年製作の映画)

4.0

【素顔のままで】

ジム・キャリーの独壇場!そしてキャメロン・ディアスの美貌に打ちひしがれる!
何をしてもダメダメな冴えない銀行マンのイプキスはある日の夜、海に捨てられていた木製の仮面を拾う。はじめは
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傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

3.4

【ラヴ・イズ・オーヴァー】

ムーディー、ただひたすらにムーディー。
40年、自分が思うように好き勝手に生きてきた男がある日突然ひとりの女性に運命的な出会いをする。
愛を知らない男の不器用な恋。いまま
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.8

【自分らしく】

いまこの瞬間、手の中に収まっているスマホもアラン・チューリングがいなければこの世に存在しなかったのかもしれない。第二次世界大戦、ナチス・ドイツが開発した史上最強の暗号兵器【エニグマ】
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情愛中毒(2014年製作の映画)

3.0

【英雄はお熱いのがお好き】

歴史系の不倫もの(フィクション)。ベトナム戦争の英雄が部下の奥さんに一目惚れして不倫するお話。『パラサイト』に出演し話題となっているチョ・ヨジュンはポン・ジュノ監督がこの
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.8

【踊らない大走査線】

課せられた任務はただひたすら監視すること。凶悪事件の被疑者をマークしその行動を阻止することを任務とする韓国特殊犯罪課の行動観察員。抜群の観察力と記憶力を兼ね備える新米刑事を演じ
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タイム・トゥ・ラン(2015年製作の映画)

3.6

【愛のための使者】

全ては愛する娘のために。
敬愛するスコット・マン監督の2作目。前作『ザ・トーナメント』があまりの傑作B級映画だったので他の作品も観たいと思っていたそんな矢先、なんとアマプラの配信
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.4

【嫌われ者の英雄】

ナチスドイツが猛威を奮った第二次世界大戦初期、和平交渉か徹底抗戦か究極の二択を迫られたイギリスの首相ウィンストン・チャーチルの伝記譚。彼が後に『ダーゲストアワー』と呼んだナチス1
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100歳の少年と12通の手紙(2009年製作の映画)

3.4

【今日までそして明日から】

白血病で余命12日と宣告された少年オスカーとピザのデリバリーを営む元レスラーのマダムローズ。死に直面し全てに絶望する少年、ひょんなことから出会ったマダムと触れ合ううちに残
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.6

【親愛なる人殺し】

13年間刑務所に服役し、囚人からは『親切なクムジャさん』と慕われていたイ・クムジャ。しかしそれはある計画のためのカモフラージュだった。
ストーリーテラーが語るクムジャさんの過去、
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ザ・トーナメント(2009年製作の映画)

3.8

【殺し屋総選挙開幕】

7年に一度開かれる殺しの祭典『ザ・トーナメント』。全世界から集められた先鋭の殺し屋たちがナンバーワンの座を求めて文字どおり殺し合いをするバトルロイヤル。そしてこの殺し屋たちの中
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雨あがる(1999年製作の映画)

4.6

【誰がために生きようか】

巨匠、黒澤明が生前最後に手がけた作品。しかし脚本執筆中に亡くなったため完成が危ぶまれたが、助監督として脚本に携わっていた小泉堯史がメガホンを取り制作されることとなった。
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.8

【たった一度の永遠を】

ハンディカメラが映し出すダブリンの街角。そこに映るのはひとりの【男】。往来の中ギターをかき鳴らし思いの丈を歌っている。半ば諦めを持ちながらしかし夢を諦めきれていない男にひとり
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.0

【自由への旅人】

第二次世界大戦末期、揺れ動く戦局の中ナチス・ドイツと闘ったある一人のユダヤ人女性スパイの物語。徹底したリアルを追求した路線ではなく実話を話柄のもとにしながらも濃厚なヒューマンドラマ
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処刑遊戯(1979年製作の映画)

4.0

【Don't Say Good Bye】

松田優作を一気にスターダムへと押し上げた、東映セントラル本格アクション『遊戯シリーズ』第三作目。

最後の遊戯は地下室からはじまる。何者かに拉致された鳴海昌
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殺人遊戯(1978年製作の映画)

3.6

【仁義なき遊戯】

松田優作を一気にスターダムへと押し上げた、東映セントラル本格アクション『遊戯シリーズ』第二作目。

今回はヤクザ同士の抗争に巻き込まれた松田優作。金の切れ目が縁の切れ目、筋を通さな
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最も危険な遊戯(1978年製作の映画)

3.8

【戯れのハードボイラー】

松田優作を一気にスターダムへと押し上げた、東映本格アクション『遊戯シリーズ』の記念すべき第一作目。
文字どおり『光り輝く』松田優作の出世作。綿密に組み立てられたプロット、低
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

【愛燦燦と】

2019年最後に観た映画は、あまりにも無情で哀しい、しかしそれは生粋の愛の物語だった。
母親の突然の死。双子の兄弟は生前書き残した遺書から思いもよらない事実を知る。家族の絆、血のつなが
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.2

【Made in Hardboiled】

ブライアン・デ・パルマ監督作品。パラマウント映画の75周年を記念して1987年に制作された本作は、禁酒法時代のアメリカ、ギャングの抗争が激化するシカゴを舞台
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ナインスゲート(1999年製作の映画)

3.6

【ポランスキーの光と影】

ロマン・ポランスキー×ジョニー・デップによるオカルトサスペンス。世界に三冊しか存在しないという現存する最後の悪魔の書【ナインスゲート】。その真贋を確かめるために雇われたデッ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

【1982は2019の夢を見るか?】

オリジナル版、ディレクターズカット/完全版、そしてファイナルカット版。その他数多のバージョンが存在する『ブレードランナー』
本作ファイナルカット版は1982年に
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

【Beauty of my LIFE】

100人が観たら100通りの解釈や感想が飛び交いそうな映画。

いい家族っていったい何?
父親は仕事の愚痴しか言わず、母親は欲求不満のヒステリー。子どもは自分
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グッド・バッド・ウィアード(2008年製作の映画)

3.8

【オール・ユー・ニード・イズ・DEATH】

最後に勝つのは善(good)か?悪(bad)か?変人(weird)か?
1枚の地図、3人の追跡者、勝ったやつが全てを手に入れる!チョン・ウソン、イ・ビョン
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.6

【誰がために鐘は鳴る】

泥沼化するベトナム戦争の真実が記された最高機密文書、『ペンタゴン・ペーパーズ』この機密資料のスクープによって脅かされる国の維新、そして揺れ動く報道の自由。民主主義は誰が為のも
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好きだ、(2005年製作の映画)

2.5

【宮崎あおいに罪はない】

17歳の恋、宮崎あおい×瑛太
34歳の再会、永作博美×西島秀俊
1つの曲が忘れていた思いを呼び覚まし過去と今の物語を紡ぐ。
冒頭から終盤まで一様の温度と空気感が終始漂う。そ
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.2

【Get Wild】

出演者は1人だけ。トム・ハーディの独壇場でおくるノンストップワンシチュエーションムービー。

86分、ただひたすらにハイウェイを疾走するトム・ハーディをみつめる映画。カーチェイ
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アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレス/アーノルド・シュワルツェネッガーのヘラクレス/アドヴェンチャー・オブ・ヒーロー(1970年製作の映画)

2.5

【神々のたそがれ】

アーノルド・シュワルツェネッガーの銀幕デビュー作品。若き日のシュワちゃんがゼウスの息子、ヘラクレスに!こんな場所にはもう飽きたと天界を飛び出したシュワちゃんがニューヨークの街で大
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プロジェクト X(2012年製作の映画)

4.0

【ティーンエイジ✗ドリーム】

スクールカースト最下位の3人組が友人の誕生会のために仕掛けたサプライズ、しかし本人たちの予測を遥かにしのぐ鎮圧不可能の大暴走?!ささやか誕生会が酒池肉林の乱交パーティー
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ズーランダー(2001年製作の映画)

3.2

【ナンバーワンモデルが殺し屋に?!】

ベストモデル賞の4年連続受賞をのがし落ち込むスーパーモデルに持ちかけられた仕事はなんと大統領の暗殺だった!!

ベン・スティラーが主演・監督・脚本をつとめる自分
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.4

【恋に堕ちてメタモルフォーゼ】

根暗い眼鏡の三十路童貞が盲目美少女と恋に堕ちるロミジュリロマンス。

人間ロボットともいうべき正確無比さで、ただひたすらに同じ毎日を過ごす主人公。趣味はゲームとカエル
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パッチギ!(2004年製作の映画)

3.8

【イムジン河よ、思いを伝えて】

喧嘩上等!血飛沫最高!抑えきれない青春の滾りがパッチギの咆哮とともに炸裂する。こうゆう映画を待っていた!ってもう15年も前の作品だけど、久しぶりに体の芯から震える映画
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婚前特急(2011年製作の映画)

3.4

【愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない】

人生を堪能するために"5人の男"と付き合っている主人公が友人の結婚をきっかけに理想のひとりを追い求めて奮闘するドタバタ恋愛コメディ。

"愛?なにそれ
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フラガール(2006年製作の映画)

3.6

【ダンス・ダンス・レボリューション】

夢を掴んだ少女たちと居場所を見つけたひとりのダンサーの物語。

蒼井優のキレッキレなフラダンスが素晴らしすぎる。田舎の女学生役をやらせたら天下一品ですね彼女は!
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.0

【君もかわいく生きててね】

音楽[MUSIC]と映画[MOVIE]の祭典=〈MOOSIC LAB〉
インディーズ作家の登竜門的映画祭でこれまでに大森靖子やBiSなど数々の才能を排出している。そんな【
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マシニスト(2004年製作の映画)

3.6

【 who I am?】

1年以上眠ることができない男。
身の回りで起きる不可解な出来事。
記憶が書き換えられる恐怖。
すべては妄想か?陰謀か?

誰もが生活の中で既視感を覚えることは少なからずある
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バイオハザードV リトリビューション(2012年製作の映画)

3.0

【セミファイナルだヨ?全員集合!】

日本発、全世界を虜にしたCAPCOM制作によるホラーゲーム「バイオハザード」の実写映画化。パンデミックアクションホラームービーシリーズの第5作目。

またまたとら
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