多摩川さんの映画レビュー・感想・評価

多摩川

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

独特な形状の窓と、そこからの解放。何度でも観たい。エマストーン、圧巻。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

ドラムソロで嗚咽した。一緒に観た配偶者(楽器経験者)もぐちゃぐちゃに泣いていた。CGは確かに気になったがそれを超える熱量がある。漫画的表現と音楽の融合は映画の舞台じゃないとできない、やはり映画は総合芸>>続きを読む

茶飲友達(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

高齢独居、ひとり親、貧困、家庭内不和。ベースにあるのは孤独。ルールの網目からするりと落ちてしまう人たちの居場所として、そこはあたたかかった。でも機能不全だった。正しいことが幸せとは限らない、それは本当>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

5.0

地上波放送分を友人が録画してくれており、友人宅でようやく。落下。もう何も言うことなし。

Curve(原題)(2016年製作の映画)

5.0

目が覚めたら絶妙なカーブの上。足を滑らせたら即、奈落の底。毎秒、嫌が応にも神経が張り詰め、目を覆いたくなる瞬間に対峙する。凄い短編を見た。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

90年に一度ということは、あの村の全員にとって「今回が初めて」ではないのか?明るさゆえに「見えてしまう」恐怖。プロモーションもぶっ飛んでて凄い。漁火さんのレビュー(note)というかもはや分析が読み応>>続きを読む

アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

-

ラストシーン、みんな好きですよね。どんどん引き画になって、全貌が分かるやつ。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

施設を脱走したプロレス少年ザックと、荒くれ者の漁師・タイラーの友情物語。凪のような、柔らかく優しい一作!タイラーが妙な色気ダダ漏れでしんどかったが調べてみると納得、ニンフォマニアックのジェロームだった>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

私はセダンの意味をついこないだ知ったレベルのとんでもない車音痴なんですが、これは車の映画じゃなかったので安心して観ることができた。とにかく音楽の入りが完璧で痛快!レース現場での対立(対フェラーリチーム>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

モールス信号を学ぼうと思った。雨の日の夜のインターホンに勝る怖いものはない。半地下で生きるものは半地下から出られないのか?観賞後、一緒に観た人とコレド日本橋地下のレストラン街を彷徨ったがめぼしい店がな>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.5

可愛い黒猫のビジュアルに誘われ、十三の第七芸術劇場にて。鑑賞から1週間も経たずにもう一回観てしまう程に沼落ちした結果、中国語のテキストを2冊買った。
日本の名作アニメのいいとこ取りをしつつ、しっかり自
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

her→ゴールデンリバー→本作の順でホアキンフェニックスを追っていたがもう意味が分からなかった。怪演の度が過ぎている。「容疑者ホアキン・フェニックス」を経由してから本作を観たが、彼自身相当、境界線が曖>>続きを読む

プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

4.5

メリー・コルヴィン。戦場ジャーナリストとして、火を噴く戦地で真実を追い求めた強き女性のドキュメンタリー。メリーを演じたロザムンド・パイクは、鉄壁ジャーナリストが戦地での負の記憶と格闘しつつも、弱い部分>>続きを読む

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

4.0

ドラマは日テレの銭ゲバ(松山ケンイチ主演)以来一切観ていない自分が全回しっかり観た奇跡の一作、それがおっさんずラブだった。映画化と聞きまんまと足を運んでしまったわけだが、期待を裏切らない純度100%の>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

3.3

猫実の風呂屋で秘密裏に手をかける人、かけられる人。あまりにも見知った浦安の一角が舞台で驚いた。一緒に観に行った人が銭湯マニアで「実のところ風呂屋には墨の入った兄さん多いよ」と教えてくれたし「東京都浴場>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.8

アプリの引き継ぎようやく終わったので再開。。

あまりにもハートフルで家族愛に満ちた、the男!なビジュアルからはかけ離れた終わり方をするもんだからいい意味で期待から外れます。見所は奇跡の歯磨きシーン
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「愛がなんだ、を2枚」
チケットカウンターでタイトル発するのが恥ずかしかった。愛がなんだ。
ナカハラくんは寝れるから葉子が好きなんじゃない。寝れるかどうかはどっちでもいい。テルちゃんもナカハラくんも、
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

監督の持ち味である、切れ味抜群の皮肉と嫌味は抑えられ、代わりに怒涛の女の欲。貞淑さとは無縁の、強くて狡猾な女たちの愛憎劇。3人のうち誰かを上司に選べと言われたら迷いに迷ってレイチェルワイズ。

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