キャプテンパニックさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

聖女伝説(1985年製作の映画)

3.4

郷ひろみ主演。バイオレンスな怖い郷ひろみ。なんとなく郷ひろみには笑っていてほしい。無駄に?フランスロケあり、音楽もフランシス・レイ。

宵待草(1974年製作の映画)

3.6

ドタバタな前半に比べてしんみりとした後半は少し退屈に感じるが、だからこそのラストがとても好い。音楽は細野晴臣でやけにポップ。時代がわからなくなる。

ニンゲン合格(1999年製作の映画)

4.2

不在の家族、残された埃の匂いの中失ったものを取り返し存在を証明しようと静かに燃え焦げた魂の記録。思春期・青年期の10年間を昏睡状態で過ごし、14歳のひねた純心、不器用さを内包したままの主人公を演じる西>>続きを読む

不夜城 SLEEPLESS TOWN(1998年製作の映画)

3.4

ロケーションが好かった。思っていたより内容薄く感じたがなにより金城武が軽い。そこにB'zでとどめ。ちょっと残念。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

実は是枝監督の作品初観賞。前半は「こういう感じね、イメージ通りだな」と冷ややかに見ていたが後半はどんどん持っていかれた。それぞれキャストが好い。生まれてくれて、ありがとう。

殺人ワークショップ(2012年製作の映画)

3.8

宇野祥平が与える緊張感だけで1時間強見れてしまう。内容はともかく、もっと見たいとさえ思わされる。

Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.4

メラニー・マルティネスのファン向けかなどうしても。嫌いじゃないけどあまり入り込めなかった。

なりゆきな魂、(2017年製作の映画)

3.4

佐野史郎が主演と思いきやあんまり出てこない。柄本明で始まり柄本明で終わるが他そんなに出てこない。狂気の淵は出鱈目的な日常と紙一重にある。原作は読んだような読んでないようなつまりあまり覚えてないが、漫画>>続きを読む

ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

2.0

何で見ようと思ったのか…。申し訳ないけど受けつけなかった。音楽も含め総じて苦手な部類だった。

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.5

ツッコミどころも多いがシリーズ化出来そうな設定で楽しめた。ちょっと過剰な音も好かった。

クリーン、シェーブン(1993年製作の映画)

4.5

短いけれどものすごく見応えあった。音も好かった。シンプルにせつない。見終えてから哀しい気分で眠っている娘の枕元にクリスマスプレゼントをそっと置いた。そう出来る幸せを噛みしめながら。

ソフィー・マルソーの 愛人日記(1991年製作の映画)

3.6

ショパンがジョルジュ・サンドと過ごした日々をアンジェイ・ズラウスキーが
描く。サンドの娘にソフィ・マルソー。ズラウスキーにしては穏やかな印象。ショパンは割とイメージ通りだった。

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.6

薦められてなんとなく見た。気になる点はあれど王道的展開で楽しめた。ピーター・ガブリエルのEDがなんかちょうど好かった。

ステイ・フレンズ(2011年製作の映画)

3.2

なぜ見ようと思ったのか忘れたけれどリストに入っていたので見た。テンポがよく楽しめたものの、好きになれない内容であった。

赤い砂漠(1964年製作の映画)

3.6

赤の映える工場、黄色い煙、ベタっとカラフルだけど霧がかってアブストラクトな画と音。終始とにかくまどろっこしいが終わり方はすごい好き。話の内容は一切残らないけどずっと残りそうな画は多数。boards o>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.2

ビル・マーレイが東京のカラオケでブリンズリー・シュウォーツとロキシー・ミュージックを歌う。なんて事ないと言ってしまえばそれまでのものもいいように撮ればここまで好い。機微。藤原ヒロシやHIROMIXなん>>続きを読む

デス・ルーム(2006年製作の映画)

2.5

なんか安い。浅いし、薄い。でもそれがちょうど良い時もある。

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.0

騒音おばさんの報道は確かに衝撃的で強烈に印象に残っている。その後のネット上における"真相"と謳った噂も含めてSNSの発達した今にあてはめて良くも悪くもキレイにまとめられていたように思う。しかし自分の正>>続きを読む

やくざ刑事(デカ)(1970年製作の映画)

3.6

実はガッツリ主演作を見るのは初めてな千葉真一。男の孤独なダンディズムとアクション満載、当然はちゃめちゃで楽しい。

高崎グラフィティ。(2018年製作の映画)

3.5

誰も好きになれなかった(唯一父親にのみ若干の共感)が、観ていてしんどくならない程度の程よいエグ味は楽しめた。

帝都大戦(1989年製作の映画)

3.6

前作よりコンパクトになり地味だがその分陰鬱さを強め嶋田久作の凄味も増した印象。かっこいいんだけどすんごい顔。加藤雅也の「カトォー!」は当時よく真似したなぁ…と、しみじみ。音楽は上野耕路、しかしED曲は>>続きを読む

帝都物語(1988年製作の映画)

3.4

幼少期に見てスウィートホームやAKIRAと並んで強烈に印象に残っていた1作。ヴィジュアルのインパクトが強く内容はわけわからんと思っていたがそれは今見ても同じだった。原作読んでないけど色々端折り過ぎなん>>続きを読む

ラスベガス万才(1963年製作の映画)

3.6

エルヴィスが歌い出せばそれでよし。ヒロインのダンスが過剰でちょっとひくレベルなのもご愛嬌?

魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.6

ホラーのような演出もあるが、不条理ギャグ漫画のような内容でけっこう笑えた。

ワイルド・スタイル(1982年製作の映画)

3.8

音も映像もザラついていて好い。映画館で見れてよかった。hiphop青春グラフィティ。

ジャバーウォッキー 4Kレストア版(1977年製作の映画)

3.6

テリー・ギリアム初単独長編監督作との事だが「奇想天外」ではあるけれど思ったより王道な運び。装飾に凝った大掛かりなコントといった趣。

ZAPPA(2020年製作の映画)

4.0

莫大な作品群と活動の濃密さ故かなり駆け足な展開に感じてしまうが、その分神格化されているようなイメージからちょっと離れ一人の人間としても見る事が出来、最期にはすごい喪失感を味わった。

20年前工場の夜
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.4

画的にいいなと思えるシーンはあれどあまり入り込めなかった。ちょっとズレた衝動性が表された音楽は好かった。

L.A.大捜査線/狼たちの街(1985年製作の映画)

3.8

バディものアクション!と思わせながらそれだけでは終わらない後半の意外な展開。デフォーの笑顔(歯茎)、主役の死のあっけなさ。

錆びた黄金(1981年製作の映画)

4.0

いまやジム・オルークがタイトルに拝借した事でも知られる、実際の事件を元にした80年代のニコラス・ローグ作品。
唐突な展開とその間にはさまれる多数の謎カット、チープながらインパクトのあるグロ描写、土着的
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天使が降りたホームタウン(1989年製作の映画)

4.2

(宗教観は抜きにして)すごい好きな類でレビュー数少ないのが残念な程。ラストがあっさりしすぎな気はするし所々粗さも目立つけど最高!と言えるロードムービー。ジョン・ウォーターズ出てた。

世界(2004年製作の映画)

3.4

世界旅行を疑似体験出来る「世界公園」で働く人々の華やかな舞台とは裏腹な実状を社会の(中国の)縮図として冷ややかに映す2時間強、といったところか?終始閉塞感に満ちとにかく暗い。突然挿入されるカラフルなア>>続きを読む

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.6

序章の前日譚。大筋、結末がわかっている為にサスペンス的要素はほぼ無くホラー味が強い。が、新たな謎も多数。特にデビッド・ボウイは強烈に印象に残る。手品小僧が出てくるのは嬉しかったが、ドナは事件後に芯が強>>続きを読む

マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

4.2

最初は女性達のわちゃわちゃした感じが苦手で、これをずっと見せられるのか…と不安に感じたが、杞憂に過ぎなかった。泣いた。口悪く悪態ばかりついてクセが強いけど思いやりに溢れる、そんな付き合い方がしたい。

天安門、恋人たち(2006年製作の映画)

3.6

天安門事件を境にした前後編、変わらない息苦しさ。絶妙な音楽も相まった空気感にクラクラするも、ただただ「めんどくせぇな!」というのが正直なところでどうにも肯定的には捉えられなかった。