破茶滅茶の向う側。何が異常で何が正常か。スローになるの笑える。ゆっくり咀嚼したい謎の味わい。
青い。腰を据えてじっくり見るより、なんとなく映しといてながら見で陶酔するのに最適な映像。
なんだこりゃ。笑わせようとしているのか終始受け入れ難く失笑…。のはずがラストでは泣きそうになった。誤魔化して堪えたけど。
このレビューはネタバレを含みます
どうしても「もうあと数年もしたら娘も…」と父親目線で見てしまい胸が苦しい。ピアノ連弾からのキスシーンとか好いシーンたくさんあったけれど。尾美としのりのお兄ちゃん最高だったけれど。故意に演じるように振る>>続きを読む
この映画の脚本が書き上げられるまでを描いた映画にして脚本家として名を連ねる双子の兄弟役をニコラス・ケイジが一人二役で演じるが実際には一人は架空の存在というメタ構造。と説明しようとするとややこしいけれど>>続きを読む
未見だったので追悼の意を込めて。どうしても途中でシラケてしまうがやっぱり夜・雨・ネオンは好い。大竹しのぶのインパクト大。
室町ロックオペラアニメーション。前半はテンポよくひきこまれたが、中盤以降肝心の音楽が単調に感じ魅力的に響かず、ラストも置いてけぼりな印象。一緒に見た8歳女児の感想は「最初から最後までよくわからんかった>>続きを読む
3時間弱あっという間に感じた。ラップはもちろん田我流のぼそぼそ喋る声すらも煙たい感じで好い。矢沢永吉とBOOWYの使い方、チャイナタウンとわがままジュリエットって選曲も最高。(BOOWYのシーンはレオ>>続きを読む
オープニングから冒頭だけでこれは確実に好みであると確信。しかしずっと画の雰囲気は好いけれどそれだけと言えなくもない内容。酒の肴にぼんやり見ながら酔うのに適しているように思う。
なによりネオン光るロケーションが好い。所々演出がキザったらしく感じてしまったが印象に残るシーンは多数。しかし行動原理がいまひとつよくわからずストーリーには入り込めなかった。
自分は直接出会った事がないだけで身近な所に確実に存在しているはずの人達の有り得なさそうで実はそれ程珍しい事でもないようなリアリティ。結局は補い合えれば…としみじみ思った。「ロッテちゃん」ってそういう事>>続きを読む
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積年の思いが晴れたような清々しい気分で劇場を出た。ピンクフラミンゴを見た後中原昌也氏の著書で今作を知り「見なければ!」と思ったのはもう25年くらい前なのでそれも当然か。思った以上にチープだったが「ロブ>>続きを読む
すごい声、エネルギー。人類が月に降り立った瞬間、それより重要な場としてニューヨークはハーレムの公園に集まった人達の記録。意義深い。ウッドストックでも思ったけどこの時期のスライの佇まいは怖いくらい格好良>>続きを読む
なんだこれすごい林由美香。90年代を感じたが2004年とな。ゴリラーマン思い出した。ストライク、イッパツ、ストライク。
高熱にうなされて見る悪夢のような二時間半。大抵そんな夢は意外と地味だったりするし、これはもうさっぱりわからなかったし辛かった。というか、風邪ひいた?感染したのかも…。音楽は格好良かった。
いくつかのキーワードで連なる記憶の断片と夢の果てに反射する愛の物語。1時間経ってこれから物語が動くかと思えば唐突にタイトル、そしてそこから後半1時間はまさかのワンカット。3Dで劇場で見たかった。ちょっ>>続きを読む
粘着質な時間の白昼夢。タイトルが出るまでに30分、それから画面が妙に揺らぎ初めて気がつけば途切れずの長回し。控えめな音楽も好し。もう一度見よう。
メタファーと捉えて考え得る虚しさ…それも無意味で不粋な行為なのかもしれない。表向きは男性に向けているようで実は女性に向けられた内容にも思えたり。ちょっと物足りなさも感じた。
とても、好いと思えた。何故好いのかは説明出来ないけれど。クサクサした気分の時にまた見てもいいかもしれない。所々でとてもきれいな画。撮影はクリストファー・ドイル。カタコトで歌われる音楽はステレオトータル>>続きを読む
丁半博打の濡れた賽ノ目…。じっとりしながらもシラケた内容を茶化すかのような近田春夫氏による音楽が好い。
題字が格好良い。コンパクトでわかりやすくてよかった。1番の見所は形勢逆転する二人の顔。How many いい顔。
申し訳程度のロマンが邪魔して振り切れず中途半端な印象。ただ、ぺドというか新生児はあかん。あとはそれなり。
もの哀しい音楽も相まってどこか暗い印象のコメディ。台詞は無し、これといった感想もなし。シンデレラじゃあるまいし~と連想してクールス聴きたくなった。
不穏な音でスクロールするオープニングから好い。場面転換にハッとする事が多くあった。アングルの妙、構図の妙、囲われる妙。しかし救いが無い。
ピアノによる自己対峙。確かにピアノに向かい映るのは自分の姿(腹部?胸部?心とも言える?)なわけで、単なる楽器としての機能以外の役割を感じる事はままあったりする。人物それぞれの背景等、もう少し丁寧に描い>>続きを読む
「言葉」「顔」「写真」の三部構成で、感嘆のため息と共にまた一部から再生してしまったが、釈然としない部分もあり上手く言葉に出来ない。幻想的な画と音楽、嘆きの雨が降る前の分断された悲しみの連鎖。
文化博物館のシアター初めて行った。爆弾小僧はやっぱり好い。どのシーンも愛しい。丁寧で上品でじんわり泣ける。
理不尽な暴力、怒号に嫌気がさしながらもそれを飛び越えて来る猥雑なエネルギーに悶絶。滑稽な中に光るカッコ良さ。チラッと東郷健。好きなんや~。
美空ひばり主演映画を初めてちゃんと見た。16歳とは思えない貫禄のあるアイドル映画。AIで再現しようという発想が浮かぶのは理解出来なくもない歌声。
極彩色に荒れ狂うニコラス・ケイジに大満足。笑った笑った。
ふんわりのどかなSFコメディ。おとぼけ具合が可愛らしくてにんまり。寂しくも余韻の残るラストにほっこり。監督はきっと正直で真っ直ぐな人。
正義感の強さからすぐにカッとなって手が出るピーター・フォンダ主演。結局暴力は何も解決しない。報復は虚しいだけだ。牧歌的な音楽が却ってその虚しさを増幅させる。リン・ローリイ目当てで見たが、裸のシーンでな>>続きを読む
自分勝手で昔気質な頑固親父ターヤンの生き様。テンポよくあっという間に時間が経過し不幸の連続も淡々と描かれるが、年老いた後半、孫とのエピソードでは泣いた。身内に居たら大変やけど少し離れて客観的に見ると愛>>続きを読む