キャプテンパニックさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

天国に行けないパパ(1990年製作の映画)

4.2

基本コメディタッチだが、父親目線でグッと来るところもあったり、相棒との関係性等刑事ものとしても秀逸。カーチェイスも見応えあるし、笑って泣けてハラハラドキドキも出来て愉しめた。

フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

4.2

長年見たいと思いながらも機会が無いままだったのでやっと見れて嬉しい。忙しなく動き回るカメラの前で絶えず誰かが何かをしていて、それぞれが好き勝手に動き周りバラバラに話しているようで何が起こっているのかほ>>続きを読む

カラーズ 天使の消えた街(1988年製作の映画)

3.4

カラーギャング×ハービー・ハンコックのヒップホップ。ショーン・ペン適役。

迷子(2003年製作の映画)

4.0

執拗なまでの長回しに次ぐ長回し。至ってシンプルなはずが却って異様さを際立たせる。所々で示唆された"分断"が決定的になるラスト、曲も相まって印象的。

西瓜(2005年製作の映画)

4.2

台詞ほぼ無し、エロ多し。でも何故か妙にしんみりするラスト。唐突なミュージカル?部分もヘンテコで好い。西瓜は切り分けずに1玉で。

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.2

勿体ぶる割に後半失速、尻すぼみな印象。ハマらず。

ラプソディ オブ colors(2020年製作の映画)

3.2

人間まるだしと謳うのであればもっと焦点を搾るべきであったと思う。「適当な事ばっかり言うからムカついてきた」っていう台詞がほとんど唯一感情が表出した場面ではなかろうか。結局ガラス1枚隔てて見てるような妙>>続きを読む

僕とオトウト(2020年製作の映画)

3.4

誠実さは伝わった。それ故にいかにも映画的な演出はかえって邪魔に感じた。視点がどうこう言われようがせつないもんはせつない、それでいいと思う。

暴力教室(1955年製作の映画)

3.6

ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツでゴキゲンに幕を開けるが、不良生徒達の悪さは過ぎるし、教員側は傲慢だし、なんの解決にもなってないのにしたり顔なラストも疑問に残るしちっともゴキゲンじゃないけどいい映画、と>>続きを読む

カルト(2012年製作の映画)

3.8

カルトってそのカルトか…の後のまさかの終わり方含めけっこう笑える(失笑)けどちゃんと不気味でもあるし終始楽しめた。特にその後も気にならないし続編は絶対につまらないパターンだと思いながらもシリーズ化した>>続きを読む

タイム・オブ・ザ・ウルフ(2003年製作の映画)

3.2

嫌な展開ばかりが続いた末に突然提示される希望。拍子抜け。

超・悪人(2011年製作の映画)

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ひどい。前半は本当に嫌悪感しかなかったが、後半で和んだのでよかった。しかし内容が内容なので評価はしかねる。ただ、キスシーンは不覚にも感動してしまった。なんで部屋にもキャラクターにも不釣り合いなKING>>続きを読む

唐獅子株式会社(1983年製作の映画)

3.4

ビッグ・マグナム黒岩先生よりも横山やすしのイメージそのままでそれなりに楽しめた。もう少しどうにかなっていたらシリーズ化とかも…ないか。

しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.0

しとやかな獣とは誰かの事を言い表しているのか?と見進めるも見事にみんなが悪人だったシチュエーションブラックコメディ。印象的なシーン多数。特に夕焼けで踊るシーンが好い。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.2

映画館で向き合う静寂。胸にはG.I.Z.M.やノイバウテン。耳垂れを伴う外耳炎を長年繰り返しているがもっと耳を大事にしようと思った。しかしトレーラーハウスでの生活には憧れる。

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.6

よくわからないながらも心地好くてまさにグルーヴィ。酩酊して見るのに好い。原作読んでみよう。

恐るべき子供たち(1950年製作の映画)

3.6

原作を読んだ後だとラストに至る過程が淡々とし過ぎているように感じた。なにより全く子どもに見えない完全な大人な事にやはりどうしても違和感を覚え途中からはもう別物として見た。初めて触れたのが萩尾望都の漫画>>続きを読む

オルゴール(1989年製作の映画)

3.2

盲信的信者なら感動出来るのだろうか?細かい事は気にせずにただ長渕剛を味わう二時間弱。

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.8

「男ってほんと馬鹿よね」の極端な例。トホホなラストもどこか身につまされる。好きでは無いけど嫌いじゃない。

スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

3.4

後半はそれなりに楽しめたけど、皮肉としてもどこか宙ぶらりんでなんだかなぁ…。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.8

音楽はもちろん、視覚的にも細かい仕掛けがあってデビット・バーンを知らなくても音楽ショウとして楽しめるように感じた。ただそれだけでは終わらず、広く映画として引っ掛かりを残そうとする後半の作りはスパイク・>>続きを読む

玲玲(リンリン)の電影日記(2004年製作の映画)

3.8

映画に魅せられ映画で出逢い映画で引き裂かれ映画で再会する映画。子役がみんなとてもかわいい。誰も悪くないのに悲しい。生活圏内に砂漠があるの映画的には美しいな。

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.6

boidsound映画祭、寝不足な状態で行ったが眠気なんか吹っ飛んだ。声あげて踊り出すのは我慢した。熱心に聴いてきたわけではないが、あのビッグスーツを見るとやはり興奮する。最適な音量のLIVEに行った>>続きを読む

リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

3.8

ホラー仕掛けのご都合ロマンス。却ってそれが好い塩梅の80'sミュージカル。ラストはもっと歌って踊っての大団円を期待した。

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

自分と現在闘病中の父親との関係性について考えさせられた。特に後半では最も関係が良好に保てていたと言える幼少期を想い出しホロリ。しかしエンドロールの主題歌がGLAYで驚き。無理して高いキーで歌い続けると>>続きを読む

ブランク・ジェネレーション 〜リチャード・ヘル&ザ・ヴォイドイズ〜(1979年製作の映画)

3.6

みんな自分勝手、そして情緒不安定過ぎ。見所は演奏シーンとアンディ・ウォーホル出演部くらいではあるけれど、キャロル・ブーケ演じるヒロインが京都のバンド"おとぼけビ~バ~"のヴォーカリストに似て見えたりし>>続きを読む

悦楽交差点(2015年製作の映画)

3.6

評判通りピンク映画をはみ出してよく出来てる。色々間違ってはいるけどいい話。

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.2

N.W.Aについてほぼほぼ知識無く曲もまともに聴いたことのないままだったがドラマティックで飽きずに見れた。どの曲も好かった。伝記映画としてボヘミアン・ラプソディより好きかもしれない。

約束(1972年製作の映画)

4.0

言葉少なく哀愁を誘う流麗なテーマ曲と翳りのある映像で物語る。ショーケンを中心に据えたショットなんかキマリすぎ、ため息…。追う男と待つ女、約束を分断する罪。名前の漢字を確かめ合うの、好いな。見終えた後は>>続きを読む

花と雨(2019年製作の映画)

3.4

SEEDA「花と雨」に特別強い思い入れは無いが、彩度の高い画やカメラワーク含めもっとストレートな作りでよかったのでは?と感じた。ラストでもカタルシスを味わう事が出来ず残念。映像で語らないのならもっと音>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.4

三部構成、そのあいだあいだの変革の核の部分が省かれていて、なんとか補完しようと試みている間に終わってしまい、月の光に照らされて浮かぶ青いシルエットのように、ぼんやり。

トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.0

最近原作を読んだので、約30年振りに観賞。当時ストーリーはよくわからずとも強烈に印象に残っていたシーンの数々に興奮。もうずっと面白い。

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.8

原作を読んだので見てみた。いろいろ捻ってあって楽しめた。