かふちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ショットガン・ウェディング(2023年製作の映画)

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飛行機内で鑑賞。南の島で結婚式をしていたら海賊に島ごと乗っ取られるというあらすじからそそられるラブコメ。機内鑑賞にピッタリ(笑)

ジェニファーロペスもまだこんなB級感溢れるの出るんだなぁと思いつつも
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アルピニスト(2021年製作の映画)

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山登りは全くしないが、山に登る人々の物語はすごく好き。

こちらは命綱なしで登頂するカナダ人アルピニストのドキュメンタリー。観ているこちらがヒヤヒヤする絶壁をサラッと登る姿がまさに本能のまま。有名にな
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

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ティルダスウィントンの一人芝居。セットにも仕掛けがあってラストは溜まったフラストレーションが昇華されていく。不思議なカタルシス。

今の時代的にあまりいいセリフじゃないが、年老いた自分を「(若かった)
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狭霧の國(2020年製作の映画)

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ストーリーがおもしろそうだったので普段あまり観ないタイプの作品を。

雰囲気はいいけど、ちょっとセリフが棒読みすぎでは?

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

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大好きな作品。劇場で、しかもロングバージョンで観れて良かった。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

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B級感漂ってるけど評判よかったので鑑賞。

話も分かりやすくて子どもも楽しめるエンタメ大作でシンプルに面白い。こういうの久しぶりじゃない!?なんか映画を観るっていうのはこういうことだよな~と思った。ぜ
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慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

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毎度言ってるが、やっぱりチャンリュル作品はふわふわと不思議な空気が漂ってる。今回もしかり。

とりたてて何も起きないが、飄々としたパクヘイルがまるで死を呼ぶ男のようで、この世とあの世を彷徨っているよう
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

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主人公がラスボス目指して旅にでて、出会いあり、困難あり、まさにファンタジーRPGみたいな世界観。

ただしダラダラと退屈な印象。元ネタがいろいろちりばめられてそうだけど、残念ながら私にはわからなかった
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犬は歌わない(2019年製作の映画)

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わかるようなわからないようななんだか不思議な映画。

野良犬が猫を襲うシーンはかなりショッキングだけど、本来の犬の姿なのであればそれを衝撃的とかひどいとかいうのもまた人間のエゴ。

人間は自分たちの進
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奴隷の島、消えた人々(2015年製作の映画)

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単純にサスペンスとして観る分には意外な展開でおもしろいと思う。POV撮影も田舎の閉鎖的で不気味な雰囲気もスリリング。

でも奴隷事件は実際行われていて、無関心は罪という最後のメッセージを伝えたかったの
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

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1961年の作品だけどこれはいいシスターフッド。スタイリッシュな映像に美しく強かな女性たち。自分たちを雑に扱う男への復讐劇だがそこには大きな愛情も感じられる。

「誰にも優しい人は誰にも優しくない」と
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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そこそこ下品なおバカ映画でこれがアカデミー賞でいいのか!?って思いつつも最後は号泣。

スケール壮大情報量多すぎ超絶カオスな展開を、自分の身近にもある普遍的テーマに最終的に落とし込んでくるのはズルい。
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

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遊園地の中で年老いた男性が若者たちから冷たく扱われる。遊園地が表すものは社会の縮図。寛容さも余裕もない場所で未来の自分はどうなっているのか?ある意味ホラーな作品だった。明日は我が身。

残酷な怪物(2016年製作の映画)

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いじめはもちろん良くないけれど、それでも主人公には全然共感できないし、結局この作品にどういうメッセージがあったんだろうと思ってしまった。いじめをテーマに、特に実際の事件をモチーフにしているのならなおさ>>続きを読む

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

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人間の若さへの執着や欲深さを描いたブラックコメディ。脇キャラでもうひとつ若さを象徴する物語が登場するけどそっちはくだらなさすぎた(笑

これどう終るんだろ?と思い始めた残り15分くらいからめちゃくちゃ
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春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

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富春江が流れる街のとある大家族のあれこれ。淡々と会話だけで進む2時間半はなかなかしんどくも感じたが、美しい景色と中国らしいガチャガチャした生活の様子を観ているのは嫌いじゃない。

古いものが壊され再開
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おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

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おばあちゃんに思いやりの欠片もないクソガキがちょっと不愉快(笑)。時代設定がわからないけど一応ゲームやKFCのある時代に、かなり時代遅れな暮らしを耳の不自由なおばあちゃんにさせているあたり、娘も多分田>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

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デヴィッドボウイも坂本龍一もやたらと艶っぽいのでクィア的な愛ともとれるけど、戦場という特殊な環境だから、恋愛感情とは違う人類愛的なものとも捉えられるかなぁ。

やっぱり国の為になんの恨みもない者同士殺
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

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貧しく障害もあるけれど、自然と共に慎ましく生きる2人は、とてもピュアな2人だけの世界に生きているようだった。

それゆえに、あなたがいなければその世界など必要ないとでもいうかのような思い切りのよい終盤
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

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なぜか男性だけ頭の中の考えが他人に可視化されてしまうといういわゆる「サトラレ」みたいな設定。あらすじ読むかぎりは面白かったんだけどなあ~イマイチ。

ただファーを纏ったマッツさんが華やかで素敵。

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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

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まさに負の連鎖。悪意の応酬とモヤモヤしたストーリー展開なのに、見終わったあと晴れやかな気持ちになるのが不思議。演出の妙なのか、すごくいい映画を観たという気分になった。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

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斬新な設定と単純だけどよくできたストーリーで面白かった。終盤はちょっと胸が熱くなったりも。

社会の中で自分はモブでしかないなと思うことはあるけど、自分の人生の主役は自分だ!って改めて気付ける作品。
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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子ども染みたケンカ(に見える)から始まる悲劇。閉鎖的な島の中で、違う価値観を許容しあっていたが限界を迎えてしまう。まさに国内の内戦を暗示させてる。外国との戦争じゃないというのがミソ。

互いの悪意がど
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355(2022年製作の映画)

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可もなく不可もなくなストーリーだけど強い女たちのイザコザも友情も最高!みたいなテンションにさせてくれる。

ファンビンビン美しいのは間違いないんだけど、ひとりだけガッツリ作り込まれたメイクで人工的、メ
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

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死を望む半身不随の父親と、それに伴う家族たちの混乱。

安楽死する難しさ(フランスでは違法とのこと)も描かれシリアスな題材だけど、ユーモアあふれる温かい空気が漂う。淡々と進むのも逆にリアル。

「生き
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柳川(2021年製作の映画)

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福岡三部作の中でこれが一番よかったかも。別々に流れていた時間が再び共有されるのと柳川の水路の流れがリンクしているイメージ。会話のやりとりもおもしろいし、終わり方も好み。なにより海外の監督がこんなに情緒>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

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ちょっといろいろツッコミたくなるが、豪華俳優陣によるエンタメ大作ということでなんでもあり。乗客たちの葛藤(だけ)はコロナ禍にいた私たちなら理解できるリアルさがある。

とりあえずイムシワンなんてことし
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別れる決心(2022年製作の映画)

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2022/12/27 ジャパンプレミアにて鑑賞。生パク・チャヌクは作風に似合わず物腰が柔らかくにこやか。ドラマ撮影で海外滞在中ホームシックで「霧」を聴いていたところからこの作品が生まれたとのお話。>>続きを読む

群山:鵞鳥を咏う(2018年製作の映画)

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ホンサンスは好みじゃないけど、チャンリュルはイケる!と思ってるのだが、これはピンと来なかった。

しかし、なんだか冴えない男にパクへイルはぴったりすぎるし、それにイラつく女がムンソリなのも正解。

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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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マイナスイオン出てるんかというくらい心地よい空気が流れてて中盤ちょっと眠かった。

家族同然だったAIの記憶を辿る。人間でいうところの走馬灯みたいなもの?家族がなにを記憶してなにを思っていたか。
人間
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殺しを呼ぶ卵 最長版(1968年製作の映画)

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予告を観て面白そうだったので。

訳わからないカットとか、変な音楽とか、なんか(今見ると)レトロでお洒落にも見えるけど、ちょっとカルト作品っぽくもあり、終盤まで「これはさっぱりわからんやつだ」と思いな
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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原作読んだのは遥か昔だし、当時もめちゃくちゃハマったって訳ではなかったのだが、映像+音楽の躍動感が物語をより盛り上げて、アツい気持ちが蘇った。

リョータ家族でケーキを食べるシーン、切り分ける妹の「お
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

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鬱屈としてるしさすがに長すぎじゃない?と思ってしまったが、ラストシーン、すべてがカラーになるあの瞬間のための長尺。まさに喪失を乗り越えた先の再生・新たな歩みという演出、ベタといえばベタだけど、観てるこ>>続きを読む

春の日のクマは好きですか?(2003年製作の映画)

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なんとも不思議な空気感が流れてる映画。物語はロマンティックだけど、可もなく不可もなく。ペ・ドゥナだから成立してるであろう不思議ちゃん主人公。かわいいけど、実際身近にいたらイライラしそうだ…

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

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さすがに無理あるやろっていう物語ではあるけど、かなりよくできていてスリリングな展開にドキドキ。格差社会と学歴社会の嫌な部分をエンターテイメントにうまく昇華してる。

まあ結局誰も幸せにならないんだろう
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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チャドウィックボーズマンを追悼するための作品。主役亡き今、ワカンダの今後をどう描いていくのか気になっていたけど、まあこうするしかないよな~っていう展開。正直物足りなさがあるけど、仕方ないですね。

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