かふちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アンジェラ(2005年製作の映画)

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モノクロおしゃれ雰囲気フランス映画かな~と軽い気持ちで観始めたけど、これなかなかいい作品。

自分の人生に悲観し自殺をしようとする男の前に現れた美女が、男の抱えるさまざまな問題を解決していく。ファンタ
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ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版(2022年製作の映画)

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前半は岡本太郎の著作「沖縄文化論」を引用しつつ、沖縄独自の文化風習を紹介。正直ちょっと眠い。

後半は久高島の伝統的神事「イザイホー」について、また太郎が起こしたとある事件について掘り下げ一気にドキュ
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

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ロンドンの街に突如現れたゾンビによって、老人ホームに閉じ込められたおじいちゃんと、救出に向かう孫たち。

いろいろあって大量の武器を手に入れ孫と一緒に戦うのだが、おじいちゃんが一番血の気多くて笑う。も
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美しすぎる母(2007年製作の映画)

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後味悪い…と思ったら実話だそうで。

いわゆる毒親(とちょっと普通じゃない環境)に人生を狂わされる息子のお話。映像は綺麗だけど、近親相姦やらなんやらで理解しがたい。母親ジュリアンムーアにまったく共感で
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RRR(2022年製作の映画)

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劇中設定されてるインターバル完全無視の3時間あっというま!なんならもっとくれ!と思うくらいこちらの気持ちが高ぶるパワフルな作品。主役2人の関係性がアツい、アクションがアツい、そしてナートゥがアツい。頭>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

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壮絶なサバイバル+人間ドラマになるかと思いきや、漂うゆるーい空気。そんな悠長なこと言ってる場合か!とツッコミたくなるユーモラスな部分と、どうやって助かるのか?というハラハラドキドキを両方楽しめる。>>続きを読む

ランユー 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

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なにかあざとい行動をするわけではなく、なんなら健気なタイプだけど、ランユーの(見た目の)小悪魔的魅力が凄かった。でもハントン身勝手過ぎるわ。

だたその身勝手さ故にラストがとても切ない気分になるのかも
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警官の血(2022年製作の映画)

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日本の小説が原作のなかなかシブいストーリー。

最後までガンユンが善なのか悪なのかわからないまま進んでいくので、まるでミンジェの疑念を追体験しているような気持ちに。グレーな存在だというガンユンのセリフ
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

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すごく良かった。

真摯に事実と向き合うことと、きちんと"家族"の元に帰ること。

一見無関係に思える2つの事件は、この共通点でもってきちんと筋が通っていて、さらにラストで過去現在未来が一気に繋がって
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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つまるところ「酒は飲んでも飲まれるな」ってこと。コメディと紹介されてたけどそうかなぁ?なかなかシビアな展開で酒飲みなら誰にでも起こりそうであるが。

くたびれたおじさんを演じるマッツが新鮮。序盤に自分
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国葬(2019年製作の映画)

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旧ソ連の独裁者スターリンの国葬の様子を納めた記録映像を編集した作品。観るなら今年しかないと思い鑑賞。古い作品かと思いきや数年前に公開されたもの。

ナレーションはなく、8割方ソ連各地で追悼する人々の表
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ゾンビ・プレジデント(2020年製作の映画)

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台湾ハイテンションゾンビコメディといったところでしょうか?ダサい変なノリが逆にいい雰囲気を醸してるのも嫌いじゃない。

たしかに台湾総統がゾンビ化するところから始まるけれど、最後までみたら邦題「ゾンビ
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今さら言えない小さな秘密(2018年製作の映画)

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他人にとっては些細なことでも、どうしても認めたくないコンプレックスというのは誰にもひとつはあるわけで、その気持ちがわかってしまうが故に、どんどん空回りしていく主人公が滑稽かつ不憫に感じてしまうし、共感>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

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たぶんファンタジーで一番好きなシリーズだし、とくに「二つの塔」に関しては最もアツい作品だと思っている。

物語のスケールが大きいので、旅の仲間たちが3つに分かれてから散漫になりそうなところをうまくまと
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

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こちらも後半は40分の長回し。先に「ロングデイズジャーニー」を観たので、お金のかけ方が全然違う(笑)でもこの粗削りさが、舞台となった中国の田舎町の雰囲気にぴったりだった。

長回しを撮ろうとすると、細
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

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後半の長回し60分が普通にすごい。余計なものが映り込む可能性のある鏡を多用したり、ビリヤードのショットのシーンを入れてみたりと、あえて長回しの難易度をあげてくる製作陣の気概を感じた。

ストーリーはも
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夏時間(2019年製作の映画)

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あぁなんて懐かしい夏休みの空気感。韓国映画だけど、日本にも通じる雰囲気にノスタルジックな気分になる。

普通の家族のとりたてて何も起きない日常だけど、ムカつくことも甘酸っぱい思いも日々渦巻く思春期の少
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キカ(1993年製作の映画)

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案の定登場人物全員ブッ飛んでるけど、そのカオスさが好き。

本来笑えないシーンだけど、キカがレイプされるシーンのシュールさというかバカバカしさに笑ってしまう。

ラストまで観て、一番クレイジーだったの
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

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亡き妻との思い出をバスでたどるおじいちゃんのロードムービー。ベタと言えばベタなストーリーだけど、 SNSで拡散されちょっとしたエンタメに消化されてしまう感じが今っぽい。これがよいか悪いかは別として。>>続きを読む

ダブル・ジョパディー(1999年製作の映画)

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ダブルジョパディーってそういう意味だったのか!?変な邦題がつかずによかったと思う。

わりと静かに進んでいく復讐劇だけど、アクションは結構派手で、棺桶に閉じ込められたりとなかなかキテレツな演出もあり、
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

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自分にとっては思い出のある作品で、20年ぶりに劇場で観れたのがかなりうれしい。

導入の1作目のためすごく地味な印象があったけど、久々に観たら全然面白かった。フロドの大きな瞳がとても美しいけど、あれは
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RED/レッド(2010年製作の映画)

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一見そう見えない人物が、実は意外な過去があり、めちゃくちゃ強いというみんな好きな設定のやつ。しかも年金で穏やかな老後を過ごしたかったという、本人が不本意であればあるほど面白いし、頭空っぽで観れるやつ。>>続きを読む

夜の第三部分(1972年製作の映画)

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すごいカオスで正直よくわからなかったが、戦時中の混乱とか人間の精神状態を表現してると思えばそういうものと理解できる。

シーンがコロコロ変わる勢いがすごくて謎に惹き付けられる。映像の質感とかエンドロー
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

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おしゃれなファッションと華やかな映像で繰り広げられるドタバタもドタバタなコメディ。しかもなかなかブラック。

男に振り回される女たちがヒステリックすぎて面白い。主人公はすぐモノ投げるし。登場人物全員ク
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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未確認物体を具現化させるとなんか萎えてしまいがちだが、それでもあれの捕食シーンの迫力と音が凄くて、なんならちょっと怖くてIMAXの偉大さを知った。

人間が見世物にしてきたものからの復讐って感じなのか
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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ある意味激しい情念のぶつけ合いだった前作「燃ゆる女の肖像」とは対照的に、とても優しくあたたかい作品でびっくりした。

祖母を亡くした8歳のネリーの前に現れた8歳の姿をした母親。2人だけのかけがえのない
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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映像もきれいで静かな映画なのに心の底から湧いてくる激しい感情を2人がぶつけ合っているのがヒシヒシと伝わってくる。

同性愛にも中絶にもなんの障害がない女性3人だけの時間が美しすぎたし、ラストシーンもあ
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

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花様年華のマギーチャン同様めちゃくちゃ憧れてしまうこっちのミシェルリー。

物語は結構ブッ飛んでるけど、孤独を埋め合いながら生きる若者の虚無感みたいなものをおしゃれ映像を通して観る感じ。余計に虚しくも
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

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たまに無性に観たくなるブエノスアイレス。そろそろ観たい気分だったけど、特集上映が決まったので我慢していてようやく劇場にて。

とにかくダメダメなレスリーチャンの魔性っぷりが魅力。それに振り回されるトニ
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椿の庭(2020年製作の映画)

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監督が写真家さんなのでとにかく映像やシーンが美しい。オープニングの富司純子の横顔がとくに印象的。

日本人キャストのほかにシムウンギョン、チャンチェンと不思議なキャストが揃うがどっちも好きなので嬉しい
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

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政治家と軍人それぞれの立場に大義名分や思惑があり、戦争を終結させることは簡単ではないと今の世界情勢にも通じるところがあり興味深かった。また俳優陣それぞれの圧というか貫禄がすごい。

どこまで脚色されて
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

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007シリーズ全く観たことなかったので、とりあえずダニエルクレイグ版だけでもってことで。

なんかもっとド派手でわかりやすいのかと思っていたけど、なかなかシブいストーリー。ポーカーがわからないので中盤
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

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音楽も映像もおしゃれなロードムービー。節々に感じるウォンカーウァイっぽさ。余命僅かな男が過去の恋人たちに会いにいくというちょっと切ないストーリーも好み!と思っていたら後半からちょっと展開が変わり、若干>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

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前日に観た「呪詛」と比べ物にならないくらいの怖さ。前置きが長いけど、徐々に恐怖が迫ってきているのを体感出来たし、明らかにギアを切り替える瞬間があってそっからラストまで一気に駆け抜ける惨劇。

終盤の悪
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