かふちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ホテルレイク(2020年製作の映画)

-

序盤から不気味なシーンが多くて、閑散期の洋風ホテルを舞台にした王道ホラーかと思いきや、後半ちょっと違った展開に。親と子の愛や執着を対照的に描いていた。やはり怖いのは幽霊より人間。

主人公イセヨンは美
>>続きを読む

最悪の一日(2016年製作の映画)

-

ただただとある「最悪な一日」を映した可もなく不可もなくな作品。

彼女の名前を間違える男とか、前妻とヨリ戻したけど本心はキミだとか言ってくる不倫男にウンザリしてたけど、ハンイェリも大概(笑)オープニン
>>続きを読む

殺人蝶を追う女(1978年製作の映画)

-

初めてのキムギヨン作品がこれで良かったのかと思ってしまうほどのぶっ飛び作品。でも多くの韓国映画監督が影響を受けているというのはなんかわかった気がする。焼き菓子がポンポン飛び出てくる中でのラブシーン、あ>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

-

結末から始まり、何故そうなったかを逆行して紐解いていく展開。構成は複雑だけど、ストーリー自体はわりとわかりやすい印象。あえて複雑な作りにして観る側を試してくるノーランさん。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

出演者は豪華で大満足だけどストーリーは単調でちょっと間延びした感。でも第1作目ということで次に期待。

なにより映像の美しさが素晴らしかった。IMAXで観たけど、前後左右砂漠に包まれて作品に没入したい
>>続きを読む

殺人者の記憶法:新しい記憶(2017年製作の映画)

-

こちらも立て続けに鑑賞。

終盤まで内容はほぼ同じなのでラストが違う別バージョンと考えてもいいが、ソルギョング自らが一連の出来事を検事と振り返る演出なあたり、続編という気もする。

こちらの作品は主人
>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

-

自分の正義のため過去に連続殺人を犯していた男が、殺人鬼の魔の手が迫ってい自分の娘を守るため奮闘する物語。

ここでストーリーの肝となるのが、主人公ソルギョングが認知症を患っていること。時々記憶をなくし
>>続きを読む

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

-

真夜中に観たのがよくなかったのか、寝落ちしては巻き戻し視聴を繰り返してしまったため、ちょっと微妙な印象に。

すべてを失って絶望しているチャンシルさんが、少しずつ希望を見つけていくストーリー。とくに何
>>続きを読む

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

-

ポスターの雰囲気のせいで、軽い気持ちで観たけれど、これはそんな感じで観るもんじゃなかった。北のスパイものの中でもかなりしんどい作品では?

南に潜入し疑似家族として暮らす北のスパイ4人。お隣には家庭崩
>>続きを読む

ハウスメイド(2010年製作の映画)

-

富豪一家とそこに仕えるお手伝いさんたちの物語。これでもかというくらいに表現される弱肉強食の世界。

それでもプライドは捨てなかったチョンドヨンとユンヨジョンなのだけど、たとえすべてをかけても決して変わ
>>続きを読む

ブレス(2007年製作の映画)

-

毎回壁紙張り替えるの大変じゃね?っていうツッコミはさておき、不思議な四角関係?というか、愛憎に満ちた作品。

壁紙の件も含め、絶妙なリアリティーのなさ=ファンタジーさが死刑囚と人妻の激しい交流がまるで
>>続きを読む

かぞくのくに(2012年製作の映画)

-

「地上の楽園」であったはずの北朝鮮へ移民した息子が25年ぶりに日本に一時帰国する数日間を描いたとても静かでシンプルなストーリー。

たいした出来事は起きないのだけど、そこには国家間の問題や家族の葛藤、
>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

-

テレビでリメイクの方が放送されてたのでひさびさに旧作を観たくなり鑑賞。

オチを知っていても全然楽しめるっていうのは名作の証。古い作品なこともあり不気味な質感がいい。私は草笛光子の梅子が好き。

心のカルテ(2017年製作の映画)

-

摂食障害の治療のための施設に暮らす人々の物語。

主人公は拒食症。食べることを恐れる。この作品を観て、周りから理解されにくい病気だなぁと感じた。自分も含め。そういう理解しがたい部分があることを知ること
>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

-

ジェームズガンのおふざけ最高。お気楽に観れる映画ではあるけれど、まさかの泣ける。スースクだからこそのメッセージがある作品だった。

個人的にはうさちゃんTシャツの大佐が最高だったけど、やっぱりハーレイ
>>続きを読む

大統領の料理人(2012年製作の映画)

-

官邸の中のルールやしがらみに負けない強い主人公がかっこいい。そしてそんなしがらみを気にせず、美味しいものは美味しいと主人公を受け止める大統領もとても素敵。食を通してこっそり親睦を深めるふたりの姿にほっ>>続きを読む

アーガースワーディ村(2018年製作の映画)

-

水道も電気もないインドの村に暮らす人々のドキュメンタリー。

仕事もなく、あまりにも過酷な環境に村を去る人々が増えた結果、子どもがいなくなり小学校は4年生まで。教育の機会さえなくなりつつある。

さら
>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

-

観てる途中で、なんかこんな話なかったか?って思い始めたけどスター○ォーズですよね、これ。母親を愛するあまり暴走する父親に振り回される兄妹。

とにかくアラ還トニーレオンが相変わらず色気たっぷり。愛する
>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

-

きっかけはあったにせよ、あそこまで他人に執着されるのはめちゃくちゃ怖い。
理由がわからない不気味さ。自暴自棄で無敵な人ほど恐ろしいものはない。

学びがあるとすれば、人には礼儀正しくしましょうってこと
>>続きを読む

白頭山大噴火(2019年製作の映画)

-

白頭山の噴火を止められるのか?というハラハラ感よりイ・ビョンホンとハジョンウという名優ふたりのケミの方に重きが置かれてる気が…。ふたりのゆるーい会話から始まっていく関係性がエモ、本来の緊迫感を凌駕しち>>続きを読む

キムチを売る女(2005年製作の映画)

-

マイノリティとして中国で暮らす朝鮮族の女性のお話。シングルマザー、貧困と彼女を取り巻く環境は厳しく、手を差しのべてくれる男たちには「見返り」を求められる。

固定で撮ったカットを繋いで淡々と表現される
>>続きを読む

美術館の隣の動物園(1998年製作の映画)

-

見ず知らずの男とそんなにすぐ暮らせる??っていうツッコミはいれたくなったけど、なんだかかわいらしい作品。

90年代後半ってまだ携帯なかったっけ?と思いながら、家の電話に連絡が来るのを待ったり、連絡が
>>続きを読む

エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

-

楽しい話かと思ったらなかなかヘビーな物語だった。

ハーフに生まれたエイブは両親の文化や宗教が違うため板挟みにあうのだけど、一生懸命両方を理解し受け入れようとしている。一方で両親や祖父母、親戚の大人た
>>続きを読む

春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

-

とても好きな作品。湖の中に佇む小さなお堂を舞台に、四季に合わせてタイトルの通り5パートで表現される和尚さんと若い僧侶の人生。移り変わる人生を季節になぞらえて。

春の話がなんか教訓めいた昔話のようなス
>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

-

どうやって撮っているかよくわからないカメラワークと無茶苦茶なアクションに韓国映画特有のグロさが合わさってとにかくかっこいい。バイク並走しながら刀振り回したり、主人公目線の格闘シーンなどスタイリッシュで>>続きを読む

PTU(2003年製作の映画)

-

バナナの皮に滑って気を失っている間に拳銃を紛失した刑事が、拳銃を探す一晩の話。

すごく評価がわかれている印象だけど、私は乗り切れなかった。というか暗すぎて途中で誰か誰だかよくわからなくなってしまい、
>>続きを読む

ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

-

思ってた感じと違う!もう大惨事すぎる(笑)ネトフリの予告で一番大事な部分(母親の正体)を知ってしまっていたけれど、全く知らずに観たらもっとおもしろかっただろうな~

とにかく有能な息子、そうせざるをえ
>>続きを読む

オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

-

何気なく観たけどめちゃくちゃかわいい映画だ~!!フィンランドらしく登場するインテリア、ファッション、机に並ぶおやつまですべてカラフルでテンションが上がる!!

仲良し女の子2人がひょんなことから一軒家
>>続きを読む

春の夢(2016年製作の映画)

-

マドンナ的存在であるハンイェリと取り巻きの男3人組のゆるゆる~っとした日常。

映画監督が演じたそれぞれが個性的でいつもつるんでる3人の男たち。昼間から飲んでるようなまともな男たちではないのだけど会話
>>続きを読む

クローゼット(2020年製作の映画)

-

オープニングのVHSな質感の徐霊シーンなんてじめーっと怖くてセンス感じたのに、だんだん思ってたのと違うB級感溢れる作品になっていった。あそこにいるお化けはゾンビ系なのねってちょっと興醒め。

真剣なハ
>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

-

トラウマのフラッシュバックや、主人公の周りで起こる出来事の謎、現実と妄想が入り乱れる演出に戸惑ったけど、後半の展開に一気に引き込まれた。
少女を助けるため敵を襲撃するシーン、いろんな角度から室内の防犯
>>続きを読む

愛の神、エロス(2004年製作の映画)

-

エロスをテーマにしたオムニバス。
主語が大きくなってしまうのを承知でいうと、欧米とアジアでこんなに「エロス」の捉え方が違うのか!?と面白い。欧米は解放感とか奔放さ、アジアは秘めごとって感じ。

やっぱ
>>続きを読む

キッチン 3人のレシピ(2009年製作の映画)

-

なんだかお洒落感溢れる映像だけど、ちょっと理解に苦しむ展開。どうも好きになれない不思議ちゃん系女が諸悪の根源じゃん!結局何がしたいのかよくわからん…チュジフンを楽しむ映画だった。

ヨーヨー・マと旅するシルクロード(2015年製作の映画)

-

ヨーヨーマが立ち上げたシルクロードアンサンブルのドキュメンタリー。ヨーヨーマはじめ各国の伝統楽器奏者たちの生きざまを取り上げた作品。

伝統音楽を新たな形に変化させたり、別の音楽とごちゃまぜにしてしま
>>続きを読む

TAKING CHANCE/戦場のおくりびと(2009年製作の映画)

-

戦地で命を落とした兵士を故郷まで送り届けるだけのストーリー。

すごくアメリカっぽいというか、戦争の是非はともかくアメリカ万歳!的な空気に若干のモヤモヤはあるものの、ひとりの兵士を送り届ける間に、それ
>>続きを読む

渇き(2009年製作の映画)

-

ヴァンパイアになったソンガンホなんてパクチャヌクの世界観だから許されるって感じ。シュールさとファンタジーと官能と暴力のアンバランスさがとても好き。

前半は冗長だけど、後半は虐げられてきたテジュが生き
>>続きを読む