人と生きることにまつわる希望は捨てられないし、捨てなくても良い。
「フリ」と「本音」。混ざり合って重なり合ったところにそれはある。
でも、それを実感して他人と向き合ったり隣り合ったりする為には、とても>>続きを読む
自分の中にある孤独を認識し、受け入れ、それとともに生きていく人だけが持つ生命力に惹かれる。
このレビューはネタバレを含みます
いつの間にか忘れてしまった大切なものを、思い出させてくれるのではなく、そういうものがあったかもしれないよ、思い出せなくてもそれってとても愛しくて尊くて、素晴らしいことだよね、と言ってくれる映画だと思>>続きを読む
正しいか正しくないかは自分の目で見て肌で感じて判断するのだということを教わった映画。
自分の心に従い、自分で考え、行動することの大切さ。そして、それだけでは守れないものもある理不尽な世界の存在を学んだ映画。
絆にも色々ある。
やさしさにも色々ある。
愛にも色々ある。
強さにも色々ある。
分からないままでもいい。何かを渇望し、守りたいと願い、突き進むことの強さ。
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死を恐れ、他人から愛されることを恐れたヴォルデモートよりも、
死を受け止め、受け入れ、乗り越えたハリーたちだけが持ち得る強さ、が勝った話。
ヴォルデモートに情けをかける余地は無い。ただ、トムリドルが>>続きを読む
人間は全員誰かにとっての怪物だ。
でも、怪物とは周囲に危害を加えるようなただの悪意のある化け物のことではないのかもしれない。
怪物の鳴き声(泣き声)は、強くて太くて、不器用で繊細で、耐え難いのに心地よ>>続きを読む
すぐ近くに知らない人がたくさんいてそれぞれの人生があって、それが交わりそうで交わらないのがこの世界。当たり前のことだけど、それを再認識できるのが映画の良さだなと思った。
それを知ると、いろんなことに少>>続きを読む
信号機の音がジャズじゃんって気づく瞬間みたいに、日常でずっと音楽の尊さと楽しさを、感じていたい。
音楽と青春への憧れみたいなもの、ずっと捨てないで生きていきたい。
どんな恋愛にも起こりうる”あるある”をできる限り抽象化させて放り込みまくっている。強制的に感情を呼び起こさせられる。恋にまつわる記憶に対する暴力的な干渉。
モラトリアムのぬるま湯に浸かる気持ちよさ、現>>続きを読む
あーもうほんとにありがとううわー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あー!!!!!!
恐ろしく難解な枠組みに当てはめないと、恥ずかしくなるくらい純粋で正直な、愛と友情と生き様の話。
人生は小さな傷を刻み込まれ続けることでしか進めないのだろうか。そんなことはないと思いたいけれど、そんなことはないとは誰も言ってくれない。この映画も断言してくれない。だからこそ、傷だらけの自分を愛しなが>>続きを読む
安心と危うさ、あったかいけどつめたい(つまりなまあたたかい)感じ、憧れと軽蔑、いろんな矛盾と葛藤をぜーんぶひっくるめて青春ってこと。
とにかくスケボーで怪我したいんです。
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大切な人を大切にできず、傷つけてしまった過去に向き合うことは、(人によっては)大きな痛みを伴うことだと思う。自分の弱さと向き合って、精査して、解決方法を見出して、それが正解かどうか考え続けながらその先>>続きを読む
恋をしている時の一瞬のきらめきとか、社会に対するゆらゆらとした不安を、こんなにも的確に同時に表現している映画を他に知らない。
もう伝えることができない関係の人に、伝えたいことがたくさんあったなあと思った。
今からでも遅くないのかもしれない。
ギターを弾きたくなった。