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阿部寛と樹木希林の演技が、台本通り型にハマっているという風でなく、自然体で面白味がある。
離婚した夫婦が、愛やお金や子供や親などの現実と向き合いながら自らの人生を模索しているような大人な内容。
日>>続きを読む
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少女誘拐殺人事件だけでなく、警察内部の対立や記者クラブとの衝突も並行していて、話はやや難しい。
1番の見所は、三上義信が記者クラブを相手に、首を賭けて組織でなく個人としてぶつかることで融和を図るシー>>続きを読む
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3年生との限られた時間や世代交代など、自分の高校時代が思い出される。
作品を通して、巻島裕介が出ている場面は泣けるし、出ていないレースシーンなどは、ややだれる。
チームでの助け合いがテーマになって>>続きを読む
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序盤、船内はパーティで賑わう中で転覆の危機が迫るあたりは特にタイタニックが連想される。
ただこちらは早々に転覆し、その後が話の中心になる。
船内を迷路のように進んでいく様は、正にアドベンチャー。>>続きを読む
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ゴールを目指して迷路の中を進んでいくような、アドベンチャーの名に相応しいワクワク感は健在。
ただ、転覆した船に自分から入っていって展開される話なので、前作ほどの感情移入はできない。
続編というより>>続きを読む
終戦に反対する陸軍が軸に描かれていて、ポツダム宣言の受諾と玉音放送という一連の流れに隠された、困難な裏側を知ることができる。
当然だが2015年版と内容は同じなので、強いて両方見なくてもいいかもしれ>>続きを読む
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話を楽しむというより、終始展開されるアクションとクスッとくる小ネタを楽しむ作品。
「手柄はくれてやる、責任は俺が取る」というドラゴンの正義感溢れる台詞が良い。
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南北戦争を背景に描いているのが、知的好奇心をくすぐられる。
スカーレット・オハラは社交家とはいえ、八方美人といった風で、恋愛にしてもそうだが自己中心的といった印象。
だが、南北戦争でその生活は一変す>>続きを読む
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偶然居合わせたことによる誤解から、2人の逃避行が始まる。
そのうちに、本当の駆け落ちになる。
いわゆる不倫だが、羨ましいほどに愛し合う2人を見ていると、それを悪とされているのが切なくなってくる。>>続きを読む
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色んな人物と名前が出てくるので、整理しきれないまま話が進んでいった。
立場の強さや被害者側の言いづらさ、時効が3年という法律などを盾に取った神父の犯行に唖然とする。
それがごく一部とは言い切れないほ>>続きを読む
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セリフや映像として動きが少なく、全編を通して静かな作品。
断片的なシーンの連続で、話も何を伝えたいのかもよく分からなかった。
99分が長く感じた。
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ジャック・レモンの豊かな表情が良い。
女装した男2人それぞれの恋に、マフィアの抗争を絡めているが、終始楽しくもあり少しドキドキさせてもらえるのは、正に脚本の妙。
最後はバレるんだろうとは思いながら>>続きを読む
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楽しそうに踊るドナが美しいタンゴ。
盲目なのにフェラーリを128キロで飛ばす、さすがに滅茶苦茶すぎるドライブ。
間違いも含めて人生と、銃を介した緊張感の中で訴えかけられるホテル内でのやり取り。
将来の>>続きを読む
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仕事と人の子の命を天秤にかけて、大金をどっちに使うかに苦しむ。
経営権を握れる正にその日というタイミング、身代金なのに身内にたいするものでない、世論も無視できない、といった現実的にこれほどの窮地がある>>続きを読む
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その名の通り、正にロードムービー。
ジェルソミーナの白痴は思ったほどではなかったし、なんだかんだ、2人で割とうまくいっているようにも見えた。
意に反して人殺しをしてしまい、ジェルソミーナも失った切>>続きを読む
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出世のためにアパートを貸していたバドが、最終的には自分の気持ちに正直になり、会社も辞める。
会社員なら、形式の違いはあるにせよ感じるであろう本音と建前の板挟みを思わされる作品。
意志を通す格好良さ>>続きを読む
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人のために生きる、ということをテーマにしたような作品。
登場人物各々に溢れんばかりの優しさが感じられ、心が洗われるよう。
特に保本登や長次とのやり取りなど、おとよが中心になる後半は涙無しには見られ>>続きを読む
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ヒーローながら、発言の大半が冗談という斬新さ。
一方、ストーリーやアクションは平凡。
ヴァネッサが、姿が変わってしまったウェイド・ウィルソンも変わらず愛するというラストも、予想通りではあるが感動。
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白人至上主義だったデレクが、刑務所で1人の黒人と仲良くなり、逆に白人から仕打ちを受け、考えが変わっていく。
憎しみは君を幸せにしたか、という問いが最も心に刻まれるフレーズ。
このあたりは、人種差別が>>続きを読む
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自分のことより町を救うことを第一に考える、まさに「無私の日本人」の姿に涙が止まらない。
特に、守銭奴と言われる浅野屋甚内の、先代からお金を貯めていたのは町のためだったというエピソードが明らかになるあ>>続きを読む
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予想外の展開はないが、自分の生き方を見つめ直す機会をもらえる作品。
個人的には、社会人になってから公務員を目指せば良かったかと思うこともある中で、変化もできることも少ないよりも、自分で道を切り開いて>>続きを読む
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真実か分からないが、モーツァルトがミッキーマウスのような笑い方をする、軽くてやんちゃなキャラクターとして描かれていることに面食らう。
ただ、1度聴いただけで曲を覚えた上でアレンジまでしてしまったり、>>続きを読む
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チープな描写やくさいセリフは少し気になる。
ただ、まさに青春といった風の人間模様で、4人それぞれのキャラクターがしっかり確立されていて引き込まれる。
特に、最後の松崎はとりと寺坂利太が、互いを選ぶ>>続きを読む
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頭が切れて腕も立つ「用心棒」の三十郎と同じく、その格好良さは随一。
名前の決め方やもうすぐ四十郎といった自己紹介もおなじみで、心地良い。
一方で、金魚のウンコや七十郎の件など笑えるシーンや、睦田夫人>>続きを読む
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傷を負ったとはいえ、レイ・ブレスリンとエミル・ロットマイヤーを脱出させるために命を張って1人でも多く殺そうとするジャベドが1番格好良かった。
なぜそこまでする義理があるのか、と思わなくもないが。
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清兵衛と丑寅の各勢力を煽って町を平和にしようという、桑畑三十郎の数々の作戦をベースに事が進んでいくのが面白い。
その切れる頭や刀の腕や佇まいなどがそうさせている部分も大きいが、三船敏郎の格好よさが光>>続きを読む
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ダンスのキレが心地良いが、時々このシーンは何だろうと意識が飛ぶ。
サイレントからトーキーへと時代が変わる中での、マイクの位置や、映像とセリフのズレ、吹き替えとしての役者の採用などの問題を描いているの>>続きを読む
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疑わしきは罰せずを体現した映画。
必ずしも事実の確証が得られない中で人の人生を左右するということで、裁判は勿論、陪審制の難しさを痛感する。
楽しむというより、勉強するという意味で価値がある作品。
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229分という長さなので、見始めるにあたって身構えたが、時間に見合うだけの深さはあった。
ヌードルスを中心とした、ギャングの半生を時間軸を自在に使いながら追っていく。
その話の面白さに加え、ロバー>>続きを読む
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まず、字幕がないととてもじゃないが聞き取れない。
金にも出世にもならないが、百姓のことを思い、まず勘兵衛が名乗りをあげる。
その後も、勘兵衛の人柄もあって七人の侍が集まる、という序盤に人の温かさを感>>続きを読む
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マリアの飾らない純真なキャラクターが魅力的で、ぐいぐい引き込まれる。
馴染みのある曲が多いのもテンションが上がるし、マリアと子供達のやり取りも楽しい。
微笑ましさに涙が出る稀有な作品。
正反対な性>>続きを読む
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ジャック・ハーパーが、実はエイリアンの側に加担していたというどんでん返しが面白い。
また、近未来的な機械や半壊した地球などの映像の美しさや、アクションの迫力も作品の質を上げている。
ただ、最後にク>>続きを読む
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人間とミュータントの関係において、共存を目指すチャールズ・エグゼビアと対立するエリック・レーンシャー。
ミュータントによる支配を標榜するセバスチャン・ショウという共通の敵がいるうちはギリギリの協力関係>>続きを読む
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僅かの登場時間しかない人物に至るまで、豪華な役者が揃い踏み。
小学生時代とリンクする設定は面白いが、同級生が戦士として集まる後半からは、展開の早さが気になる。
その割に、3部作のうちの1作目というこ>>続きを読む
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様々な人々の人生を、人種の観点を主として描いているが、細切れで段々映画の世界から引き離されてしまった。
クリスティンがライアン巡査に車から助け出される場面と、ダニエルに向けて撃たれた空胞を透明マント>>続きを読む