MACCHOさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

MACCHO

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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

アンディが冤罪で刑務所送りとなっているからこそ、感情を移入して物語に入れる。

納得しない中での刑務所生活、その中で出会う仲間と、銀行員である自分の強みを生かした仕事など、1つの組織の中での生き方の模
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

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“キャラクター”を見たばかりだったので、小栗旬の役柄が何処となく重なって見えたが、存在感があり合っていると思う。

題材となったグリコ・森永事件を今まで知らず、まずそこは1つ勉強になった。

身代金と
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.8

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ドキュメンタリーのような教材のような映画。

見る前は、特別養子縁組を通じて、産みの親と育ての親の対比にスポットを当てた“そして父になる”のような作品を想像していたが、違った。

幼稚園での子供同士の
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キャラクター(2021年製作の映画)

4.1

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漫画家を題材にした映画として印象的なのは“バクマン。”もあるが、あちらの感動作に対してこちらはサスペンス。

グロテスクな描写も多く、最後に山城圭吾が襲われる場面などはドキドキする。

最後は辺見淳が
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空白(2021年製作の映画)

4.0

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極端な例なのかもしれないが、事件も添田充をはじめとした様々な性格な人々も、一部分を切り取るようなマスコミの報道も、全て現実にあり得る話である。

その時自分ならどうするか、そう考えるよりもそのようなこ
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浅田家!(2020年製作の映画)

5.0

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浅田政志がフーテンの時期を経て写真家になっていく様は人間臭さを感じられ、生き方を模索していくことへ共感する。

そんな政志を取り巻く浅田家は温かく、政志のやりたいようにさせ、やりたいことに協力し、それ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

5.0

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北野武が売れていく過程を知るという意味でも、当時の劇場からテレビへ人が移っていく時代の流れを知るという意味でも、とても面白い。

柳楽優弥の演技にも力がこもっていて、その奮闘ぶりや師弟をはじめとした周
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.6

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現実とインターネット空間の両輪で話が進んでいくのは、“サマーウォーズ”のよう。

時間として、皆が都合良くUの世界に居られるわけではないだろうというのは引っかかった。
歌の時間など間延びがあるのも否め
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.2

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ストーリーをあまり気にせず、マイケル・ブライスとダリウス・キンケイドの掛け合いやアクションを楽しむ作品。

キンケイドが持ち物検査でやたらと銃を持っているところなど笑えるところもあり、ブライスが本当に
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

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“ヤクザと家族”のように反社会的勢力の現代での生きにくさも描いているが、こちらはその更生によりスポットを当てている。

主役の三上正夫をはじめ、出てくる人々の人に対する真っ直ぐな気持ちがとても胸を打つ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.6

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学生と社会人、恋愛と結婚、それぞれの違いを考えさせられるラブストーリー。

生活の為に働き始めた山音麦が、その忙しさと共に生活や気持ちに変化ぎ現れ、八谷絹との関係にも亀裂が生じ始める。

それは見てい
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

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観ていて面白いドラマだとは感じるが、結局言わんとするところが何なのかという主張は汲み取れなかった。
「他人の心は分からないが、自分の心とはしっかり向き合おう」ということだろうか。

序盤の不倫現場の目
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.6

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スパイ映画らしい緊張感があるのは良いが、少し話が難しかった。

金正日はどう出てくるのか、目線を合わせないというくだりがあったから首から下だけ写すのかと逡巡していたら、キ・ジュボンが特殊メイクで完成度
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

4.7

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乗り込むまでの6秒に満たない時間の加速が大事だから100m走が速い人に素質があるというのは、目から鱗だった。

100m走でオリンピック出場出来なかったからボブスレーでの出場を目指すということに始まり
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.8

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キャストが豪華で、登場人物全てが“あっ!”と思う人ばかり。

内容は、三国志の話をコメディー感全開で進行させていくもの。
ここまで全面に出す作品はなかなかないと感じるぐらいコメディー。それは、バラエテ
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アクションシーンのカメラワークが良く、スピード感がある。

ジョン・ハートリーとビショップがパートナーだったというのは、予想外のオチ。

キャストや舞台(国)が切り替わる時の演出など、“ワイルド・スピ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.4

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途中までは、よくある彗星の地球衝突危機の話。

しかし、軌道を変える為に向かったロケットが引き返してくるところから様子は変わってくる。
彗星には約140兆ドル相当の資源があり、彗星を砕いて地球に降らせ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

イーベンから電話が来て、誘拐されていると分かるところから一気に緊張感ぎ高まり引き込まれる。

全てのシーンが緊急司令室の中だけで完結しているのに、現場の状況をはっきりと想像でき、またそれが斬新な面白み
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

自分が20年ぶりに同窓生に会ったらどうか、とつい考えてしまう作品。

縦軸の黒アナグマを追求する話は平凡だが、横軸のボブ・ストーンとカルヴィン・ジョイナーのやり取りはなかなか痛快。

自分を人生の主人
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

どことなくキム・ムヨルが武井壮に、キム・ソンギュがしずるの村上純に見える。

マ・ドンソクの強面は役に非常に合っている。

ヤクザと刑事が同じ目標に向かって動く様、その過程で友情にも似たような感じが垣
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ラブ・ハード(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

予めあらすじを読めば、結末まで全て想像出来てその通りに進んでいくような内容。
デートアプリがきっかけとなっている以外は、それぐらいベタで、良くも悪くも期待を裏切られないと言える。

外見だけが好みでも
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

認知症のアンソニーの視点で話が進行するので、認知症を体感している気持ちになる斬新な作品。
本当にこの感覚だとすると混乱するのは当然だし、もはやホラー映画のようでもある。

21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

チャドウィック・ボーズマン最後の主演作。
終盤は、痩せてるように見えるし声に元気がないようにも思える。

ストーリーは警察官の汚職に迫っていくものだが、描き方の問題なのかあまり引き込まれない。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

描きたかったのは、所構わず発砲する違法捜査でメキシコ麻薬カルテルの撲滅を図り、図らずもこれに加担することになったFBI捜査官の苦悩。これで良いのだろうか。

何となく漂う緊張感はあるが、終始すっきりし
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.4

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アレックス・グッドマンが本当の作者という、予想し得ない真実。

途中は、“オリエント急行殺人事件”のように、9人全員がグルなのかという雰囲気もあった。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

身分証明書がなく、タイトル通り、正にこの世に存在しないことになっている人間の話。
ありがちな感想だが、今の自分の環境に感謝の気持ちが生まれる。

苦境の中で幼いながらに自立しているゼインは、逞しく見え
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.2

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やはり見所は煉獄杏寿郎と猗窩座の戦い。

特に、逃げる猗窩座を竈門炭治郎が追いかけた後煉獄と話す、最後の一連のシーン。

強き者は弱き者を助ける責務がある、という母の言葉を胸に最期を迎える煉獄。自分が
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死霊館(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どこまで実話か分からないが、恐ろしい話。

こんな家では、とても生活できる環境にない。

自分は霊を信じていないが、実際にその背景がありこれだけ雰囲気のある家となると、やはりあり得る話なのかと思わされ
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

検死現場が舞台の映画は見たことがなく、その様子を見るのがまず新鮮だった。

それもあり、自然と引き込まれていった。

解剖のシーンはグロテスクでもあって、ホラーというジャンルとの相乗効果ぎあったと思う
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

時間がお金になった世界という設定が良い。

生き長らえる為に、貧困者は時間に追われて働き続けるという構図は結局現実世界と変わらず、時は金なりという言葉の普遍性を感じる。

ウィル・サラスとシルビア・ワ
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

アカペラの出来が良く、そのステージを見るだけでも価値がある。
更に題材が良い曲ばかりで、益々テンションが上がる。

ガールズアカペラ部内の、伝統を重んじて厳しく押さえ付けようとするオーブリーと、それに
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

初めはザックを避けていたタイラーが、次第に絆を見出していく。

ダウン症を度外視し、励まし、夢を応援するタイラーの姿に心を揺さぶられる。

その様は無私の友達と言うに相応しく、見ていて清々しい気持ちに
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

キム・ダミが、顔も声も何処となく浅田真央に似ている。

ジャユンが、実は自分を探させるために仕向けていたというのはちょっとしたどんでん返し。

アクションのキレは良い感じ。

最後の終わり方が、次作に
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロバート・マッコールとテリーの会話、その中でなりたい自分になれると伝えるマッコール。
なかなかワクワクする序盤だったが、その機体ほどの仕上がりではなかった。

緊張感のある“静”と惹きつけられるアクシ
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

政治的な話にあまりついていけなかった。

それもあってなのか分からないが、最後のイベント開催に至るのも唐突な印象を受けた。

見始めは、“フラガール”のような青春を感じられるのではないかという期待も抱
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EXIT(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ヨンナムが無職という設定が良く、個人的にはそれでつかみは良し。

パニック映画ならではの、皆の必死さや身近な人を想う気持ちも出ていて良い。

ヨンナムと店長の対比も、人間性の良し悪しが分かりやすく対照
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