囁きのwhisperさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

囁きのwhisper

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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.6

マイケルとローリー、共に”捕食者”となる展開がアツい。
マイケルの人間性に言及しつつ、その実は何も明かされない突き放した殺人鬼観が好き。

ハロウィン II(2009年製作の映画)

3.8

ホラー映画史の傑作として名高いオリジナル1作目の呪縛から解放されたことで、”悪魔の家族”の物語でロブ・ゾンビの本領発揮。モノクロソフトフォーカスの夢のシーンが美しい。

ハロウィン(2007年製作の映画)

3.6

下品な会話と豪快な暴力というロブ・ゾンビの作風が、オリジナルの面白さを失わずに上手く結びついている。リメイクの醍醐味。

ハロウィン III(1982年製作の映画)

3.8

ブギーマンが関係なさすぎる異色作だが、旧シリーズの中ではこれが一番好きまである。
あまりにもケレン味たっぷりの演出に笑っちゃうし、突き放すようなラストも見事。

ハロウィンII/ブギーマン(1981年製作の映画)

3.4

1作目の直後から始まるにも関わらず、2018年版のリブートで無かったことにされた不遇な続編。

全体的にテンポが悪く演出も単調。マイケルとローリーの超重大な関係性がさらっと明かされる重要作ではある。

ハロウィン(1978年製作の映画)

3.6

昔観た時はパッとしなかったけど、改めて観るとカーペンター流石だなと思う。
引きの絵で捉えた”遠くから立って見てるだけ”のカットがいい。

三眼ノ村 輪廻の章(2008年製作の映画)

3.8

1作目の前日譚にして、残酷描写マシマシでもはやこっちが本編な2作目。
目、針、塩を組み合わせた最悪の拷問シーンは暴力映画の1ページに刻まれる。

三眼ノ村 黒魔術の章(2005年製作の映画)

3.6

とてつもない残酷映画がある、と評判だったタイ産土着ホラーの1作目。
まだエンジンかかりきってない感はあったけど、口内熱湯注ぎみたいな想像できる嫌さの暴力が良い。

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

3.4

前半の雲を見下ろす山の風景がアート映画として抜群に美しい。
密林が舞台になる中盤以降は単調でウトウト。
立ちションからいきなり銃撃に入るような暴力の切れ味は良い。

ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?(2021年製作の映画)

3.3

見た目が全くの別人になってしまう、という思考実験的な題材がめっちゃ好みで観に行ったんだけど、ここを描けば面白くなる、というポイントがことごとく外して描かれていて困惑。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

予想を裏切りまくって展開する濱口節炸裂の会話劇で、フィルメックスの会場が大爆笑に包まれていた。
1本目終盤のギョッとするようなズームがインパクト大。

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.6

田園風景とテクノロジーが自然に融合した未来観が良い。

内容には関係ないんだけど、隣の客が騒音立てまくってポップコーン食った挙句、中盤のちょっと核心ついた台詞のシーンで「なるほどなぁ…」とか本質ぶって
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(2021年製作の映画)

3.5

徹底して牛と同じ目線に立つカメラ。
出産の喜び、環境への戸惑い、全てが管理され人間のために生きるしかない悲哀が伝わる。
一般的なネイチャードキュメンタリーとは一線を画すような作品。

G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ(2021年製作の映画)

3.5

やたら低評価だが、嫌いではない。
オリジンとしてどうなのって展開とか、やたら安定しないカメラワークとか色々ケチはつくけど、これはこれでアリ。予告が良すぎた感は否めないけど。

エンドロールがエンター・
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G.I.ジョー バック2リベンジ(2013年製作の映画)

3.7

前作以上に大胆なコブラの破壊工作が素晴らしい。
肉体派スキンヘッドの共演、高山忍者アクションもアツいよ。

G.I.ジョー(2009年製作の映画)

3.7

公開時に劇場で観て以来だったけど、今になってもちゃんと楽しい映画。
簡潔なストーリー、ハイテク装備で疾走感のあるアクション、これでいいい。

サウダーヂ デジタルリマスター版(2011年製作の映画)

3.4

ライムスター宇多丸が年間ベストに挙げていたのは知っていて、10周年のリバイバルで鑑賞。
正直そこまでよく分からないというか、一部長くてウトウトしちゃった部分もある。

長い時間をかけて変わりゆく日々を
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また一緒に寝ようね(2015年製作の映画)

3.4

タイトルだけは聞いたことあって、「ひらいて」を観てまだ未見だったことを思い出して即座に鑑賞。
あまりに予測不能な結末にビックリ。

彼女はひとり(2018年製作の映画)

3.5

黒沢清が誉めてたので鑑賞。
孤独と心霊が交錯する暗黒青春愛憎劇。

Shari(2021年製作の映画)

3.5

普段こういうお利口なドキュメンタリー系は興味ないんだけど、ポスターの銀世界に赤い怪物というビジュアルが妙に気になって鑑賞。

日本の最北、極寒の地の中に”熱”を感じさせる赤のコントラスト。

ひらいて(2021年製作の映画)

4.2

刺さりまくり〜
ミスミソウで山田杏奈を知り、そして本作の暗黒JK演技で完全に持ってかれた。さすがにえっちすぎる。

百合と思わせておいて百合じゃない、と思わせておいてやっぱり百合でしょうこれは!!!!

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.3

前半は、お互い気を遣いつつ牽制し合う、ある種日本人的なやりとりが良かったが、中盤以降妙に湿っぽくなってキツい。
怒りと連動する照明、精神攻撃トラップなどの空間と感情の結びつきはオリジナル要素として面白
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CUBE ZERO(2004年製作の映画)

2.5

いやいや、これはないでしょ。
明らか毛色の違う2作目を無かったことにするのはまあいいとしても、外の世界を示したことで1作目の寓話性も神秘性も完全に消え失せた。

CUBE2(2002年製作の映画)

4.2

これ、めっちゃ好きです。
物理攻撃だけでなく、時間経過や重力変動、さらにマルチバース要素まで組み込んだ多彩なトラップ。

前作とは完全に別物なので好き嫌いは分かれると思うけど、SF好きには勧められる。

CUBE(1997年製作の映画)

3.6

“発想の勝利”という言葉に尽きる。
連結した部屋とトラップという題材はもちろん、舞台のデザインがめちゃくちゃオシャレ。

女の子よ死体と踊れ(2015年製作の映画)

3.5

水ダウであのちゃん活躍した直後に見てみた(元々アイドルだったのは知ってたけど、あまりにも独特だったので)

全体的にはザ・アイドル映画なゆるい感じだけど、時々入ってくる死体ブラックユーモアがスパイスに
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ピノキオ√964(1991年製作の映画)

3.6

勢いスゲー、唖然とする。
「鉄男」しかり、こういうテイストの作品って国内外問わず一定の支持層はいるだろうし、もっとこの路線でいっぱい見てみたかったな。
今はもう引退しちゃったのかな?

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.8

すげー繊細。
画面の中でちゃんと生きてる人たちがいるのが今泉力哉作の好きなところ。

サンカヨウって初めて知ったけど、めっちゃ綺麗ね。

ベレジーナ(1999年製作の映画)

3.8

たった一言の電話で革命が巻き起こる豪快な脚本とラストの高揚感。これが遺作なのはカッコ良すぎる。
イリーナがエッチでした(小並)

キャンディマン(2021年製作の映画)

3.7

黒人芸術家の社会派アーティスティックホラー。
再開発で高級住宅街になった舞台や、前作の出来事が一部姿を変えて語り継がれてるのが、都市伝説モチーフのホラーとして機能してて良い。

キャンディマン(1992年製作の映画)

3.4

黒人低所得者層を描いた社会派スラッシャー。
これは現代にリブートされるのも納得できる。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

IMAXで観たからすげーってなった。
家で見たら分かんない。でもリンチ版よりだいぶ整理されて分かりやすくなってる。

パート2で大化けする可能性に期待。(スパイスの認知拡大で「メッセージ」的な時空超越
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.7

実現したらすごかったんだろうなと思うけど、実現しなかったからこそ伝説でいられてる訳だから、ある意味幸運かもね。
後の多くの作品にエッセンスが受け継がれてるのも含め。

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.0

まぁこれは失敗作と言われても仕方ない...
とにかく分かりにくくてテンポも悪く、見辛い。

登場する怪異たちは確かにリンチ感あった。
あと特殊効果は時代を感じる暖かみがある。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

リドスコ、元気だなぁ〜
こういうフェミニズム的なトレンドの価値観を、説教臭いだけじゃないちゃんと面白いエンタメに仕上げてくる。

尺少ないけど戦闘シーンの音響がすごく良かった。

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.0

すげー腹立ったわ。(老人いじめの胸糞悪さではなく、施しを求め続けるジジイの態度に)

エピローグの語りで、こういう老人にはならないようにしようと思った。