tnnさんの映画レビュー・感想・評価

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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

3.3

期せずしてヨーロッパ映画続き。
やっと見る機会を得た。
ドドドドドドドド初見&知識皆無。
Pフォーク出演を存じ上げずオープニングに一人で驚く。

天使を中年後期のコートを着た男性に設定したのが名作たる
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.0

評価高いなあ。
カウリスマキ♡ならたまらんのだろうな。

表情をほぼ変えずずっとスーツなアンリさん。
薔薇売りの彼女に遭遇したときの起立ぶりが微笑ましかったです。

ラストカットの意味がよくわからない
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またヴィンセントは襲われる(2023年製作の映画)

3.3

なぜどうしてソリューション系に話を振らないのがフランスっぽいと思ってしまった。

主人公のお金やお仕事、起こしてしまったあれやそれ問題もなんだか蚊帳の外?
こんなときでも、"愛の国"―フランス♡

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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.4

こっこれは……
嘘をつくのが下手くそすぎるし、嫁はあんなに怒り狂ったのに夜はうるさい中ぐーすかぴー寝ちゃうわ、電話で迎えを呼んじゃうわ、うさちゃんなんかほっといてよいし、なんだかんだエッチしてるし、い
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ティル・デス(2021年製作の映画)

3.3

旦那役はどこまで生身なんだろう。
寒空の中パンツ一丁で大熱演。アカデミー賞です、ある意味。そしてすごい嫉妬心。
不倫相手のほうが気の毒すぎた。

最近あまり見かけない、小悪党2人が微笑ましいな。

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ナショナル・シアター・ライブ「ベスト・オブ・エネミーズ」(2023年製作の映画)

3.5

内容はまったく舞台向きでないように思うのだけど、見事やってのける構成や舞台美術、演出に拍手。


シカゴ市長、abcテレビの社長など口は悪いが言ってることはある意味まとも。
2人が用いる難解でわかるよ
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フローズン・グラウンド(2013年製作の映画)

3.2

ジョン・キューザックといえばこういう役が何より似合うのです。
御本人も1周回って楽しんでいそう。知らんけども。

ニコラス・ケイジは怪演してナンボのイメージが最近つきまとっているけれどいたってまじめで
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無名(2023年製作の映画)

3.2

中国の映画って始まる前のプロダクションやら関係各社のロゴたちが個性的&多めでおもしろい。

トニー・レオンとワン・イーボーのファンが多いのか満席御礼!!ワンさん、スタイルおばけだな。クラシカルなスーツ
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.1

展開がコテコテすぎてなんかあるかなと思ったら何もないまま終わった。あまり楽しめず。

キンキーブーツのあのメイクって、ドラァグクイーンの代表的メイクなんだなあ。

ルーシー・リューのはすっぱお母さんは
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.4

上映終了前日にすべりこみ。
けっこうお客様がいらしてなんだか仲間意識。円陣組みたい(嘘)。

時の流れを切り刻んで入れ替える手法はもうこの頃からなんだなあ。
劇伴のクセも片鱗がある気がする(担当者は異
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

普段なら映画館でも配信でもCSでも見ないタイプの映画なんだけど、爽やかなGW前半戦の後味を良くしたくってauスマパ割引もあいまって見に行く。

ユ・テオさん、24歳はガタイが良すぎてやや無理があるけれ
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.1

わたしゃいったい何を見に来たんだっけ?と途中何度も思いながらも終盤でたたみにたたみかけくらーく終わる。

少年のあの絵の意味。

序盤のクリーチャーができていくさまに驚く。
ただの前衛アートだったのに
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.4

一点以外劇的なことは起こらないけれど、センチメンタルと旅情を随所に置いて手堅くまとめた感じ。

どうしても余命10年とかぶる部分が気になる…。

2人で並んで電車に乗ってるメインビジュアルは切ないな。
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傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

3.2

こてこて王道ストーリーを主演のふたりの妙技とそれっぽさ抜群の芸達者たちが脇をかためる鉄板の布陣。

チンピラファッション(セカンドバック含む)って万国共通なのがおもしろい。

妙に明るい夜の公園のベン
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.5

主演のネル・タイガー・フリーさん、正統派美人さんですが後半のすさまじい化けぶり&舞踏の如し身体表現におくちぽかん!!

衣装や服にメイク、街の様子、細部の小道具に至るまで70年代感を強く感じさせるよう
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貴公子(2023年製作の映画)

3.5

ウェット展開苦手族としてはたいへんたいへん大満足。
大金と鼻持ちならない金持ちをやっつけるためにドンパチドンパチ高級三つ揃えと自慢の靴で軽やかに爽やかに対応。
極度の痛がり、御髪乱れ嫌い設定もベタだけ
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.6

リーマンが日曜夜に見てはいけない作品だった…。

Kマーフィーの青い目と厚いまぶたと長いまつげとはらりと落ちる前髪が女泣かせ。キスして去るなんて。
胸がぎゅいぎゅいします(語彙力…)。

邦題をなんと
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.5

貝に愛しさがこみ上げるなんて。

靴下入れにたくさんいた仲間たちといっしょにわちゃわちゃしたい。ピーナッツくんとかビスケットくんもいたな。。。

60ミニッツを知ってる貝w

ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

3.2

市井にあるかもしれないと思わせる、夫婦と金と殺人がコーエン兄弟はお好き。

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.5

予告では父の呪縛要素が強めなのかしらと思ったけど、途中からは死や呪われている運命といったものにに自ら陥ってしまう、むしろ陥って解き放たれたい…といった思いが強くたちこめる展開。

デビット、マイク、ケ
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レイダース 失われたアーク《聖櫃》4DX(1981年製作の映画)

3.5

運命のダイヤルを見たあとだとなおさら感慨深い&みんな若い。
お顔がメルトするシーンは蝋細工だったよな確か。
VFXなんて名前がなかった頃?の貴重な貴重な資料の位置付けでもありそう。

ホビット族にジョ
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.2

昔昔この豚さんのビジュアルを、雑誌"SCREEN"で見た時の記憶がこびりついたまま30年が過ぎていたー。

4K修復版を楽しく見る。
ブラックなおとぎ話の王道。
ずっと自殺を計画し続けては未遂に終わる
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.4

オッペンハイマーはもっと学者肌のひとなのかと勝手に思っていたのだけど、プロジェクトリーダー的な役割比重が多かったのかと知る。
アメリカの、"やるときは徹底的に"理論も貫かれていて。

原子力委員会から
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.2

ものすごくいろんなことがステレオタイプで描かれていてなんかなあ…
そうなりますわよね…と思って見てたらそうなったし。

ピューさまがたいへんお得意な役柄なのはよくわかります。

劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版(1984年製作の映画)

3.4

集団乱闘と追跡劇を演出させたら宮崎駿はピカイチだなあと何度目だよというくらい痛感。

そしてテレビ放送のシーズン1と2(今だとそういう呼び方になる?)とで声優さんと役名に違いがあることに初めて気づきま
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.5

恥ずかしながら事件をすっかり忘れてしまっていた。さらにあの容疑者2人の女性の行く末を知らない…と思って見始める。

イタズラ動画の撮影という嘘のようなホントの設定で入念な準備を工作員や関係者が長期にわ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.6

ベンアフ&デイモン映画にハズレ無し!!
そしてデイモンのださいアメリカお洋服にハズレ無し!!

オープニングでも劇中でもばんばんインサートされる80年代カルチャーのカケラがうれしくってそれだけでテンシ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.3

前評判を耳に入れずに行けばよかった…(事前に勝手に高まりすぎた)。
隣席の方があれこれ起きるたびにリアクションがすばらしくてちょっと笑ってしまいました。


ストーリーは凝ってて面白いのだけどなんでし
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.5

ガイ・リッチー節が炸裂しないガイ・リッチー作品を見るのは初めてのように思う。

西側だけから見た美談モノ
と評されそうなところ、タリバン兵との容赦ない執拗で人海戦術なはらはらしっぱなしの追跡劇、通訳の
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記憶の夜(2017年製作の映画)

3.4

屋敷モノと思わせておいてそうくるかー!!なおもしろさと韓国作品の容赦ない残酷さに、うーーー。
ちょいとの強引さも気にならず。

兄弟揃って前半と後半で激変。
役者冥利に尽きるお話。

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.6

こういう作品にありがちなモノが一切なく、途中苦しくて辛くて絶望の淵を覗き見た気持ちになったけれど、見終わる頃にはほんのり爽快感。

雪崩にはほんとうにうちのめされた。
もうこれまでかと。

ラグビーで
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

3.4

映画館で集中しないと最後まで見ることは叶わんと思い、早起きして出かける。

何世代にも渡るストーリーは前から好きなんだけど、役者さんが親と子で一緒だったりするのと、途中知らない間に寝てしまったのか、こ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.3

どなたかも書いていらっしゃったけどてんこ盛りすぎて胸焼け気味。
ストーリーも画も音楽も台詞量も何もかもカルビ。

エンタメに徹しているすがすがしさは良いのだけど。
変な服、変な髪型、変なシャツに徹した
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我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

3.4

あらすじからコメディだと勝手に思ってたらハードなボイルドであった。

お葬式仕出し弁当が妙に美味しそうで台湾のお葬式に出たくなる。

ナンバー1指名手配犯はさすがのヤバさ。
日本のアレを思い出す。
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.3

ロアルド・ダールのクセツヨものにウェス・アンダーソンがどう絡むのか?と思ってたけど、ロアルド・ダール自体思いのほか単純だったこともあり、ウェス・アンダーソンワールドを直球で堪能。
場面転換がピタッとキ
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.3

強くて明るいマ・ドンソク。
シリーズを追うごとにコメディ色が増してるかしら。
GUCCI揶揄?もハラハラする。

リキ、一条親分のギラつきと丁々発止は良いけれど、
愛すべき部下たちはパート2のほうが好
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