ぷりんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ぷりん

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しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.2

セット空間の使い方が上手過ぎる。仕切りカーテンや扉の覗き穴、ベランダなどを利用した、複数の空間を繋げる演出術。
そして若尾文子の煙草をつける仕草。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.6

舞台は70年代末。ストーンウォールから10年後、アメリカにおけるエイズ流行前夜。よくも悪くも時代の空気感が充分でないのが残念。
それでも本物のダウン症の少年は素晴らしい説得力を映画にもたらしている。

続日本暴行暗黒史 暴虐魔(1967年製作の映画)

2.4

主人公の名前が丸木戸義雄だと判明する冒頭1分が映画のピーク。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

設定の出落ち感に反して、要所で画の力で見せようとする心意気には好感が持てる。伊勢谷友介の魔人加藤感もよい

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.2

ヴァルダにとって生活することと、映画を撮ることは限りなくイコールである。
彼女だから残せた美しい記憶。

アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

4.3

ひらめき、創造、共有。
靄の中に消えていったヴァルダはそれでも尚、私たちの指針であり続けてくれる。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

2.9

余りにも簡略化された図式には閉口。
それでもリチャードジュエルのリアルな身体と、キャシーベイツの演技で何とか観れる映画にはなっている。

ミス・バイオレンス(2013年製作の映画)

4.1

強烈なオープニング。
室内における扉が視覚的にも精神的にも遮断するものとして機能している。