はしもとさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

はしもと

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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

1.1

「別のエレメントだから分かり合えない」とかじゃなくて、単にウェイドがエンバーを大事にしていないという話だと思う。

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終わり方がよかった

GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

4.5

みんな知らないかもしれないが、団地の子どもは、団地にいくつものイメージを重ねるものだ。

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

2.6

哲学の瞬間というよりは、教室の時間を撮っていた。だから珍しく、原題よりも邦題の方がしっくりくる。原題はキャッチーさを重視したと監督が言っていたが、にしても『Young Socrates』とかでよかった>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どんなにプライベートな話をしていても、それが聞こえる場所に誰かがいる。だからラストショットを待つまでもなく、これは家族の話ではなくて街の話なのだ。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

リズムは音楽に内在するものではない。リズムは、聞かれるものと聞くもののあいだに、あるいはむしろ聞く者と聞く者のあいだにある。これは『THE COCKPIT』が教えてくれたことだった。

リズムは耳・音
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ミッキーのミニー救出大作戦(2013年製作の映画)

-

ディズニー・スタジオは本作で新しいことをしていない。むしろこれは『恐竜ガーティ』や『インク壺の外へ』への先祖返りである。

ミッキー自身もうまいこと1928年に帰っていて、『ギャロッピン・ガウチョ』の
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ミッキーの移動住宅(1938年製作の映画)

-

風呂でドナルドが着てたシャツが可愛い
全体的にドナルドが良い
車のアクションがちゃんと予想を裏切ってくれて面白った

ミッキーの夢物語(1936年製作の映画)

-

ウォルト・ディズニーの『Alice’s wonderland』から13年かかって1936年、ミッキーは「不思議の国」にやって来た。ヴァルター・ベンヤミンがミッキーを夢として語ったのは奇しくも同じ年であ>>続きを読む

ミッキーの大演奏会(1935年製作の映画)

-

傑作らしいが、色々変
幼い頃に感じていたディズニー特有の怖さを思い出した
やっぱり30年代のミッキーは奇妙だ

ジャズ・シンガー(1927年製作の映画)

3.5

年末は忙しく、やっと一日空いたのでM-1を見た。見終わったあと、今年最後の映画が『ブラック・フォン』なのは何か癪だと思ったので、短めの映画を見ることにした。

『コーダ』があり『MEMORIA』があり
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.5

ほとんど完璧なのでは。『怒りのデス・ロード』と似たような疲れ方をした。

耳の兄と眼の妹が肩を並べてテレビを見てたのが、後から考えるとめちゃくちゃ良い。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

写真オチなのがよくわからん
映像愛はジジイと一緒に食われたんか

裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

4.5

基本的にはpresentをめぐる話なのだろうけど、それを音から構成するとこうなるのかと思った。
頭が回るばかりで楽しいのかわからなくなる感じはセリーヌ・シアマっぽいが、思い返せばちゃんとめちゃくちゃ面
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グレムリン(1984年製作の映画)

4.2

グレムリンがプールに落ちたときの、ギズモの「あー!」という顔がお気に入り
そしてグレムリンの方もなんだかんだかわいい

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「助けに行く」って言って、助けに行けなくて、こんなに格好いいことがあるのか

長くて、長い感じがして、それでも面白かった

ポラン(2022年製作の映画)

4.5

むしろ『ポラン』は未完成で、『最終頁』こそが完成品だったのではないか。ドキュメンタリーにおいて作り手の怒りは、無理にでも抑えきるか、そうでなければ批評にまで整えなければならないのではないか。あの10分>>続きを読む

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

4.6

むしろ目が冴えていく
真剣に見ていいし真剣に聞いた方がいいけど、真剣に考えることはあんまりない

音愛だけでなく音響愛があるのがアツいですね

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.2

楽しい!
階段下のシーンが最高。

『カモンカモン』のジョニーがブリジットにマイクを向け、フランシスがジェシーに出会う。その瞬間を考えてしまう。

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

3.6

たぶんパソコンで見たらそんなに面白くないものを、映画館はここまで心地よくしてしまう。色と音の力だ。

ギャロッピン・ガウチョ(1928年製作の映画)

-

やたらストーリーがあるし、やたらキャラクターがある。
ギャロッピン・ガウチョがディズニーの代表作だったなら、ベンヤミンはミッキーを「集団的な夢」と言わなかっただろう、という気がする。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.4

会話dialogueの間にマイクがある。独り言monologueの前にマイクがある。過去を物語のなかで受け容れたり、未来を問答のなかで受け止めたりするとき、彼らはマイクとレコーダーを信じている。録音装>>続きを読む

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.6

これを「セリーヌ・シアマの映画」として見るのは違うと思う

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.3

知覚の地と図があり、むしろ地の方に存在者が満ちている。このように書くと不気味に響くが、それは「知覚」を「視覚」に限定して読んでしまうからである。これが「聴覚」においてはあまりにも自然なことであることを>>続きを読む

最終頁(2021年製作の映画)

-

ふだん無言ですれ違う我々が、語らずに共有している知識の数々。
ふだん一言しか挨拶しないじいさんが、見せずに進めている仕事の数々。
それらが最後になって明るみに出て、ああこんなことしてたんですね、ああそ
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.8

人にも場所にも見飽きないので楽しい
あの時計の音みたいな演出を物全部でやったらどうなるんだろう

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.3

こいつと仕事したくねー、とか録音整音やりやすそうすぎる、とか思いながら見てた。
日本のポスターがよくできていると思う。言語の時間性と空間性。

ミッキーのアイス・スケート(1935年製作の映画)

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1935年のミッキーはもうガキではなくヒーロー
『プレーン・クレイジー』的氷上演出は熱い

ミッキーのハワイ旅行(1937年製作の映画)

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これはもう既に浦安で知ってるディズニーの世界で、やっぱり『ミッキーの子沢山』とか『ミッキーのバースデー・パーティ』とは違う
1930年代のミッキーはどこで変貌したんだろうか